【Windows・Mac対応】データを失わずにハードドライブを安全にフォーマットする方法
ハードドライブのフォーマットは、かつては技術に精通した人だけの作業のように思われていました。しかし現在では、一般ユーザーでもデータを失うことなくハードドライブをフォーマットできるようになっています。
その鍵となるのは、事前にドライブの最新バックアップを作成することです。では、標準的な方法でドライブをフォーマットできない場合はどうすればよいのでしょうか。また、ファイルを失わずにハードドライブを安全にフォーマットするには、どのような方法があるのでしょうか。
WindowsでもMacでも、このガイドを読めば、データを失うことなくハードドライブを短時間でフォーマットする方法を習得できます。
クイックフォーマットでは、ハードドライブ上のファイル自体は即座に削除されるわけではありませんが、パーティションテーブルが初期化されるため、ファイルがWindows OSからアクセス不能となり、上書きされる危険性があります。完全なフォーマット(フルフォーマット)や再フォーマットはさらに深刻で、ドライブ全体がゼロで上書きされ、実質的に完全に消去されてしまいます。
それでも、データを失わずにハードドライブをフォーマットすることは可能なのでしょうか?答えは「はい」です。フォーマット前にバックアップを作成することが、データを失わずにハードドライブをフォーマットする唯一の方法です。ただし、ドライブがRAW状態になるなど、データへのアクセスを妨げるエラーを解決するためにフォーマットが必要な場合は、話が複雑になります。
幸いにも、こうした状況ではデータ復元ソフトウェアが大きな助けとなります。
ケース1:データにアクセスできない場合 ― データ復元ソフトウェアを活用
ハードドライブのエラーやハードディスクが認識されないなど、さまざまな理由により、データへアクセスしてバックアップできないことがあります。ドライブにアクセスできず、フォーマットしか解決策がない場合でも、Disk Drillのような信頼性の高いデータ復元ソフトウェアを使用すれば、データを消去せずにドライブをフォーマットできます。
Disk Drillは、さまざまなストレージデバイスに対応したバイト・トゥ・バイト(セクタ単位)バックアップをサポートする総合的なデータ復元ツールです。RAW化したドライブをデータを失うことなくフォーマットする際にも活用できます。
さらに、NTFS、FAT32、exFATなど、さまざまなファイルシステムからデータをスキャン・取得できる豊富なデータ復元機能を備えています。
Disk Drillの無料トライアル版では、Windowsで最大500MBまでのデータを復元可能です。ドキュメント、写真、動画、音声ファイルから、Adobeファイル(Photoshop、Lightroom、Illustratorなど)まで、ほぼすべてのファイルタイプに対応しています。
Disk Drillを使ってハードドライブのバイト・トゥ・バイトバックアップを作成するには、以下の手順に従ってください。
- Cleverfilesの公式サイトからDisk Drillのインストーラーをダウンロードします。続いてインストーラーを起動し、画面の指示に従ってアプリをインストールします。
- インストールが完了したらDisk Drillを起動し、アプリの「Extra tools(追加ツール)」メニューにある「Drive Backup(ドライブバックアップ)」へ移動します。
- バックアップしたいハードドライブを選択し、「Byte-to-Byte Backup(バイト・トゥ・バイトバックアップ)」をクリックします。
- バックアップの保存先を選択します。選択した場所に十分なディスク空き容量があることを必ず確認してください。
- Disk Drillがバックアップの作成を開始します。完了したら「Home(ホーム)」ボタンをクリックします。
ハードドライブのバックアップが完了したら、Disk Drillで安全にスキャンを行えます。アプリのメイン画面から、以下の手順を実行してください。
- 「Data Recovery(データ復元)」メニュー配下の「Storage Devices(ストレージデバイス)」に移動し、「Attach disk image(ディスクイメージをアタッチ)」をクリックします。
- 先ほど作成したバックアップを選択し、「Open(開く)」をクリックします。
- 利用可能なデバイスの一覧にディスクイメージが表示されたら、それを選択して「Search for lost data(失われたデータを検索)」をクリックします。
- クリックすると、Disk Drillがドライブのバックアップイメージのスキャンを開始します。スキャン中でも、画面上のカテゴリを選択するか「Review found items(検出された項目を確認)」をクリックすることで、ファイルをプレビューできます。スキャン完了まで待機することも可能です。
- スキャンが完了したら、「Review found items(検出された項目を確認)」をクリックします。
- 音楽や動画のプレビュー付きで、スキャンされたすべてのファイルが表示されます。復元したいファイルを選択し、「Recover(復元)」をクリックします。
- 保存先フォルダーを選択し、「Next(次へ)」をクリックします。
- Disk Drillに復元ステータス、保存先、復元された合計ファイル数が表示されます。「Show recovered data in Explorer(エクスプローラーで復元データを表示)」をクリックすると、復元されたファイルにアクセスできます。
ケース2:データにアクセスできる場合
データにアクセスできる状態であれば、ハードドライブ上のファイルのバックアップははるかに簡単です。Windowsならエクスプローラー、MacならFinder、あるいはお好みのファイル管理ソフトを使って、必要なデータをすべて別のドライブにコピーするだけでOKです。
ただし、ファイルをバックアップする際は「切り取り」機能の使用は避けましょう。ファイル転送が中断されたりエラーで終了したりした場合のデータ破損を防ぐことができます。
必要なファイルの退避とバックアップが完了したら、データを失うことなくディスクをフォーマットできます。
ハードドライブのフォーマット方法
ここでは、WindowsユーザーとMacユーザーそれぞれ向けに、ハードドライブをフォーマットする手順を紹介します。
なお、外付けハードドライブをPS4/PS5のメディアストレージとして使えるように再フォーマットする場合、NTFS形式は受け付けられない点に注意してください。より効率的で高性能なため、ドライブのフォーマット形式にはFAT32ではなくExFATを選択することをおすすめします。
Mac(macOS)でドライブをフォーマットする方法
Macにはディスクユーティリティ(Disk Utility)が標準搭載されており、システム内のディスク関連の操作を担っています。ディスクユーティリティで以下の手順を行えば、ハードドライブを安全にフォーマットできます。
- まず、一覧からフォーマットしたいドライブを選択します。
- 次に、「消去」タブを選択します。
- 使用するフォーマット形式を選び、ドライブに名前を付けます。
- 「消去」をクリックします。
- 処理が完了するまで待ち、正常にフォーマットされたかどうかを確認します。
Windowsでドライブをフォーマットする方法
Windows XPから最新のWindowsまでのPCであれば、「ディスクの管理」がシステムに標準搭載されており、ドライブのフォーマットに利用できます。このツールはPC上の各種ドライブやパーティションを管理します。ディスクの管理を使ってドライブをフォーマットする手順は以下の通りです。
- まず、スタートメニューで「ディスクの管理」を検索して開きます。
- 次に、一覧からフォーマットしたいドライブを選択し、右クリックして「フォーマット」を選びます。
- 「ボリュームラベル」にドライブ名を入力し、「ファイルシステム」のドロップダウンからフォーマット形式を選択します。形式を変更しても、以前と同じ形式を選んでも構いません。
- 「クイックフォーマットを実行する」オプションのオン/オフを切り替えて、クイックフォーマットとフルフォーマットを選択します。
- 「OK」をクリックして処理を開始します。クイックフォーマットかフルフォーマットかによって、完了までの所要時間は大きく異なる点に注意してください。
まとめ
PCとMacのどちらのユーザーにとっても、データを失わずにハードドライブをフォーマットすることは決して難しい作業ではありません。エクスプローラーやFinderでアクセスできるハードドライブなら、手動でファイルをバックアップするのが確実な方法です。一方、アクセスできないドライブの場合は、データ復元ソフトウェアを使ってバックアップを支援しましょう。
本記事で紹介したステップバイステップの手順に従えば、WindowsでもMacでも、安心してデータを守りながらドライブをフォーマットできます。
よくある質問(FAQ)
ドライブをフォーマットするとどうなりますか?
ドライブをフォーマットすると、既存のすべてのファイルが消去され、ファイルシステムも初期化されます。
外付けディスクをフォーマットすると、すべてのデータが消えますか?
はい。外付けディスクをフォーマットすると、ドライブに保存されているすべてのファイルが消去されます。データを失わずに外付けハードドライブを再フォーマットするには、作業前に必ずファイルをバックアップしてください。
新しいハードドライブはフォーマットすべきですか?
多くの場合、新しいハードドライブは未設定のファイルシステムのままで出荷されており、接続するデバイスと互換性がないことがあります。フォーマットを行うことで、ファイルシステムが適切に初期化されるため、新規購入時のフォーマットが推奨されます。
FAT32形式でフォーマットするとデータは消えますか?
はい。ドライブをFAT32ファイルシステムでフォーマットすると、ドライブ上のすべてのデータが消去されます。データを失わずにドライブの形式を変更するには、フォーマット前にファイルをバックアップする必要があります。誤ってFAT32でフォーマットしてしまった場合は、データ復元ツールを使えばバックアップやデータ復元が可能です。
データを失わずにexFAT形式でフォーマットできますか?
はい。データを手動でバックアップするか、ストレージデバイスをデータ損失なしでフォーマットできる専用ソフトを利用すれば、ハードドライブをexFAT形式で安全にフォーマットできます。
Macでデータを失わずにハードドライブを再フォーマットするには?
まず、信頼性の高いデータ復元ソフトでファイルを復元します。手動でバックアップを取るか、バイト・トゥ・バイトバックアップ機能を備えたツールを利用するのも有効です。その後、ディスクユーティリティを使ってハードドライブのフォーマットに進みましょう。
-
Macで使える無料・格安のオーディオ編集ソフトおすすめ8選
趣味が人生の中心になることもあれば、お金は別のことに回したいときもあるでしょう。音楽家としての野心がそれほど高くないAppleファンなら、運が良いと言えます。Mac向けの無料オーディオ編集ソフトは、実はあなたのすぐそばにたくさんあるのです。 音楽制作、ポッドキャスト収録、着信音づくりなど、目的に合ったベストなMac用オーディオエディタは、このリストの中からきっと見つかります。その多くは一切費用がかかりません。 手軽に使えるシンプルなアプリからプロ仕様のMacオーディオソフトまで、今すぐダウンロードできるおすすめのオーディオ編集ソフトを厳選してご紹介します。 1. Audacity Audac
-
Macで使える無料の万能動画プレーヤーおすすめ6選 – 徹底解説ガイド
Macで動画を楽しむなら、標準搭載のQuickTime Playerだけでは不満を感じることはありませんか?対応フォーマットが限られており、動画プレーヤーに必須ともいえる基本的な機能が欠けているケースも少なくありません。 幸い、MacにはQuickTime Player以外にも優れた動画プレーヤーが多数存在します。この記事では、macOSで利用でき、多彩な動画フォーマットに対応した最高の動画プレーヤーを厳選してご紹介します。 1. Elmedia Player Elmedia Playerは、軽量かつ直感的に操作できるインターフェースが魅力のプレーヤーです。必要な機能をすべて備えており、A