Xbox One / Xbox Series Xを工場出荷状態にリセット(初期化)する方法
現代のゲーム機は、その実態は専用に設計されたコンピューターです。Xbox OneやXbox Series Xは非常に高性能なマシンですが、パソコンと同じようにエラーやファイルの破損に悩まされることがあります。そんなときに役立つのが「工場出荷状態へのリセット(初期化)」です。Xboxには複数のリセット方法が用意されており、状況に応じて使い分けることができます。
ゲームが起動しない、ファイルが読み込めない、通常のトラブルシューティングでは解決できない不具合が続く場合には、初期化を試す価値があります。また、本体を第三者に譲渡・売却する際には、個人情報を保護するために必ず完全な初期化を行いましょう。
Xbox One / Xbox Series Xを初期化する基本手順
初期化の手順は、Xbox OneでもXbox Series Xでも共通です。以下のステップに従って操作してください。
- ホーム画面から「設定」を開きます。
- 「システム」>「本体の情報」を選択します。
- 「本体のリセット」を選択します。
「本体のリセット」を選ぶと、次の3つの選択肢が表示されます。
- すべて削除してリセット:本体からプロフィール、インストール済みのゲームなど、すべてのデータを完全に消去します。これが本来の意味での「工場出荷状態へのリセット」です。本体を手放すときや、トラブル解決の最終手段としてのみ使用しましょう。
- ゲームとアプリを保持してリセット:OSのリセット、キャッシュのクリア、破損データの削除を行いつつ、ゲームとアプリはそのまま残します。Xboxの調子が悪くなってきたときのトラブルシューティングに最適な選択肢です。
- キャンセル:リセットを実行せず、メインメニューに戻ります。
注意したいのは、Xboxはリセットの実行時に確認画面やパスワード入力を求めないという点です。選択した瞬間に処理が始まり、途中で取り消すことはできません。誤操作に十分気をつけてください。
USBメモリを使ってXboxを初期化する方法
本体が深刻な不具合を起こし、正常に起動できない場合は、USBメモリ経由でリセットファイルを読み込ませることで初期化できます。事前に以下のものを用意してください。
- Windows PC
- 4GB以上の容量があり、NTFS形式でフォーマットしたUSBメモリ
USBメモリのフォーマット方法がわからない場合は、Microsoft公式のガイドなどを参考にしてください。
フォーマットが完了したら、ブラウザでhttps://www.xbox.com/xboxone/restorefactorydefaultsにアクセスします。必要なファイルがZIP形式でダウンロードされます。
ZIPファイルを解凍すると、$SystemUpdateという名前のファイルが見つかります。このファイルをUSBメモリのルートディレクトリ直下にコピーし、PCから取り外してください。なお、USBメモリ内には$SystemUpdate以外のファイルを置かないようにしましょう。ドライブは$SystemUpdate以外が存在しない空の状態である必要があります。
続いて、Xbox本体での操作です。
- 有線接続を使用している場合は、本体背面からイーサネットケーブルを抜きます。
- Xboxの電源を切り、電源ケーブルも取り外します。
- 30秒待ってから、電源ケーブルを再接続します。
- $SystemUpdateファイルが入ったUSBメモリをXboxに接続します。
- ペアリングボタンとイジェクトボタンを同時に長押しします。
- 本体前面のXboxボタンを押し、ペアリング・イジェクトボタンは10〜15秒間押し続けます。
- 電源投入を示す2つの起動音が鳴ったら、2音目を確認した時点でボタンから手を離します。
- 本体が再起動したら、USBメモリを取り外します。
注意:ディスクドライブを持たないオールデジタル版の本体にはイジェクトボタンがないため、ペアリングボタンのみを押し続ければOKです。
処理が成功すると、画面上にデジタルエクスペリエンスガイドが表示され、リセットを完了するための手順を案内してくれます。再起動には数分かかることがあり、インターネット接続が必要です。起動が完了したら、イーサネットケーブルを再接続しましょう。
起動音の意味について
起動音を確認することは、単なる作業手順ではなく、進行状況を知るための重要な情報源です。上記の手順では、電源を再接続してから約10秒後に最初の音が鳴るはずです。
1つ目の音は「USBアップデートが検出された」ことを示し、2つ目の音は「ファイルのコピーとマウントが完了した」ことを意味します。通常、Xboxは指示されない限りUSBアップデートを探さない仕組みになっており、ペアリングボタンとイジェクトボタンの長押しが、システムにアップデートを探させる合図となるのです。
もし2つの音が聞こえなかった場合は、アップデート処理に何らかの問題が発生しています。手順を最初からやり直してみてください。
重要:USB経由でのリセットは完全な工場出荷状態への初期化です。Xbox One / Series X上のデータは一切残りません。
完全な初期化は誰にとっても最後の手段ですが、エラーのトラブルシューティングではどうしても必要になることがあります。まずは「ゲームとアプリを保持してリセット」を試すのがおすすめです。初回セットアップをやり直したり、Xbox Liveへ再ログインしたりする手間はありますが、ゲームとセーブデータはそのまま残りますので安心してください。
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