【保存版】WindowsとMacでWordのページ順序を入れ替える3つの方法
Microsoft Wordには、文書をセクションやページ単位で整理したり、文書全体の構成をアウトラインで管理したりできる強力な機能が多数搭載されています。しかし、Wordでページの順序を入れ替える機能は、意外と見つけにくく、使いこなすのも簡単ではありません。この記事では、Wordでページを効率よく並べ替えるための便利な方法をいくつかご紹介します。
なお、Mac版のWordでページを並べ替えたい場合は、後述の「方法3:アウトライン表示を使う」に進んでください。
コピー&ペーストは意外と面倒
多くの人が無意識に使っているのが、コピー&ペーストによるページ移動です。これは最も基本的な方法ですが、手間がかかるうえ、書式やレイアウトの一貫性を保つのが難しいという大きな欠点があります。
具体的には、移動したいページ全体を選択し、キーボードのCtrl+X(切り取り)を押します。あるいは、選択したテキストを右クリックして「切り取り」を選んでも構いません。
切り取ったテキストは削除され、それ以降のページが上に詰まります。次に、貼り付けたい場所までスクロールし、カーソルを前のページの末尾に置いてCtrl+V(貼り付け)を押します。右クリックから「貼り付け」(または貼り付けオプションのいずれか)を選択しても同じです。
これで切り取った内容がカーソル位置に挿入され、それ以降のページが下に押し出されます。
一見すると最もシンプルな方法ですが、実際には以下のような問題が発生しがちです。
- ページ末尾に余分な空白が入り、書式が崩れることがある
- 貼り付けた直後のページが、意図した位置から始まらないことがある
- ページ番号がずれてしまうことがある
こうした問題の修正は必ずしも簡単ではありません。そこで活用したいのが、これから紹介するよりスマートな方法です。
方法1:ナビゲーションウィンドウでページを並べ替える
Wordの全ページを一目で確認しながら素早く並べ替えたいなら、標準搭載されているナビゲーションウィンドウが便利です。
有効化するには、「表示」タブを開き、「ナビゲーション」のチェックボックスにチェックを入れます。
すると、文書の左側に見出し順に整理されたナビゲーションウィンドウが表示されます。
移動したい各ページやセクションが見出しから始まるように文書が正しく整形されていれば、この方法でセクションを自由に入れ替えられます。
操作はとても簡単です。移動したい見出しをクリックして押さえたまま、ナビゲーションウィンドウ内で上下にドラッグし、希望の位置でマウスを離すだけです。
ポイントは、できるだけ最上位レベルの見出しを掴んで移動すること。そうすれば、その配下の小見出しや本文を含めてすべて一緒に移動してくれます。
注意:この方法が効果的に機能するのは、「1セクション=1見出し」の構成になっている文書の場合です。小見出しを多用していたり、見出しに番号を振っていたりする場合は、元の文書構造が崩れる恐れがあるので注意してください。
方法2:改ページを活用してページをきれいに入れ替える
ここからは、もう少し高度なテクニックをご紹介します。まずおすすめなのが「改ページ」の活用です。
改ページを挿入すると、文書内の指定した位置で強制的にページが終了し、次のセクションは常に新しいページから始まるようになります。適切な余白も自動的に確保されるので、レイアウトが崩れません。
設定方法は以下のとおりです。新しいページから始めたいセクションの先頭にカーソルを置き、「挿入」タブを開いてリボンの「改ページ」を選択します。
すると、次のセクションがまるごと新しいページへと押し下げられます。
文書内のどこに改ページを挿入したかを確認したい場合は、「ホーム」タブの段落記号(¶)アイコンをクリックしてください。「改ページ」や「セクション区切り」といった編集記号がすべて表示され、どこに何が挿入されているのかひと目でわかります。
こうして改ページを仕込んでおけば、先に紹介したコピーや見出し移動の方法を使っても、元の書式を失うことなくページを入れ替えられます。改ページのおかげで、コピー&ペーストしても元の書式がそのまま保持されるのです。
方法3:アウトライン表示でページを並べ替える(Mac対応)
見出しを使ってさらにきれいにページを入れ替えたい方におすすめなのが、アウトライン表示を利用する方法です。前述のとおり、この方法はMac版のWordでも使えます。なお、ページを並べ替えるには、あらかじめ文書に見出し(H1など)が設定されている必要があります。
「表示」タブを開き、表示モードを「アウトライン」に変更します。
画面がアウトライン表示に切り替わり、「アウトライン」メニューが表示されます。
文書全体が見出しと小見出しの階層構造で一覧表示されます。移動したい見出しの左側にある「+」アイコンにマウスを合わせると、カーソルが移動ポインターに変わります。
そのままマウスを押さえて、アウトライン上の好きな位置まで上下にスライドさせましょう。マウスを離す位置に線が表示され、そこにセクションが移動することがわかります。
マウスを離すと、セクション全体(小見出しや本文を含む)が新しい位置に移動します。Macでは見た目が少し異なりますが、操作の考え方は同じです。
この方法はナビゲーションウィンドウと似ていますが、レイアウトがよりすっきりしており、セクションやサブセクションを思いどおりに移動させやすいのが特徴です。
文書の並べ替えが完了したら、リボンの「アウトライン表示を閉じる」をクリックすれば、通常の表示に戻れます。
Wordでページを整理整頓するコツ
今回ご紹介したテクニックを活用すれば、文書をぐちゃぐちゃにすることなく、Wordのページを自在に並べ替えられます。大切なのは、改ページやセクション区切りといったWordの書式機能を使いこなし、ページのレイアウトと番号付けを事前に保護しておくことです。
その準備さえできていれば、この記事で紹介したいずれの方法でも問題なく作業できます。ただし、ページを入れ替えたら、毎回レイアウトが意図どおりになっているかダブルチェックする習慣をつけましょう。
幸い、上記のどの方法でも、ページを移動した位置に応じて見出しの番号は自動的に振り直されます。ページ移動後に見出し番号を手動で修正する必要はないので安心してください。
その他のWord活用術を知りたい方は、「知っておくと便利なMicrosoft Wordの12の裏ワザ・小技まとめ」もぜひチェックしてみてください。
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