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BATファイルの作り方|メモ帳だけでできる3つの簡単ステップ

パソコンを起動するたびに同じプログラムを開いていませんか?コマンドプロンプトを立ち上げて、毎回同じコマンドを打ち込んでいませんか?BATファイルの作り方を覚えれば、こうした繰り返しの操作を自動化でき、貴重な時間を大幅に節約できます。

BATファイルとは、.batという拡張子を持つ特殊なテキストファイル形式で、指定した順序に従って一連のコマンドプロンプトのコマンドを自動実行します。コマンドプロンプト上で行えるあらゆる操作を、BATファイルひとつで自動化できるのです。

BATファイルの作り方|メモ帳だけでできる3つの簡単ステップ

BATファイルでできること

  • システム設定の変更
  • Webサイトの自動起動
  • 複数アプリケーションの定時起動
  • システムバックアップの自動化

本ガイドでは、Windows 10で初めてのバッチファイルを作成・実行する方法を解説します。さらに、BATファイルを使った高度な自動化テクニックや、タスクスケジューラを活用した定期実行の設定方法まで、わかりやすくご紹介します。

BATファイルを3つのステップで作成する

Windows 10でのBATファイル作成はとても簡単です。必要なツールは標準搭載のメモ帳だけ。BATコマンドを正しい書式で記述したテキストファイルを作成し、.bat拡張子を付けて保存し、実行するだけです。

ただし、作業の過程で押さえておくべき重要なポイントがいくつかあります。ここでは、Chromeでお気に入りのニュースサイトを自動起動し、Windows 10のキャッシュを削除してシステムパフォーマンスを向上させ、さらにWebから最新の天気予報を取得する――そんな実用的なBATファイルの作成方法を、順を追って学んでいきましょう。

ステップ1:シンプルなスタートアップ用バッチファイルを作成する

まず、スタートメニューを開き、「Notepad(メモ帳)」と入力して、メモ帳アプリを起動します。メモ帳に以下のスクリプトを入力してください。コピー&ペーストでも問題ありません。

start https://news.google.com
DEL /F /S /Q %TEMP%
finger nashville@graph.no
pause

ファイルは、PC上の見つけやすい場所に保存しましょう。多くのユーザーはC:\tempなど、Cドライブ直下のシンプルなフォルダにBATファイルを置いています。

保存時の重要ポイントは、「ファイルの種類」のドロップダウンを「すべてのファイル」に変更すること。そして、ファイル名の末尾に必ず「.bat」を付けてください。

BATファイルの作り方|メモ帳だけでできる3つの簡単ステップ

これで、テキスト形式のファイルがバッチファイルとして正しく保存されます。

続いて、エクスプローラーでそのフォルダを開き、作成したBATファイルをダブルクリックしてみましょう。以下のアクションが順番に実行されるのが確認できます。

  1. Google Newsのページが、システムのデフォルトブラウザで開く
  2. Windowsの一時フォルダ内の全ファイルが削除される
  3. コマンドプロンプトに今後24時間の天気予報が表示される
BATファイルの作り方|メモ帳だけでできる3つの簡単ステップ

おめでとうございます!3つの便利なタスクを連続して自動化する、あなた初めてのBATファイルが完成しました。

ただし、まだ作業は終わりません。これらのコマンドの一部は、自分の環境に合わせて調整が必要です。次は、各コマンドの仕組みとカスタマイズ方法を見ていきましょう。

ステップ2:BATファイルをカスタマイズする

複数のコマンドを組み合わせたBATファイルの作成方法がわかったところで、今度はそれぞれのコマンドを自分のニーズに合わせてカスタマイズしましょう。

以下に、各コマンドの詳しい説明とカスタマイズのヒントを紹介します。

startコマンド

startコマンドは、指定した任意のアプリケーションを起動します。URLを指定した場合は、デフォルトブラウザでそのWebページが開かれます。たとえば次のコマンドは、デフォルトブラウザでGoogle Newsを起動します。

start https://news.google.com

URL部分を書き換えれば、好きなWebページを自由に指定できます。

DELコマンド

DELコマンドは、指定したディレクトリ内の1つ以上のファイルを削除するシンプルなコマンドです。動作を細かく制御するためのパラメータが複数用意されています。

DEL /F /S /Q %TEMP%

主なパラメータの意味は以下の通りです。

  • /F – 読み取り専用ファイルも削除対象に含める
  • /S – 現在のディレクトリに加え、サブディレクトリ内のファイルも削除する
  • /Q – 削除確認を求めない「クワイエット」モードを有効にする

この例では、%TEMP%でディレクトリを指定しています。これはWindowsの一時ファイルフォルダを指すシステム環境変数です。

もちろん、別のディレクトリを指定することも可能ですし、DELコマンドを複数行並べて、複数のフォルダをまとめて掃除することもできます。

fingerコマンド

fingerコマンドは、PCのインターネット接続を利用して、fingerサービスが稼働しているリモートコンピュータにアクセスします。

fingerサービスは現在あまり一般的ではありませんが、graph.noでは特別なサービスが提供されており、シンプルな「finger」コマンドひとつで24時間分の天気予報を照会できます。

finger nashville@graph.no

使い方は簡単で、アドレスの@graph.no部分の前に、最寄りの都市名を入力するだけです。

コマンドを実行すると、今後24時間の気温と日照状況を示すグラフが返されます。

pauseコマンド

pauseコマンドは、BATファイルの実行を一時停止し、各コマンドが出力した情報を画面で確認できるようにします。特にfingerコマンドの後には、天気予報のグラフをじっくり見られるので便利です。

出力結果を確認する必要がないコマンド構成の場合は、スクリプト末尾のpauseコマンドを削除しても構いません。

さらに、スクリプトからの出力を一切表示したくない場合は、BATファイルの先頭行に@ECHO OFFを追加すれば、コマンドの出力は完全に非表示になります。

ステップ3:バッチジョブをスケジュールする

BATファイルを作成しても、実行したいタイミングで毎回手動でダブルクリックするのでは、自動化のメリットが半減してしまいます。

そこで活用したいのが、バッチジョブを毎日自動実行する設定です。BATファイルをWindowsのスケジュールタスクとして登録すれば、決まった時刻に自動的に処理が走ります。

設定手順は以下の通りです。スタートメニューを開き、「Scheduler」と入力して、Task Scheduler(タスクスケジューラ)を選択します。

BATファイルの作り方|メモ帳だけでできる3つの簡単ステップ

タスクスケジューラが起動したら、左側のペインから「Task Scheduler Library(タスクスケジューラ ライブラリ)」を選択します。ここには、システムに登録済みのすべてのスケジュールタスクが表示されます。

それでは、新しいBATファイルを起動するスケジュールタスクを追加しましょう。

  1. 右側の「操作」パネルから「タスクの作成」を選択します。
BATファイルの作り方|メモ帳だけでできる3つの簡単ステップ
  1. タスクの作成ウィンドウの「全般」タブで、「名前」フィールドにタスク名を入力します。その他の設定はデフォルトのままでOKです。
BATファイルの作り方|メモ帳だけでできる3つの簡単ステップ
  1. 「トリガー」タブを選択し、「新規」ボタンをクリックします。「新しいトリガー」ウィンドウで「毎日」を選択し、他はデフォルト設定のままにします。「OK」をクリックし、タスクの作成ウィンドウでも「OK」を押して確定します。
BATファイルの作り方|メモ帳だけでできる3つの簡単ステップ
  1. 操作」タブを選択し、「新規」をクリックします。「新しい操作」ウィンドウで「参照」を押し、保存したBATファイルの場所を指定します。「OK」で完了し、タスクの作成ウィンドウでも「OK」をクリックします。
BATファイルの作り方|メモ帳だけでできる3つの簡単ステップ
  1. これで、タスクスケジューラライブラリに、あなたのBATファイルが登録されているはずです。
BATファイルの作り方|メモ帳だけでできる3つの簡単ステップ

これで完了です。登録したBATファイルは、毎日同じ時刻に自動的に実行されるようになりました。

BATファイルをもっと活用しよう

BATファイルの作成とスケジュール設定の基本をマスターしたら、次は他にも使えるBATファイルコマンドを学んで、ファイルをどんどん拡張していきましょう。

CMDコマンドの種類は非常に豊富で、BATファイルに組み込めば、PC上のさまざまな作業を自動化できます。まずは色々と実験してみて、あなただけの便利なバッチファイルを作り上げてみてください。

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