ソフトウェア
 Computer >> コンピューター >  >> ソフトウェア >> ソフトウェア

Signalデスクトップアプリでプライバシーを守る方法|セキュリティ機能を徹底解説

現代では、スマートフォンで「話す」よりも「テキストメッセージを送る」ことの方が主流になっています。しかし、この変化は私たちの会話を監視したいと考える者にとっては好都合でもあります。音声データよりも平文テキストの方が格段に保存・加工しやすいためです。だからこそ、セキュリティ対策のしっかりしたメッセージアプリを選ぶことが重要なのです。

そこで注目したいのが「Signal(シグナル)」です。SignalはAndroid、iPhone、そしてPCに対応した安全なメッセージングアプリで、他の多くのメッセージアプリと同様に、テキスト送信のほか音声通話やビデオ通話も利用できます。

利用シーンを問わず、メッセージは端末を出た瞬間から暗号化され、受信者の端末上のSignalアプリで復号されるまで解読できません。Signalを導入していない相手とも通常通りメッセージのやり取りはできますが、その場合通信は暗号化されない点には注意しましょう。データを丸ごと暗号化するのは賢明な判断です。

デスクトップから快適にメッセージを送る

仕事でも趣味でも、パソコンの前に長時間座っている人にとって、数分おきにスマートフォンを手に取って返信するのは面倒なものです。Signalの開発チームはその点を理解しており、デスクトップ版アプリを提供しています。Windows、Mac、Linuxに対応しており、無料でダウンロード可能です。

Signalデスクトップアプリでできること

Signalデスクトップアプリは、スマートフォン版に比べるとやや機能が絞られています。あくまでテキストメッセージ専用で、画像、5分以内のボイスメッセージ、動画、その他のファイルの送信は可能ですが、リアルタイムのビデオ通話や音声通話には対応していません。

絵文字にも幅広く対応しており、人物、動物、食べ物、活動、旅行、物、記号、旗など、思いつくほぼすべての絵文字を使用できます。

さらに、「Zozo(フレンチブルドッグ)」と「Bandit(猫)」という2種類のスタンプパックが標準搭載されており、自分で作成したオリジナルスタンプパックをアップロードすることも可能です。セキュリティ重視ゆえに機能が制限された地味なアプリではなく、堅牢なセキュリティを備えた本格的なメッセージアプリだと言えるでしょう。

Signalデスクトップアプリはどうやってセキュリティを守るのか

Signalのセキュリティの要となるのがエンドツーエンド暗号化(E2EE)です。あなたが入力したメッセージは、端末を出た瞬間に解読不能なデータへと変換されます。

高度な暗号化技術

メッセージが再び読める形に戻るのは、指定した受信者のSignalアプリ内だけです。デスクトップアプリを経由するすべてのデータ——メッセージ、ファイル、画像、動画、スタンプなど——が暗号化されます。

どれほど強力な暗号化かというと、Signalは独自の暗号化プロトコルを採用しており、それぞれ単体でも非常に安全性の高い複数の暗号化技術を組み合わせています。AES-256暗号化はその一例にすぎません。

スマートフォンとの確認済み接続

スマートフォン版アプリはあなたの電話番号に紐づけて登録されるため、他人があなたになりすますには、あなたのスマートフォンそのものが必要になります。Signalデスクトップアプリはスマートフォンと直接連携する仕組みで、インストール時に大きなQRコード画面が表示され、それをスマートフォンで読み取ってリンクさせます。

アプリがスマートフォンに紐づき、電話番号もスマートフォン版経由でSignalに登録されているため、メッセージが本当に本人から送られたものだと第三者が確認しやすくなっています。

連絡先はスマートフォンアプリ内の相手のみ

デスクトップアプリをスマートフォンとリンクすると、スマートフォン側アプリ内の連絡先が自動的に取り込まれます。これ以外の方法でデスクトップアプリに連絡先を追加することはできません。この仕組みにより、入力ミスによって機密性の高いメッセージを誤った相手に送ってしまう事故を防げます。

自己消滅するメッセージ(消えるメッセージ)

機密性の高いメッセージを扱うなら、自己消滅タイマーの活用もおすすめです。三点リーダー(⋯)メニューから「消えるメッセージ」を選択すると、メッセージの残存時間を設定できます。

注意したいのは、カウントダウンがメッセージの送信時点で開始され、相手の受信時点ではないという点です。つまり、相手が後から端末を開いたときには、すでにメッセージが消えている可能性があります。

会話の安全性を双方で検証できる

理想的には、お互いに相手が本物であることを確認し合うのが望ましいでしょう。これは三点リーダーメニューから行えます。

「安全番号を表示」を選択し、相手側のアプリで同じ番号が表示されているか確認しましょう。各Signalの会話には固有の安全番号が割り当てられています。

番号が一致していれば、安全番号を「確認済み」としてマークできます。会話画面の相手名の横に「確認済み」のチェックマークが表示されます。こうすれば、確実に友人本人とやり取りしていることが分かり、フィッシング詐欺や中間者攻撃(MITM攻撃)への対策にもなります。

カスタマイズ可能なデスクトップ通知

デスクトップ通知の表示形式を選んだり、通知自体をオフにしたりすることもできます。たとえば、画面を誰かに見せている間など、アプリを最小化しているときに便利な機能です。

通知設定では、「送信者名とメッセージ両方」「送信者名のみ」「どちらも非表示」「通知を無効化」から選択できます。視覚的な通知をオフにしている場合は、音声通知を設定しておくと見逃しを防げます。

Signalを使えば安心

情報セキュリティが気になる方にとって、Signalデスクトップアプリは最適な選択肢です。正直なところ、すべてのメッセージアプリがこのレベルのセキュリティを備えるべきだと言えるでしょう。さらにセキュリティを高めたい場合は、「ファイル」メニューから「データを消去」を実行できます。

実行すると、すべての連絡先とメッセージが削除され復元できない旨の警告が表示されます。「すべてのデータを削除」ボタンを押す前に、本当に実行してよいか必ず確認してください。

以上のように、Signalデスクトップアプリはスマートフォン版と同様にプライバシー保護に役立ちます。両方を併用すれば、セキュリティと利便性を同時に最大化できます。

  1. ポモドーロ・テクニックとは?生産性向上の仕組みとおすすめタイマーアプリ12選

    鍵は「頑張って働く」のではなく「賢く働く」こと!「大切なのは仕事に費やした時間の長さではなく、その時間にどれだけの仕事を詰め込めたか」という言葉の通りです。 この考え方に共感し、生産性を高めるための手段をお探しなら、ポモドーロ・テクニックこそ頼りになる存在です。この手法は、邪魔や気散じを乗り越えるだけでなく、頻繁な休憩を挟みながら短時間でタスクを完遂する力を与えてくれます。 まだポモドーロ・テクニックを聞いたことがない方もご安心ください。学ぶ価値は十分にあり、仕事の効率を大幅に向上させてくれるでしょう。 ポモドーロ・テクニックとは? ポモドーロ・テクニックは、1980年代後半にフランチェスコ・

  2. デジタルスレートはお子様のアルファベット習得にどう役立つ?幼児向け学習アプリ「ABCD Drawing」徹底解説

    パンデミックが世界中に広がる中、小さなお子様を学校へ通わせることは容易ではありません。しかし、英語のアルファベットの習得は、今後のあらゆる教育の基礎となる重要なステップです。大人にとってアルファベットを覚えることは簡単に思えますが、子どもにとっては文字を覚え、識別し、書くことは決して簡単なことではありません。こうした背景を踏まえ、Systweak Softwareは、アルファベット学習をゲーム感覚で楽しめるアプリを開発しました。本記事では、子どもたちが勉強していることに気づかないまま、アルファベットと数字を自然に学べる「ABCD Drawing」アプリをご紹介します。 ABCD Drawing