「Hey Siri、警察だ」— iPhoneで警察とのやり取りを自動記録する方法
Black Lives Matterを支援する世界的な抗議活動や、警察の暴力行為への抗議は、一部の警察官がいかに過剰な力を行使するかを浮き彫りにしました。カメラが向けられているにもかかわらず、自制できない警察官がいるのが厳しい現実です。
こうした状況を考えると、警察との接触時には録画を残しておくことが自身の身を守る鍵になるかもしれません。しかし、実際にその場に直面したとき、冷静にスマートフォンを取り出し、家族や友人に居場所を伝え、録画を開始する余裕などないでしょう。
そこで頼れるのがテクノロジーです。Appleが提供する「ショートカット」アプリを使えば、独自のSiriコマンドを事前に設定できます。シンプルで覚えやすい一言を合図に、位置情報の送信からビデオ録画、クラウドへのアップロードまで、一連のアクションを自動で実行可能です。
この記事ではその設定方法を詳しく解説します。万が一の事態に備えておきましょう。
始める前の準備
まず必要なのは、Appleの「ショートカット」アプリをインストールすることです。次に、ギャラリーから任意のショートカットを1つインストールし、一度実行してください。Appleの仕様上、この手順を踏まないとギャラリー以外のショートカットが実行できず、以降の操作に支障が出るためです。
関連記事:iPhoneとMacでSiriのジェンダーニュートラルな音声を有効にする方法
ショートカットを一度でも実行したら、「設定 > ショートカット > 信頼されていないショートカットを許可」と進み、トグルをオンにします。これで、今回紹介するショートカットがインストールできるようになります。
最後にひとつ注意点です。サードパーティ製のショートカットをインストールする場合は、実行前に必ずすべてのステップ内容を確認し、意図しない動作がiPhone上で行われないかチェックしておきましょう。
Siriショートカットをインストールしよう
ここでは3つのショートカットを紹介しますが、インストール手順はすべて共通です。1つを例に手順を説明し、それぞれがSiri経由で実行されたときの具体的な挙動も解説します。
サードパーティ製ショートカットのインストール方法:
「信頼されていないショートカット」をすでに有効化しているので、作業はとても簡単です。
- この記事をiPhoneで開きます。パソコンからはショートカットをインストールできないため、このステップは重要です(現時点では)
- 「It's The Police」ショートカットのリンクをタップし、「ショートカットを取得」を選択します
- スマートフォンで「ショートカット」アプリが開き、このショートカットが実行する内容の一覧が表示されます
- 下にスクロールして、「信頼されていないショートカットを追加」をタップします
- 追加すると、録画の送信先となる連絡先の指定を求められます
- 「マイショートカット」セクションでショートカットを開き、SMSへのアクセス、カメラへのアクセス、写真アプリへのアクセス、iCloud/Dropboxへのアクセスを許可してください
- このショートカットが行うのは以下の一連の動作です:天気アプリから現在地を取得し、選択した連絡先へ位置情報と「警察に職務質問されています。後ほど録画を送ります」というメッセージをテキスト送信、背面カメラで録画を開始し、動画を保存、iCloudまたはDropboxにアップロードしたうえで、選択した連絡先に動画を送信します
- あとは警察に止められた際に、サイドボタンまたはホームボタンを長押ししてSiriを起動し、「Siri、警察だ(It's the police)」と言うだけ。ショートカットが自動で一連の処理を実行してくれます
- iOSの仕様上、MMSとしての動画送信、およびiCloudやDropboxへのアップロードについては、手動での確認・承認が必要になります
少し違うタイプのSiriショートカットなら、以下の2つもおすすめ:
- 映像作家imPatrickT氏の「It's the cops」は、次のような動作をします:現在地を取得し、選択した連絡先に「警察ともめています。Appleマップでの現在地はこちら」と位置情報を送信。背面カメラで動画を撮影・保存した後、iCloudまたはDropboxへのアップロードを選択できます
- Matthew Cassinelli氏による別バージョンもあり、こちらはホーム画面に追加して使うのがおすすめです。手順は以下の通り:ショートカットを開き、右上の(...)をタップ → 「ホーム画面に追加」をタップ → タイトルやアイコンをカスタマイズ → 「追加」をタップ
これで、警察に停止を求められて不安を感じたときでも、自分の権利を守るための簡単かつ迅速な手段を手に入れられます。どうぞご安全に。実際の動作を見てみたい方や、さらに便利な情報を知りたい方は、Brandon Lee氏の動画もぜひチェックしてみてください。
いかがでしたか?これらのSiriショートカットを使ってみようと思いますか?コメント欄でお知らせいただくか、TwitterやFacebookで議論を広げましょう。
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