Apple、「iCloudパスワード」Chrome拡張機能をリリース――Windows PCでもiCloudキーチェーンが使える
Appleデバイスのユーザーなら、iCloudキーチェーンはおなじみの機能でしょう。クラウド上にすべてのパスワードを安全に保存し、iPhoneやiPad、MacなどのApple製デバイス間で自動的に同期してくれる便利な仕組みです。ただし、これまでWindowsデバイスとの同期だけが対応外でした。そんな中、AppleがGoogle Chrome向けに「iCloudパスワード」拡張機能をリリースし、この課題がついに解消されました。
この拡張機能をインストールすれば、Google Chrome上でそのままiCloudキーチェーンを利用できます。AppleデバイスとWindows PCの間でパスワードをシームレスに同期できるため、別途サードパーティ製のパスワード管理ツールを導入する必要がなくなります。
ChromeでiCloudパスワード拡張機能を使う手順
導入方法はとても簡単です。以下の手順に従って設定しましょう。
- iCloud for Windowsをインストールし、自分のiCloudアカウントにサインインします。拡張機能の利用にはバージョン12以降が必要です。執筆時点では、Microsoft Storeで配信されているバージョンは11.6のため、最新版の公開を待つか、Apple公式サイトから入手してください。
- デスクトップPCでGoogle Chromeを起動します。
- Chromeウェブストアから、Appleが提供する「iCloudパスワード」拡張機能をインストールします。
- 拡張機能からiCloudアカウントにサインインすれば、設定は完了です。
設定後は、ブラウジング中にiCloudキーチェーンに未登録のサイトへログイン情報を入力すると、拡張機能が自動的にパスワードの保存を提案してくれます。これにより、ChromeブラウザとAppleデバイスの間ですべてのパスワードを双方向に同期できるようになります。
従来のサードパーティ製パスワードマネージャーの多くは、モバイルとデスクトップ間の同期に月額料金や年間料金を必要とします。その点、この拡張機能は無料で利用でき、Appleエコシステムとの親和性も高いため、Appleユーザーにとって非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。
なお、利用にはWindows 10以降のPCと、二要素認証が有効化されたApple IDが必要となります。セキュリティ面でもiCloudキーチェーンの強力な暗号化がそのまま適用されるため、安心して使えます。
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