Python×DjangoでWebサイトを構築する方法|環境構築からアプリ作成まで徹底解説
はじめに
Django(ジャンゴ)は、無料で利用できるオープンソースのPython Webフレームワークです。「バッテリー同梱」の思想のもと開発されており、Webアプリケーション開発に必要な機能が最初から揃っているのが大きな特徴です。初心者からプロの開発者まで、幅広く利用されています。
Djangoを選ぶべき理由
高速な開発: 最小限のコード量でアプリケーションを素早く構築できます。
充実した標準機能: ユーザー認証、サイトマップ、RSSフィードなど、よく使われる機能があらかじめ組み込まれています。
高いセキュリティ: SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング(XSS)、クリックジャッキングといった代表的な攻撃への対策が、フレームワークレベルで施されています。
優れたスケーラビリティ: アクセスが集中する大規模トラフィックのサイトでも安定して動作するよう設計されています。
Djangoを使うメリットがわかったところで、早速開発環境を整えていきましょう。
仮想環境のセットアップ
Webアプリケーションの開発では、そのプロジェクト専用のパッケージを多数インストールすることになります。他のプロジェクトやシステム全体に影響を与えないためにも、プロジェクトごとに独立した「仮想環境」を作成しておくのがベストプラクティスです。
ここでは、仮想環境を作成するためのvirtualenvパッケージを使用します。まずはインストールしましょう。
python -m pip install virtualenv
次に、Webサイト用のフォルダ(例:Django-intro)を作成します。フォルダを作ったら、ターミナルを開いてcdコマンドでプロジェクトディレクトリへ移動し、以下のコマンドを実行してください。
virtualenv env
これで「env」という名前のフォルダが作成されます。この仮想環境に入るには、次のコマンドを実行します。
source env/bin/activate
ターミナルの表示が括弧で囲まれた環境名(env)に変わっていれば、仮想環境への切り替えは成功です。
Djangoのインストール
まず、Python 3.6以上がインストールされていることを確認してください。
続いて、pipを使ってDjangoをインストールします。
python -m pip install Django
インストールが完了したら、バージョンを表示して正しく導入されたか確認しましょう。
python -m django --version
これで初期準備は完了です。それでは、最初のアプリケーションを作成していきましょう!
プロジェクトの作成
まずは開発の土台となる雛形(スケルトン)を生成します。仮想環境が有効な状態で、以下のコマンドを実行してください。
django-admin startproject djangointro
これにより、Djangoアプリの基本的な雛形が自動的に作成されます。
djangointroフォルダの中を見ると、manage.pyファイルと、同名のdjangointroディレクトリ(settings.py、urls.py、wsgi.pyなどを含む)が格納されていることがわかります。
各ファイルの役割
settings.py: プロジェクト全体の各種設定を管理するファイルです。
urls.py: Webサイトのルーティング(URLとページの対応関係)を定義するファイルです。
manage.py / wsgi.py: 開発サーバーの起動やプロジェクト操作に使うエントリポイントです。
Djangoワークスペース全体の構造が理解できたところで、実際にアプリケーションを作成してみましょう。
アプリケーションの作成
まず、cdコマンドでプロジェクトディレクトリ(djangointro)に移動し、次のコマンドを実行します。
python manage.py startapp firstapp
これで「firstapp」というディレクトリが作成され、中にはadmin.py、apps.py、models.py、tests.py、views.pyなどのファイルが含まれています。
次に、作成したfirstappアプリをDjangoに認識させる必要があります。djangointro/settings.pyを開き、INSTALLED_APPSセクションに'firstapp'を追加しましょう。
コード例
INSTALLED_APPS = [
'django.contrib.admin',
'django.contrib.auth',
'django.contrib.contenttypes',
'django.contrib.sessions',
'django.contrib.messages',
'django.contrib.staticfiles',
'firstapp',
]これでDjangoアプリケーションの作成は完了です!それでは、Djangoの開発用サーバーを使ってWebアプリケーションを起動してみましょう。
プロジェクトディレクトリで以下のコマンドを実行してください。
python manage.py runserver
手順どおりに進めていれば、https://127.0.0.1:8000/ でWebサイトが稼働しています。ブラウザでリンクを開けば、あなた自身のDjangoページが表示されるはずです。
まとめ
本記事では、PythonプロジェクトやDjangoアプリケーション向けの仮想環境の構築方法を学びました。さらに、自分だけのDjangoアプリケーションも作成できましたね。
もちろん、これは始まりにすぎません。HTML・CSS・JavaScriptを使って独自のテンプレートを作成したり、URLをカスタマイズして複数のページを連携させたりと、Djangoでできることはまだまだたくさんあります。
Djangoについてさらに詳しく知りたい方は、公式ドキュメント(https://www.djangoproject.com/)をぜひ参照してください。
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