Windows入力エクスペリエンスとは?その目的・影響と正しい対処法を解説
「Windows Input Experience(Windows入力エクスペリエンス)」は、バックグラウンドで動作していることの多い、あまり知られていないWindowsサービスです。しかし、なぜこのサービスが存在するのか、そして問題が起きたときにはどう対処すればよいのでしょうか?
本来はバックグラウンドで静かに動作するはずのプロセスですが、ときどきCPUやメモリを大量に消費し始めることがあります。このようなCPU使用率の高騰は、パソコン全体の動作を遅くする原因になります。
謎めいたプロセス
Microsoft Windows 11をはじめとするあらゆるバージョンのWindows OSには、PCをスムーズに動かし続けるためにバックグラウンドで稼働する多数のシステムサービスが搭載されています。そのひとつが「Windows Input Service」です。
ところが他のサービスと違って、このWindows Input Serviceが具体的に何をしているのかはあまり明確ではありません。サービス一覧(services.msc)にも項目として表示されないのです。
一方で、タスクマネージャーを開けば常に実行されており、その下に複数のサブプロセスがぶら下がっているのが確認できます。CPUやメモリの使用量は本来ごくわずかなはずですが、エラーが発生すると使用率が大きく跳ね上がることがあります。
Windows Input Serviceの目的は?
名前から受けるイメージに反して、Windows Input Serviceはユーザー入力の管理に関わっている様子はありません。キーボードなどの入力方式や入力デバイスを扱うための専用サービスは、別途存在しています。
スクリーンキーボードやウィジェットと関連しているのではないかと推測する声もありますが、いずれについても確固たる証拠はありません。Windows Input Experienceのトラブルシューティングを試みるフォーラムの多くは、思いついた対策を片っ端から試してみる、という状況なのが実情です。
タスクマネージャーでこのプロセスの配下にあるタスクを展開すると、「Search」という名前のサービスがその下に表示されます。場合によっては逆に、Searchの下にWindows Input Serviceがぶら下がっていることもあります。
このことから、Windows Input Serviceは検索機能の動作に関連していると考えられます。CPU使用率の異常についてもこれで説明がつきます。検索機能は、ディスク内の検索処理が途中で止まったり、ドライブ上のアクセスできないセクターに遭遇したりした際に、こうした不具合を引き起こすことで知られているからです。
Windows Input Experienceにはどう対処すべき?
Windows Input Experienceはマルウェアではなく、Microsoft製の正規プロセスです。そのため、PCに害を及ぼすことは一切なく、重要な役割を担いながら、通常時にはほとんどリソースを消費しません。
結論としては、基本的にそのまま放置して問題ありません。ただし、CPU使用率やディスク使用率の異常上昇といった不具合が発生している場合は、タスクマネージャーから該当プロセスを終了させてからPCを再起動してみてください。あわせて「Search」プロセスを終了することでも、問題が解決するケースがあります。
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