ウェブサイトをMacのデスクトップアプリに変える5つの方法
どんなに優れたWebアプリでも、Macのデスクトップで使えたらいいのにと感じることはありませんか。特に毎日よく使うアプリやサイトなら、その思いは一層強くなるはずです。
もちろん、macOS版が用意されているアプリならインストールすれば済みます。しかし、デスクトップ版が存在しない、あるいは完成度が低い場合はどうすればよいのでしょうか。この記事では、ウェブサイトをMacアプリに変換できる5つの方法をご紹介します。
1. Fluid
長い間、Webアプリを本格的なMacアプリに変換できるツールといえば、Fluidがほぼ唯一の存在でした。現在では競合も登場していますが、Fluidは今なお安定したパフォーマンスを発揮しています。
Fluidをインストールすれば、デスクトップアプリの作成はとても簡単です。まず、アプリ化したいウェブサイトのURLをコピーしてFluidに貼り付けます。次に、新しいアプリの名前を入力しましょう。
独自のアイコンを使いたい場合は、ここで設定することも可能です(デフォルトでは元サイトのファビコンが使用されます)。
あとは「Create」ボタンを押せばアプリが作成されます。設定時に保存場所を変更していなければ、デスクトップ上に現れます。
作成したアプリは、通常のMacアプリと同じように、設定画面や「環境設定」からカスタマイズできます。
Fluidで作成できるデスクトップアプリの数に制限はなく、基本機能は無料です。有料ライセンス(5ドル)が必要になるのは、メニューバーへのピン留め、UserstylesやUserscriptsによるカスタマイズ、フルスクリーンモードの利用などを行いたい場合のみです。
ダウンロード: Fluid(無料、有料版あり)
2. Applicationize
Applicationizeは、WebアプリをChromeアプリに変換できるサービスです。applicationize.me/now にアクセスし、デスクトップに追加したいサイトのURLを入力して「Generate & Download Chrome Extension」ボタンをクリックします。ダウンロードされるのは、CRX形式の拡張機能ファイルです。
生成前に「Advanced Options」リンクから細かい設定を行うこともできます。たとえば、通知の受信やポップアップ内でのリンク表示などをカスタマイズ可能です。
続いて、作成した拡張機能をChromeにインストールする手順を見ていきましょう。
まず、アドレスバーに「chrome://extensions」と入力してEnterキーを押します。開いた拡張機能ページの右上にある「デベロッパーモード」のスイッチをオンにします。
Chromeを再起動したら、CRXファイルを拡張機能ページにドラッグ&ドロップします。インストールの確認画面が表示されたら「アプリを追加」をクリックしましょう。
これでアプリが「chrome://apps」のランチャーに表示され、スタンドアロンアプリとして起動できるようになります。Dockに登録したい場合は、アプリのコンテキストメニューから「ショートカットを作成」を選択してください。
ダウンロード: Applicationize(無料)
3. Web2Desk
このWebサービスを使えば、インストール不要で、Mac・Windows・Linux向けのデスクトップアプリを生成できます。
まず、アプリ化したいサイトのURLを入力欄に貼り付けます。続いてアプリ名を入力し、必要であればカスタムアイコンも設定しましょう。プラットフォームは「OSX」を選択します。
ダウンロードリンクを受け取るメールアドレスを入力し、「Create Now」ボタンを押せば完了です。
アプリをダウンロードしたら、「アプリケーション」フォルダに移動するか、任意のフォルダに保存します。変換前に結果を確認したい場合は、サイトに掲載されているサンプルアプリを試してみるとよいでしょう。
ここで紹介するツールの中で、Web2Deskだけがサイズの大きなアプリを生成します(数百メガバイトを消費)。他のツールが作るアプリは1MB〜10MB程度に収まります。ディスク容量を節約したいなら、少数のアプリだけを作る場合に使うのがおすすめです。
ダウンロード: Web2Desk(無料)
4. Unite
Fluidと同様に、UniteもネイティブなMacアプリを作成できるツールです。各アプリは独立したウィンドウを持ち、Cookieや設定も個別に管理されます。
新しいアプリの作成は、FluidやWeb2Deskと同じくらいシンプルです。必要なのはサイトのURL、アプリ名、ファビコンだけです。
Uniteには、作成したアプリの設定画面に多数のカスタマイズ項目が用意されています。メニューバーへのピン留めやウィンドウ外観の調整に加え、タブ・Cookie・通知の動作まで細かく設定できます。
デスクトップアプリの挙動を細部まで調整できる万能なソリューションをお探しなら、Uniteが有力な選択肢となるでしょう。
ダウンロード: Unite(25ドル、無料トライアルあり)
5. Automator
実は、ウェブサイトをスタンドアロンのMacアプリにするために、専用サービスは必須ではありません。Mac標準のAutomator(オートメーター)でも十分に対応できます。ここでは、Automatorとブラウザを組み合わせた活用法のひとつとして、デスクトップアプリの作成方法を紹介します。
まずAutomatorを開き、書類の種類で「アプリケーション」を選択して「選択」ボタンをクリックします。次にアクションの一覧から「指定URLを取得」を探して、右側のパネルにドラッグします(検索ボックスを使うと素早く見つけられます)。
パネルには初期状態でAppleのホームページのアドレスが入っています。これをダブルクリックし、アプリ化したいサイトのURLに書き換えましょう。
続いて「Webサイトポップアップ」アクションを、最初のアクションの下にドラッグします。ここでデスクトップアプリの見た目や操作性をカスタマイズできます。
このAutomatorアプリケーションを保存すれば、デスクトップアプリの完成です。
知っておきたいポイント
ほかにも類似のアプリがいくつかあります。
- Bulldock Browser(4.99ドル)
- WebCatalog(無料、有料版あり)
これらのアプリは見た目は魅力的ですが、動作の安定性にはやや不安が残ります。それでも試してみる価値はあるかもしれません。結果は人それぞれです。アプリ探しを始める前に、次の点を自問してみてください。
- ウェブサイトのラッパーでも構わないのか、それとも「本物」のアプリが必要なのか
- 通知機能がないと困るのか
- 複数のサイトをアプリ化する予定はあるか。その場合、軽量なものが必要か
- Gmailなどの複数アカウントでのサインインが必要か
自分にとっての必須要件を明確にしておけば、最適なソリューションが見つかりやすくなります。
Webアプリ vs デスクトップアプリ、どちらが好き?
ネイティブのMacアプリよりもWebアプリを選ぶほうがよい場面もありますが、常にそうとは限りません。どうしてもデスクトップアプリが必要なときは、今回紹介した方法で代用するしかないこともあります。
とはいえ心配は無用です。Webアプリとネイティブアプリの垣根をなくすと期待されるプログレッシブウェブアプリ(PWA)は、ますます注目を集めています。今後の発展に期待しましょう。
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