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高速RAMに価値はあるのか?2400MHzと3000MHzのパフォーマンス徹底解説

RAM(メモリ)は日々高速化が進んでいますが、より速いRAMには本当に意味があるのでしょうか?3000MHzの製品を購入する価値はあるのか、それとも2400MHz程度で十分なのでしょうか?

本記事では、高周波数RAMがシステムにもたらす実際の効果と、購入する価値があるかどうかを詳しく解説します。読み終える頃には、高速RAMの役割と、購入すべきかどうかの判断基準が明確になっているはずです。

高速RAMに価値はあるのか?2400MHzと3000MHzのパフォーマンス徹底解説

RAMとRAM速度の基本

高速RAMに価値はあるのか?2400MHzと3000MHzのパフォーマンス徹底解説

RAM速度について語る前に、まずRAMが何のために使われているのかを見ていきましょう。

RAMは、ハードディスクからプログラムやゲームのデータを読み込み、それらを使用している間そのデータを保持する役割を担っています。これは、RAMが標準的なHDDやSSDよりもはるかに高速だからです。RAMが保持したデータは、その後CPUへと送られます。

この仕組みから考えると、周波数の高いRAMほどパフォーマンスが向上しそうですが、実際の結果はそう単純ではありません。問題は、RAMがどれだけ速くCPUにデータを送れたとしても、CPU側がそのすべてのデータを十分な速さで処理できるとは限らないという点です。

幸いにも、プロセッサーメーカーは自社のCPUに最適なメモリ速度を簡単に調べられるようにしています。各チップセットの仕様をオンラインで確認するだけでOKです。

例えば、Intelはi9-9900Kでサポートされる最速のRAMとしてDDR4 2666MHzを挙げており、AMDはRyzen 2600シリーズがDDR4 2933MHzまで対応すると公表しています。では、なぜRAMメーカーはさらに高速な製品を販売しているのでしょうか?それは、オーバークロックによってそれらの速度に到達できる可能性があるからです。

つまりどういうことかというと、オーバークロックに手を出さず工場出荷時の設定のまま使用するのであれば、Intel環境で2666MHz超、Ryzen環境で2933MHz超のRAMを選んでも何のメリットも得られないということです。

そのため、BIOSに触れないタイプの方は、上記のMHz制限内の製品を選ぶのが賢明です。仮に上位速度の製品が同じ価格で見つかった場合は選んでも問題ありませんが、実際にはその速度に到達できない点に注意してください。

オーバークロックで高速RAMの性能を引き出す

高速RAMに価値はあるのか?2400MHzと3000MHzのパフォーマンス徹底解説

一方で、オーバークロックやBIOSでの細かい設定変更が好きな方にとっては、高速RAMの購入に一定の意味が出てきます。BIOSでXMPを有効にすることで、より高いRAM速度に到達できる可能性がありますが、これには対応したマザーボードが必要である点に留意しましょう。

XMP有効化後に高速RAMを採用することで、一部のゲームではフレームレートの改善が期待できますが、ほとんど違いが見られないタイトルもあります。ゲームによって差は様々ですが、多くの場合、最低フレームレートの向上が確認できる傾向にあります。

Linus Tech Tipsの検証結果を見ても、劇的な差こそないものの、確かに違いは存在します。極端なケースでは、平均最低フレームレートが20〜30fps向上することもありますが、わずか5〜10fps程度にとどまるケースもあります。

動画編集などゲーム以外のタスクに関するベンチマーク結果はまだ多くありませんが、おそらく同様の傾向だと考えられます。つまり、高速RAMによる性能向上はあくまでごく僅かだということです。

高速RAMを買うべきか?

高速RAMに価値はあるのか?2400MHzと3000MHzのパフォーマンス徹底解説

ここまでの情報を踏まえても、「結局、高速RAMを買うべきなのか?」と迷っているかもしれません。結論から言えば、RAMのオーバークロックに挑戦する意思があり、発生しうる不具合のトラブルシューティングも厭わないのであれば、購入する価値は十分にあります。

ただし、それは価格差がごくわずかな場合に限られます。例えば、Amazonでは2x8GB構成の2666MHzキットと3000MHzキットがまったく同じ価格で販売されていることがあります。執筆時点ではどちらも70ドルでした。

しかし、価格差が大きすぎる場合にはおすすめできません。例えば、現在2x8GB構成の4266MHzキットは269ドルもします。この200ドル以上の追加費用は、CPUやGPUのアップグレード、あるいは単純に大容量RAMへの増設に充てたほうが、はるかにコストパフォーマンスが高いと言えます。

まとめ

まとめると、2666MHz以上のRAMをすでに使っているのであれば、高速RAMに追加投資するよりも、先により高性能なCPUやGPUといった主要パーツに予算を割り当てたほうが合理的だということです。

本記事が、高速RAMに関する皆さんの疑問を解消する助けとなれば幸いです。それでも判断に迷う場合は、お気軽にご相談ください。喜んでアドバイスいたします。


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