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Photoshopで画像をベクトル化する方法|ラスター画像をSVGに変換する8つの手順

Adobe Photoshopはベクター画像編集ソフトではありません。本来その役割を担うのはAdobe Illustratorです。しかし、Creative Cloudの基本プランを利用している方や、Photoshop単体のサブスクリプションしか契約していない方も多いでしょう。

実はPhotoshopにも、ベクター図形やパスをゼロから描画できるツールがいくつか用意されています。複数のパスを選択して、ライブシェイプのプロパティ機能で外観を変更することも可能です。ただし、Photoshopで既存の画像をベクトル化するには、もう少し手順とコツが必要です。

Photoshopで画像をベクトル化する方法|ラスター画像をSVGに変換する8つの手順

ラスター画像をベクター画像に変換する方法

ベクター画像は、解像度に依存せず任意のサイズに拡大・縮小できる点が最大の特徴です。一方、写真などのラスター画像は、解像度を変更するとピクセルが粗くなってしまいます。ベクター画像は「パス」と呼ばれる、数式で定義された線で構成されており、どんなサイズでも鮮明さを保てます。

Photoshopで画像をベクトル化する方法|ラスター画像をSVGに変換する8つの手順

ピクセルベースのラスター画像をベクター画像へ変換する基本の流れは、次の3ステップです。

  1. ピクセルを選択する
  2. 選択範囲をパスに変換する
  3. 色を付けてベクター画像として保存する

作業では、いつものようにPhotoshopのレイヤーを活用しながら、ラスター画像からパスを抽出していきます。以下は、元のラスター肖像画と、ベクトル化後の完成画像の比較例です。

Photoshopで画像をベクトル化する方法|ラスター画像をSVGに変換する8つの手順

このチュートリアルのスクリーンショットはAdobe Photoshop CC(21.2.0)のものですが、最近のバージョンのPhotoshopであれば、ほぼ同じ手順で再現できます。

1. ラスター画像をPhotoshopで開く

ラスター画像をPhotoshopにドラッグ&ドロップするか、ファイル > 開くから読み込みます。この例ではシンプルなポートレート写真を使用しています。ベクトル化したい対象の背景が込み入っている場合は、先にPhotoshopで背景を削除しておくと作業がスムーズになります。

2. 画像の周囲を選択する

Photoshopで選択範囲を作る方法は複数あり、画像の性質に応じて使い分けます。直線的なエッジを持つ画像なら長方形選択ツール、色をもとに選びたい場合は自動選択ツールクイック選択ツールが便利です。

人物写真の場合は被写体を選択コマンドがおすすめです。これはAIアルゴリズムで写真内の人物を自動検出するコンテンツ認識型ツールで、選択ツールを選ぶとオプションバーにボタンが表示されます。選択メニューからもアクセス可能です。

Photoshopで画像をベクトル化する方法|ラスター画像をSVGに変換する8つの手順

選択 > 選択とマスク > 被写体を選択と進むと、写真の中で最も目立つ被写体をスマートに選択してくれます。

必要に応じてグローバル調整のスライダーで選択範囲のエッジを微調整し、結果を新しいレイヤーに出力しましょう。

Photoshopで画像をベクトル化する方法|ラスター画像をSVGに変換する8つの手順

さらに複雑な対象にはオブジェクト選択ツールが強力です。「被写体を選択」と同等の精度を持ちながら、より細かいコントロールで選択範囲を調整できます。写真に複数の物体や人物が写り込んでいる場合にぜひ活用してください。

3. 閾値(スレッショルド)効果を作成する

閾値調整レイヤーは、現在のレイヤーを白黒の2階調画像に変換します。後の工程でカラー画像にすっきりとした単色の見た目を与えるための下準備となる重要なステップです。

レイヤーパネルで新規塗りつぶしまたは調整レイヤーを作成アイコンを選択し、新しい閾値レイヤーを追加します。スライダーを動かして好みの見た目になるまで調整します。この例では値を51に設定しています。

Photoshopで画像をベクトル化する方法|ラスター画像をSVGに変換する8つの手順

4. カラー範囲指定でトーン領域を選択する

選択メニューのカラー範囲指定は、自動選択ツールに似た機能ですが、スポイトでクリックした部分と同じ色、または近似色のピクセルをまとめて選択できる点でより柔軟です。画像の異なる領域に繰り返し使用することで、幅広い色域を選択できます。

このチュートリアルでは、カラー範囲指定を使って画像内の白と黒のトーン領域をすべて選択します。

選択 > カラー範囲指定を選択します。

スポイトツールを使って、画像内のさまざまなトーン領域を順にクリックします。ドロップダウンでグレースケールプレビューを選ぶと、選択されている範囲をひと目で確認できて便利です。

OKをクリックしてダイアログを閉じると、閾値レイヤーの状態でポートレートが選択された状態に戻ります。

Photoshopで画像をベクトル化する方法|ラスター画像をSVGに変換する8つの手順

5. 選択範囲をパスに変換する

Photoshopにおけるパスとは、両端にアンカーポイントを持つ線のことです。言い換えれば、それはベクターの線画です。パスは直線にも曲線にもなり得ます。すべてのベクターデータと同様、ディテールを損なうことなく伸縮・変形が可能です。Photoshopは選択範囲をパスへ、パスを選択範囲へと相互変換できます。

長方形選択ツールなど任意の選択ツールを選んだ状態で、画像上を右クリックし、コンテキストメニューから作業用パスを作成を選択します。

Photoshopで画像をベクトル化する方法|ラスター画像をSVGに変換する8つの手順

同時に、表示される小さなダイアログで許容値も設定します。

6. パスの許容値を設定する

パスを滑らかにするために、ポップアップするダイアログボックスで許容値を設定します。ポートレート周辺の不規則な輪郭には「1.0」程度が理想的です。

Photoshopで画像をベクトル化する方法|ラスター画像をSVGに変換する8つの手順

許容値は、パスが画像の輪郭にどれだけ密着するかを決める数値です。値が低いほど選択範囲はパスに忠実に追従し、値が高いほどアンカーポイントの数が減ってパスが滑らかになります。経験則として、対象がシンプルであるほど許容値は高めに設定します。

ただし、画像の複雑さによって最適値は変わるため、何度か試しながら調整するのがおすすめです。

7. 新規ベタ塗り(単色)レイヤーを作成する

画面のどこもクリックせずに、レイヤーパネルへ移動し新規塗りつぶしまたは調整レイヤーを作成を選択します。

次に、メニューからベタ塗りを選びます。色はどれを選んでも構いません。

Photoshopで画像をベクトル化する方法|ラスター画像をSVGに変換する8つの手順

このステップにより、閾値レイヤーの上にベクターシェイプレイヤーが作成されます。

Photoshopで画像をベクトル化する方法|ラスター画像をSVGに変換する8つの手順

このベタ塗りレイヤーは、好きな色に自由にカスタマイズできます。次のステップで、このレイヤーをSVG画像として書き出します。

8. ベクター画像をSVGファイルとして保存する

レイヤーを右クリックして書き出し(Export As)を選択します。ファイル > 書き出しからも同様に保存できます。

Photoshopで画像をベクトル化する方法|ラスター画像をSVGに変換する8つの手順

書き出しダイアログのファイル設定で形式をSVGに選択し、書き出しをクリックします。

Photoshopで画像をベクトル化する方法|ラスター画像をSVGに変換する8つの手順

これで、作成したベクターファイルをAdobe Illustratorやその他のベクター画像編集ソフトで開けるようになりました。

また、PhotoshopからIllustratorへベクターパスを直接書き出すことも可能です。ファイル > 書き出し > パスをIllustratorへ書き出しをクリックすると、ベタ塗りのパスがIllustratorに渡されます(Illustratorがインストールされている場合)。

Photoshopで画像をベクトル化する方法はほかにもある

ここで紹介した手法は、カラーフォトからモノトーンのベクター画像を手軽に作成できるシンプルな方法です。ほかの画像加工のテンプレートとしても転用でき、紙面や各種メディアに合わせて自由に拡大・縮小できます。

Photoshopでのベクトル化は、この方法だけではありません。元となる写真の内容や求める仕上がりに応じて、最適なアプローチを選んでみてください。

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    MSペイントはシンプルながら強力な画像編集ツールです。実は、画像の色を「完全に」あるいは「部分的に」反転させる機能が標準で搭載されています。色を反転すると、暗い色は明るく、明るい色は暗くなり、いわゆる「ネガ」のような画像が生成されます。仕組みとしては、画像を構成するRGB値(赤・緑・青)が裏側で反転処理されています。私たちが目にするあらゆる色は、この赤・緑・青の3つの値が混ざり合って表示されているため、それぞれの値を逆転させることで色調がひっくり返るというわけです。画像全体の色を反転する方法1. 画像全体を選択するキーボードの「Ctrl」キーと「A」キーを同時に押してください。これで画像全体が