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ノートパソコンは自作できる?理想の1台を手に入れる6つの方法

デスクトップPCの自作は簡単ですが、ノートパソコンも自分で「組み立てられる」のでしょうか?意外なことに、答えは「はい」です。ただし、何をもって「自作」と定義するかによって話が変わってきます。ここでは、理想のノートパソコンを手に入れるためのさまざまな方法を紹介します。

ノートパソコンは自作できる?理想の1台を手に入れる6つの方法

なぜノートパソコンの自作は難しいのか?

デスクトップPCの世界における最大の強みは、すべてがオープン標準に基づいている点です。CPU、グラフィックボード、マザーボードなどのパーツは共通の規格に沿って作られているため、自由に組み合わせられます。

    一方で、この方式にはスペースの無駄が多く効率が悪いという弱点があります。タワー型PCを机に置くだけなら問題ありませんが、持ち運ぶパソコンはコンパクトである必要があります。ノートパソコンの技術は根本的にはデスクトップと同じでも、実際の設計やフォームファクターはまったく異なるのです。

    ノートパソコンは自作できる?理想の1台を手に入れる6つの方法

    さらに、ノートパソコンの設計・製造に関する統一規格はほとんど存在せず、カスタムハードウェアが基板に半田付けされて固定されているのが実情です。そのため、パーツを買い集めて自分で組み立てるというデスクトップ式の「自作」は現実的ではありません。それでも、理想のノートパソコンを手に入れる方法は複数あります。

    既存のノートパソコンをアップグレードする

    多くのノートパソコンでは、メモリやストレージの交換・増設が可能です。ただし、CPUやGPUといった中核部品は、はんだ付けの専門知識と専用機材がない限り交換できません。

    ノートパソコンは自作できる?理想の1台を手に入れる6つの方法

    古いノートパソコンのアップグレードが価値あるものかどうかについては、関連記事「古いノートパソコンはアップグレードすべきか?」も参考になります。

    新しいノートパソコンのスペックを選んで注文する

    オンラインで新製品を購入するなら、希望する構成を選べる場合があります。人気の構成を網羅した完成品モデルは豊富に揃っており、「自分のニーズは特別だ」と思っていても、すでにぴったりの製品がどこかの棚に並んでいるかもしれません。

    ノートパソコンは自作できる?理想の1台を手に入れる6つの方法

    この方法のメリットは、組み立て済みのためすぐに届くことです。実店舗では主流の構成しか置いていないことが多いため、ノートパソコンはオンラインで注文するのがおすすめです。

    カスタムノートパソコンを注文する

    多くの人にとって「ノートパソコンの自作」とは、カスタム構成での注文を意味します。店頭に並ぶ完成品とは異なり、カスタムノートパソコンは最終パーツが未装着の状態から、メーカーが指定された仕様に従って組み立てるものです。

    メーカーの公式サイトで「カスタマイズして購入」といったオプションを目にすることがありますが、これはその筐体で可能な範囲内で、担当者があなたの希望どおりに組み立ててくれることを意味します。

    デメリットは、実際の人間が組み立て・検品・出荷を行うため到着まで数週間待つ必要がある点と、工場でのカスタマイズには追加料金がかかる点です。とはいえ、完璧な完成品がすでに存在するなら、そもそもカスタム注文を選ぶ必要はなかったはずです。

    ベアボーンノートパソコンを購入する

    ベアボーンノートパソコンは、「自作」の概念に最も近い興味深い選択肢です。購入時点ではCPU、GPU、メモリ、ストレージが未搭載で、Wi-Fiモジュールやキーボードすら付属しないこともあります。OSも含まれていないため、自分で選んでインストールする必要があります。

    ノートパソコンは自作できる?理想の1台を手に入れる6つの方法

    ベアボーンノートパソコンの多くはデスクトップ用CPUソケットを採用していますが、搭載できるCPUの最大TDP(熱設計電力)には上限があります。それを超えるCPUでは、その機種の電源・冷却システムが対応しきれません。

    GPUについては、MXMというモバイルGPU規格を採用している製品が大半です。その他のパーツも標準規格品が使えますが、キーボードやWebカメラなど筐体に密接に統合された部品が必要な場合は、ベアボーンメーカーからの入手となるでしょう。

    ノートパソコンシェル(外殻)を活用する

    内部にコンピュータ本体を一切持たない、特殊なカテゴリのノートパソコンも存在します。クラムシェル型の筐体、ディスプレイ、ポインティングデバイス、キーボードなどの基本周辺機器だけで構成されています。

    ノートパソコンは自作できる?理想の1台を手に入れる6つの方法

    発想としては、別のデバイスをノートパソコンの「頭脳」として使うものです。たとえばSamsungのDeX機能なら、スマートフォンをUSB-Cドックと周辺機器に接続するだけで完全なデスクトップ環境を利用できます。DeX対応のラップトップシェルは、これらの要素をひとつの筐体にまとめたもので、スマートフォン1台を状況に応じてスマホとしてもノートPCとしても使えるようになります。

    Raspberry Piのような小型教育用コンピュータボードに対応したシェルもあります。CrowPi2やElecrowなどがその例で、基板が非常に小型であるからこそ、さまざまな専用シェルとの組み合わせが可能になっています。

    モジュラー型ノートパソコンを購入する

    ノートパソコン自作の究極の夢は、完全なモジュール化です。GPUが気に入らなければ交換、ポートが足りなければ追加——理想の構成で組み立てられるだけでなく、用途に合わせて後から適応させられます。たとえば出張時にはバッテリー容量を増やし、不要になった高性能GPUを取り外す、といった使い方も可能です。

    ノートパソコンは自作できる?理想の1台を手に入れる6つの方法

    これまで本格的にこの構想に挑戦したのは、Frameworkただ一社です。同社は、デスクトップ並みの拡張性と柔軟性を保ちながら、ノートパソコンの魅力を損なわないエコシステムを打ち出しました。

    Frameworkはまだ新しいブランドで、他社が追随するかどうかは不明です。それでも同社は、将来マザーボードとCPUを新型へ交換でき、ノートパソコン全体を買い替える必要がないことを約束しています。

    もちろん、モジュラーノートパソコンにも課題は残ります。それは依然として独自規格だという点です。異なるブランドにまたがるオープン標準が登場する日が来るまで、ノートパソコンの自作がデスクトップPCの自作と同じ体験になることはないでしょう。

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