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Googleスプレッドシートでガントチャートを作成する方法|手動とアドオンの2つのやり方

ガントチャートは、プロジェクト管理に欠かせないツールの一つです。プロジェクトのタイムラインや進捗状況を視覚的に把握できるため、チーム内での情報共有や報告資料としても役立ちます。専用のガントチャート作成ソフトもありますが、操作が複雑で、クライアントへの簡易的な確認などには大げさすぎることもあります。

Excelでもガントチャートは作成できますが、Googleスプレッドシートならクラウド上でいつでもアクセス可能です。編集権限を付与したメンバー同士でリアルタイムに共同作業ができ、ファイルをメールで何度も送り合う手間もありません。

Googleスプレッドシートでガントチャートを手動で作成する

まず、ガントチャートのもとになるデータをスプレッドシートに入力しておきましょう。

  1. プロジェクトのスケジュールを表形式でまとめます。タスク名を一覧化し、それぞれのタスクに開始日と終了日を割り当ててください。

次に、各タスクが「何日目に始まるか」「何日かかるか」を示す2つ目の表を作成します。たとえば、最初のタスク「資料収集」は0日目に開始し、13日間かかる、という具合です。

各列の準備方法は以下の通りです。

  1. タスク列:最初の表からそのままコピーします。
  2. 開始日数(Day #)列:各タスクがプロジェクト開始から何日目に始まるかを計算します。基本的な計算式は以下の通りです。

[タスクの開始日 − 最初のタスクの開始日]

この例では、該当セルに次の数式を入力します。

=int(D5)-int($D$5)

数式を入力したら、セルの枠線をドラッグして残りのセルにも適用できます。数式内の「$」マーク(絶対参照)により、他のセルへコピーしても基準となるセル参照が固定されます。

INT関数は2つの日付の差を整数として計算します。INT関数を使わないと、小数点以下を含む結果が出てしまうことがあるので注意してください。

また、数式を入力した後に「1900年代の日付」が表示された場合は、セルの表示形式が「日付」ではなく「数値」になっているかを確認しましょう。

  1. 所要日数列:各タスクにかかる日数を、プロジェクトのタイムラインに沿って計算します。計算式は以下の通りです。

[タスクの終了日 − 最初のタスクの開始日] − [タスクの開始日 − 最初のタスクの開始日]

この例では、次の数式を使用します。

=(int(E5)-int($D$5))-(int(D5)-int($D$5))

2つの減算処理は必ず括弧で囲んでください。括弧がないと演算の順序が変わり、誤った結果になる可能性があります。

計算できたら、前の列と同じようにドラッグして残りのセルに数式を適用します。こちらもセルの表示形式が「数値」になっていることを忘れずに確認してください。

  1. 作成した表全体を選択し、上部メニューから挿入 > グラフ を選択します。
  1. 画面にグラフが表示され、右側にグラフエディタが開きます。設定タブにあるグラフの種類を選択してください。
  1. グラフの種類一覧が表示されるので、棒グラフのセクションまでスクロールし、積み上げ横棒グラフを選択します。
  1. 次にカスタマイズタブに切り替え、系列セクションを展開して「開始日数(Start Task on Day #)」の系列を選択します。塗りの不透明度線の不透明度を0%に設定すると、その系列が非表示になり、ガントチャートらしい見た目になります。

これでガントチャートの完成です。さらに見栄えを整えたい場合は、グラフのタイトル変更や横軸・縦軸のラベル設定など、カスタマイズタブの各種オプションも活用してみてください。

アドオンを使ってガントチャートを作成する

手動での作成に時間をかけたくない場合は、Googleスプレッドシート向けのガントチャートアドオンを利用するのがおすすめです。

アドオンを入手するには、上部メニューの拡張機能 > アドオン > アドオンを入手を選択し、「Gantt chart」と検索します。「Slick Gantt」を選んでインストールしましょう。他のアドオンでも構いませんが、Slick Ganttは余計な設定が不要で、とても使いやすいツールです。

インストール後、スプレッドシートに戻ります。Slick Ganttを使う前に、2つの注意点があります。

まず、データの位置を調整する必要があります。データがA1セルから始まるように配置してください。そうしないと、アドオンがシート内のデータを正しく認識できません。

さらに、タスクID列を追加する必要があります。アドオンでは最低4つのフィールド(タスクID、タスク名、開始日、終了日)が求められるためです。

データの配置とタスクID列の追加が完了したら、以下の手順に進みます。

  1. 上部メニューの拡張機能 > Slick Gantt > Gantt chart を選択します。
  2. アドオンが自動的にガントチャートを読み込み、表示してくれます。
  3. チームにガントチャートをメールで共有したい場合は、上部の画像アイコンをクリックすれば画像としてダウンロードすることも可能です。

Slick Gantt以外にも、使えるアドオンはいくつかあります。

  • Gantt Chart by AddonForge:多彩な機能を備えた本格派ツールです。ただし、多くの高度な機能は有料版限定となっています。
  • Gantt Chart Generator by Takuya Tokiwa:シンプルで洗練されたアドオンで、ガントチャートツールに求められる主要な機能をほぼ網羅しています。
  • Awesome Table by Awesome Gapps:グラフ作成以外にもさまざまな用途に使える多機能ツールです。チャート作成だけにとどまらない活用を考えている場合に最適です。

ガントチャートの完成

チャートを一度作成してしまえば、あとはシート上のデータを更新するだけでリアルタイムに反映されます。ここまでの手順の簡単さを実感いただけたのではないでしょうか。業務内容によっては、Googleスプレッドシートで散布図を作成するのもよいでしょう。

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