Macのハードドライブ上のすべてのファイルを簡単に表示する方法|実証済みの3つの手順

AppleのmacOSはシンプルさを重視して設計されており、初心者から上級者まで幅広いユーザーが快適に使えるよう配慮されています。それでも、特定のファイルやフォルダが見つけられずに困ることは少なくありません。特に、パソコン操作に不慣れな方や、WindowsやLinuxなど別のOSに慣れている方は、戸惑う場面もあるでしょう。
この記事では、Macのハードドライブ上にあるすべてのファイルを表示するさまざまな方法をご紹介します。さらに、どうしても目的のファイルが見つからない場合の対処法についても詳しく解説します。
macOSは本来アクセスしやすく、最小限の手間でパソコンのさまざまな機能にたどり着ける設計です。しかし、ハードドライブの容量を管理したり、不具合のあるアプリをトラブルシューティングしたりする際には、ファイルやフォルダを一覧で確認したくなることもあります。もちろん、行方不明になったファイルを探しているだけの場合もあるでしょう。理由は何であれ、以下ではMacで全ファイルを表示する複数の方法を説明します。
方法1:Finderを使ってドライブ内を移動する
Finderは、Windowsのエクスプローラーに相当するmacOSの標準ファイル管理ツールです。Macのファイルや各種機能を操作するための基本インターフェースであり、これを使えばドライブ内のファイルを簡単に確認できます。FinderでMacのすべてのファイルを表示する手順は以下の通りです。
- まず、デスクトップ上部のFinderメニューバーで「移動」>「コンピュータ」を選択します。
- ここで、Macに接続されているすべてのストレージデバイスと、その中に保存されているファイルやフォルダにアクセスできます。ただし、「ホーム」フォルダ直下の「ライブラリ」フォルダは含まれない点に注意してください。
- 「ライブラリ」フォルダにアクセスするには、Finderメニューバーで「移動」>「ホーム」を選択します。次に、ウィンドウ上部にある3つの点(…)アイコンをクリックし、「表示オプションを表示」を選びます。
- 表示されたポップアップで「ライブラリフォルダを表示」にチェックを入れます。以降、「ライブラリ」がFinderの「移動」メニューに表示されるようになります。
方法2:隠しファイルを表示する
すべてのファイルを確認しても目的のファイルが見つからない場合は、単に非表示になっている可能性があります。Macで隠しファイルを表示する最も手軽な方法は、Command + Shift + .(ピリオド)キーを同時に押すことです。ただしこの方法は一時的なもので、Finderを開くたびに再度操作する必要がある点が難点です。
より恒久的な解決策を望む場合は、ターミナルでコマンドを入力します。Macのターミナルで全ファイルを表示する手順は以下の通りです。
- まず「移動」>「ユーティリティ」を選択します。
- 「ターミナル」をダブルクリックして起動します。
- 次に、「defaults write com.apple.Finder AppleShowAllFiles true」と入力(引用符は不要)してEnterキーを押します。このコマンドにより、今後は常に隠しファイルが表示されるようになります。
- 続けて「killall Finder」と入力(引用符は不要)し、再びEnterキーを押してFinderを再起動します。
補足:この設定を元に戻してファイルを再び非表示にしたい場合は、ターミナルに「defaults write com.apple.Finder AppleShowAllFiles false」と入力してEnterキーを押すだけでOKです。
方法3:Finder環境設定からハードドライブのアイコンをデスクトップに表示する
ストレージデバイスにアクセスするたびにFinderのメニューバーを操作するのが面倒だと感じたら、ハードドライブのアイコンをデスクトップに表示すると便利です。そうすれば、ファイルやフォルダの確認がぐっと楽になります。
Finder環境設定からデスクトップにハードドライブのアイコンを表示する手順は以下の通りです。
- まず、Finderメニューバーで「Finder」>「設定」を選択します。
- 「一般」タブが開いていることを確認し、デスクトップに表示したいストレージデバイスにチェックを入れます。選択肢には、ハードディスク、外付ディスク、CD、DVD、iPod、接続中のサーバがあります。設定を完了すると、該当するストレージデバイスのアイコンがデスクトップに表示されます。
どうしてもファイルが見つからないときの対処法
ハードドライブや外付けストレージをくまなく調べても目的のファイルが見つからない場合は、以下の方法を試してみてください。
対処法1:Finderの検索機能を使う
Finderには検索機能が組み込まれており、特定の条件でファイルを探せます。手順は以下の通りです。
- まず、Finderウィンドウを開き、右上の虫眼鏡アイコンをクリックします。アイコンが検索バーに変わるので、そこにファイル名やファイル形式を入力してEnterキーを押すと、基本的な検索が始まります。
- 検索バーの下にある「+」ボタンをクリックすると検索条件を追加でき、ファイルの種類、名前、日付などの条件で絞り込めます。
- 「+」ボタンは何度でもクリックでき、条件を重ねてより詳細に絞り込むことが可能です。
- Macでファイルのパスを知りたい場合は、Finderの検索機能で見つけたファイルを選択(ハイライト)すると、ウィンドウ下部付近にそのパスが表示されます。
対処法2:ゴミ箱を確認する
検索してもファイルが見つからない場合は、誤って削除してしまった可能性があります。Macで削除されたファイルは、ゴミ箱を空にするまでゴミ箱に残ったままなので、必ず確認しておきましょう。ゴミ箱を開くには、Dockの右端にあるゴミ箱アイコンをクリックするだけです。そこに目的のファイルが見つかったら、右クリックして「戻す」を選択すれば、元の場所に復元できます。
対処法3:プロ仕様のデータ復元ツールを使う
検索でもゴミ箱でもファイルが見つからない場合、そのファイルはもうハードドライブ上に存在しない可能性が高いです。そんなときは、信頼性の高いデータ復元ソフトを使って取り戻しましょう。Disk Drillは、Macで完全に削除されたファイルを復元できる定番ソフトの一つで、高速なスキャン、高い復元率、直感的に使えるユーザーインターフェースが特長です。
また、ほぼすべてのストレージデバイス、ファイルシステム、ファイル形式に対応しています。Disk Drillでファイルを復元する手順は以下の通りです。
- まず、Cleverfilesの公式サイトにアクセスし、最新版のDisk Drillをダウンロードして、パソコンに正しくインストールされていることを確認します。
- Disk Drillを起動し、復元対象のハードドライブを選択して「失われたデータを検索」をクリックします。
- スキャンが開始されます。完了したら、右上の「見つかった項目を確認」ボタンをクリックして先へ進みます。
- 結果画面では、Disk Drillが検出したすべてのファイルを閲覧できます。結果を絞り込みたい場合は、左側のフィルタカテゴリか、右上の検索バーを使用してください。検索バーはファイル名にも種類にも対応しています。目的のファイルが見つかったら、名前の横のチェックボックスにチェックを入れて選択し、右下の「復元」ボタンをクリックします。
- クリックすると小さなウィンドウが表示され、復元ファイルの保存先を選択します。保存先は、復元元のストレージデバイスとは別のデバイスを選んでください。準備ができたら「次へ」をクリックします。
- Disk Drillがファイルの復元を試みます。完了すると完了メッセージが表示され、「Finderで結果を表示」ボタンをクリックすれば、復元されたファイルに直接アクセスできます。
なお、Mac版のDisk Drillは無料版ではファイルのプレビューのみ可能で、データを実際に復元するにはPro版へのアップグレードが必要です。
まとめ
Macのオペレーティングシステムは比較的シンプルに操作できますが、さまざまな要因によって特定のファイルやフォルダが見つけにくくなることがあります。ハードドライブ上のデータを全体的に確認したい理由も人それぞれです。いずれの場合も、Macで全ファイルを表示する方法は複数あります。このガイドで紹介した方法が、ファイルのより徹底的な閲覧や、ハードドライブから消えてしまったファイルの復元に役立てば幸いです。
よくある質問(FAQ)
Q.Macでライブラリフォルダの非表示を解除するには?
- Finderメニューバーで「移動」>「ホーム」を選択します。
- 表示されたウィンドウで、上部付近の3つの点(…)アイコンをクリックし、「表示オプションを表示」を選びます。
- 小さなポップアップが表示されます。
- 「ライブラリフォルダを表示」のチェックボックスにチェックを入れると、「ライブラリ」がFinderの「移動」メニューに表示されるようになります。
Q.ターミナルを使ってMacの全ファイルを表示するには?
- 「移動」>「ユーティリティ」>「ターミナル」を開きます。
- 「defaults write com.apple.Finder AppleShowAllFiles true」コマンドを入力します。
- 「killall Finder」と入力してEnterキーを押すと、Finderが更新されます。
Q.Macでファイルがすべて表示されないのはなぜ?
目的のファイルが隠しファイルになっている可能性があります。Command + Shift + .(ピリオド)キーを押せば隠しファイルを表示できますが、これは一時的な対策であり、Finderを開くたびに実行する必要があります。恒久的に隠しファイルを表示したい場合は、前述の通り「ターミナル」ツールでコマンドを実行してください。
Q.外付けハードドライブがMacに表示されないのはなぜ?
外付けハードドライブは、Macに接続すると通常デスクトップに自動的に表示されます。表示されない場合は、「Finder」>「移動」>「コンピュータ」からドライブを参照することもできます。利用可能なデバイスのリストに外付けハードドライブが表示されるはずです。どこにも表示されない場合は、ハードドライブ自体が破損している可能性があります。
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