2024年版|Chromeのプライバシー保護に役立つおすすめ拡張機能ベスト10
Google Chromeには「セーフブラウジング」というプライバシー保護機能が標準搭載されていますが、それだけでは十分とは言えません。インターネット上には、プライバシーを侵害するトラッカーや偽装URL、悪意のあるサイトが蔓延しており、常に追加の対策を行う必要があります。
WindowsやMacでGoogle Chromeをメインブラウザとして使っている方は、Chromeウェブストアで入手できる以下の10個の拡張機能を活用して、オンラインのプライバシー保護を強化しましょう。
なお、ここで紹介するChromeのプライバシー拡張機能は、Mozilla FirefoxやMicrosoft Edge、Opera、BraveなどChromium系ブラウザでも利用可能です。
1. Privacy Badger
Privacy Badgerは、EFF(電子フロンティア財団)が提供するChrome拡張機能で、目に見えないトラッキングスクリプトやCookieの阻止を目的としています。ウェブサイトにGlobal Privacy Control(GPC)やDo Not Trackシグナルを送信し、応答しないトラッカーをブロックします。さらに、リンクプリフェッチ(ユーザーが訪問しそうなページを事前に読み込む仕組み)の無効化、訪問先URLのGoogleによる監視の防止、SNSウィジェットのクリック式プレースホルダーへの置き換えなども行ってくれます。
Privacy BadgerはChromeのアドレスバーの隣に常駐し、読み込んだ各ページでブロックしたトラッカーの数をリアルタイムで確認できます。Privacy Badgerアイコンを選択すると詳細情報が表示され、オプションアイコンから設定を管理できます。たとえば、信頼できるサイトのホワイトリスト登録、トラッキングドメインの許可・拒否、設定内容のJSONファイルへのエクスポートなどが可能です。
Privacy Badgerは厳密には広告ブロッカーではありませんが、トラッカーをブロックする効果として広告の表示も大幅に減少します。もし拡張機能の影響でサイトが正常に動作しなくなった場合は、例外リストに追加するか、ブロックされたトラッカーを手動で再度有効化してください。
2. ClearURLs
ClearURLsは、ウェブアドレスからトラッキング要素を直接除去するシンプルな拡張機能です。インストールするだけでバックグラウンドで自動的に動作し、URLベースのトラッカーによるオンライン活動の追跡を防ぎます。また、右クリックメニューからトラッカーを除去済みのURLをコピーできるコンテキストメニューも追加されます。
ClearURLsのカスタマイズ項目は限られていますが、ClearURLs拡張機能メニューを開いて設定アイコンを選択すれば、リファラマーキングトラッカーの許可、ハイパーリンク監査(クリックされたページをサイト側が把握できるようにするトラッキング手法)の無効化、ETagフィルタリングなどの設定が可能です。
3. PixelBlock
PixelBlockは、Google ChromeでGmailを使っている方には欠かせない拡張機能です。ご存じない方もいるかもしれませんが、メールにはトラッキングピクセルが埋め込まれていることがあり、受信者がメールを開封・閲覧した瞬間に送信者へ通知されてしまいます(メッセージアプリの既読機能に似ています)。
PixelBlockはこうしたトラッキングピクセルをブロックするだけでなく、トラッキングピクセルが含まれるメールの件名の下に目玉型のアイコンを表示して教えてくれます。
4. DuckDuckGo Privacy Essentials
DuckDuckGo Privacy Essentialsは、デフォルトの検索エンジンをGoogleから、プライバシー重視で知られるDuckDuckGoに変更します。また、各ウェブサイトが使用するトラッカーの数や全体的なプライバシー慣行に基づいて、A(最も安全)からFまでの評価を付けてくれます。さらに、トラッカーをブロックしてプライバシーを強化する「Site Privacy Protection」モジュールも備えています。
ただし注意点があります。この拡張機能は検索エンジンを自動的にDuckDuckGoへ変更する仕組みになっており、これを避けることはできません。業務などでGoogleの検索精度に依存している場合には不向きかもしれません。そうした制約を受け入れられるのであれば、プライバシーを重視するChromeユーザーにとって非常に有用な拡張機能と言えるでしょう。
5. HTTPS Everywhere
HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)は、ウェブサイトとブラウザ間で情報を暗号化してやり取りする安全なプロトコルです。Chromeではアドレスバーの鍵アイコンで示されます。ほとんどのサイトがHTTPSに対応していますが、未対応のサイトにもまだ遭遇することがあります。
EFFが提供するもう一つの拡張機能であるHTTPS Everywhereは、暗号化されていないサイトのコンテンツを強制的にHTTPS経由で読み込ませます。万全な解決策ではありませんが、インターネットの隅々を巡る際のプライバシーとセキュリティを大幅に向上させてくれます。
6. Super Agent
訪問するすべてのサイトでCookieの設定をするのが面倒だと感じている方には、Super Agentがおすすめです。この拡張機能は、一度指定したCookieの設定を記憶し、以降は自動的に適用してくれるため、長期的に見て大きな時間の節約になります。
Cookieの設定を管理するには、Super Agent拡張機能メニューを開き、Settings>Cookie preferencesを選択します。そこで、広告Cookie、機能Cookie、パフォーマンスCookieなどの種類ごとに許可または拒否を設定できます。
7. Unshorten.link
短縮URLがどこへ飛ばされるのか事前に分からない以上、Unshorten.linkはChromeに入れておきたい拡張機能です。短縮URLを自動的に別ページで読み込み、安全性の評価とともにアクセスするかどうかを選択できます。
代替候補としてはUnshorten.It!も挙げられます。こちらは右クリックメニューから短縮リンクをスキャンし、悪意のある意図がないか確認できます。
8. Click&Clean
Chromeの設定画面を掘り起こして閲覧履歴、キャッシュ、Cookieを削除するのが億劫なら、Click&Cleanは必須の拡張機能です。インストールするだけで、プライバシーデータをすばやく削除したり、ブラウザを安全に終了したりできます。
さらに、シークレットモードのウィンドウへの素早いアクセス、内蔵プライバシースキャナー、パスワードジェネレーターなど、プライバシーとセキュリティを高める便利なオプションにもすぐにアクセスできます。
9. Panic Button
Panic Buttonは、背後からの覗き見など、オフラインでの突発的なプライバシー侵害に対処するのに最適な拡張機能です。インストールしてChromeのアドレスバーの横にピン留めしておけば、Panic Buttonアイコンを選択するだけで、開いているすべてのタブを即座に閉じられます。危機が去ったら、再度アイコンを選択してタブを復元することも可能です。
さらに、より素早く画面を隠せるショートカットを作成したり、閉じたタブの代わりに表示される「安全なページ」を指定したりすることもできます。Panic Buttonのオプションにアクセスするには、Panic Buttonアイコンを右クリック(MacではControlキーを押しながらクリック)し、オプションを選択します。
10. Avast Online Security & Privacy
Avast Online Security & Privacyは、オールインワンタイプの拡張機能です。トラッカー、広告ネットワーク、SNSウィジェットをブロックすることでプライバシーを守ります。
特に優れているのは、検索エンジンの結果をリアルタイムでスキャンする機能です。これにより、アクセスしようとしているのが信頼できるサイトなのか、あるいは別のドメインになりすましたフィッシングサイトなのかを確認できます。
保護はさらに強化できる
上記の拡張機能がすべてではありません。uBlock Originのような専用広告ブロッカーを使えばさらに多くのトラッカーをブロックできますし、LastPass、Dashlane、1Passwordといったパスワードマネージャーの導入でセキュリティを高めることもできます。加えて、VPN(仮想プライベートネットワーク)を設定すれば、プライバシー保護を一段階強化できます。あわせて、Chrome向けのおすすめセキュリティ拡張機能まとめ記事もぜひチェックしてみてください。
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