MacのSpotlightをAlfredに置き換えるべき理由——実証済みの生産性向上術8選

長年Macを使い続けてきた筆者は、ついにmacOS標準のシステム全体検索機能「Spotlight」を「Alfred」に置き換えました。実際に使い込んでみると、Alfredは単なる検索ツールにとどまらず、システム設定の操作や音楽再生、メール作成までこなせる、非常に強力なランチャーアプリであることがわかりました。
この記事では、Alfredに置き換えて得られた具体的なメリットを8つのポイントに分けて紹介します。
目次
- システム設定を素早く操作する
- クリップボードマネージャーとして活用する
- ターミナルコマンドを素早く実行する
- 1Passwordの保管庫を簡単に検索する
- より賢く高機能なファイル検索を楽しむ
- GoogleやBing検索を直接実行する
- サードパーティアプリと連携させる
- 強力なテキストエクスパンダーとして使う
1. システム設定を素早く操作する

Alfredの魅力のひとつが、Macのシステム設定を瞬時に操作できる点です。たとえばMacをスリープさせたいときは、Alfredを呼び出して「sleep」と入力するだけ。「quit all apps」と入力すれば開いているすべてのアプリを一括終了でき、「shut down」でMac miniの電源を切ることもできます。
音量調整やマウント済みボリュームの取り出し、開いているアプリを非表示にする操作、ゴミ箱を空にする処理など、ほぼすべてのシステム操作をAlfredから行えます。
これらのコマンドを頻繁に使うようになると、最初の数文字を入力した時点でAlfredが自動的に候補を提案してくれるため、操作スピードはさらに向上します。Alfred以外なら、同様の機能を持つ「Raycast」もおすすめの代替手段です。
2. クリップボードマネージャーとして活用する

AlfredはSpotlightの代替以上の存在です。クリップボードマネージャーとしても機能し、コピーしたテキストや画像を履歴として保存し、いつでも素早く呼び出せます。しかも単純な履歴保存ではなく、「スマートな」クリップボード管理が可能です。
たとえば、他のAppleデバイスからコピーした内容を履歴に含めないよう設定できます。同じAppleアカウントで複数のMacを使っている場合に便利な機能です。さらに、現在選択中のクリップボード項目に、過去にコピーしたテキストを追記できるオプションも用意されています。
セキュリティ面にも配慮されており、パスワードマネージャーなど特定のアプリからコピーした内容を保存対象から除外することも可能です。
3. ターミナルコマンドを素早く実行する
筆者はMacでターミナルを頻繁に使うわけではありませんが、必要なときはAlfred経由で直接シェルコマンドを実行しています。やり方は簡単で、コマンドの先頭に「>」を付けて入力するだけです。
別のアプリをコマンドラインインターフェースとして使いたい場合は、Alfredの環境設定から切り替えられます。また、コマンドラインプログラム向けにカスタムAppleScriptを作成することもできます。
地味な機能に見えますが、ターミナルを日常的に使う人にとっては、この統合機能が長期的に見て何時間もの時間節約につながります。
4. 1Passwordの保管庫を簡単に検索する

公式ワークフローを使えば、ファミリープランにも対応した高評価のパスワードマネージャー「1Password」とAlfredを統合できます。これにより、Alfredから直接1Passwordの保管庫内のパスワードやログイン情報を検索可能になります。ヘビーユーザーである筆者にとって、この統合は毎日数分の時間短縮につながる非常に便利な機能です。
設定方法は、Alfredの環境設定を開き、「Features」タブから「1Password」を選択。あとは画面の指示に従って1Passwordワークフローをインストールします。
セットアップ後は、「1p」に続けて検索語を入力するだけで保管庫を検索できます。初回のみ1Passwordアカウントへのログインが必要で、その際に「1Password CLI」のダウンロードが求められます。
5. より賢く高機能なファイル検索を楽しむ

Spotlightの代替として、AlfredでもMac上のファイルやフォルダを検索できます。その検索機能はSpotlightよりはるかに強力でスマートであり、検索結果から直接さまざまな操作が行えるのが特徴です。
たとえば目的のファイルを見つけたら、右矢印キーを押してアクションパネルを表示。ここには、ファイルのコピー、別フォルダへの移動、ゴミ箱への移動、新しいFinderウィンドウでファイルパスを開くなど、便利なオプションが多数揃っています。ファイルを開かずにプレビューしたいときは、Shiftキーを押すだけです。
もうひとつ便利なのがバッファ機能です。複数のファイルをバッファに追加すれば、まとめて一括操作が可能になります。Optionキーと上矢印キーを同時に押すことで、ファイルをバッファに追加・削除できます。
開きたいファイル名がわかっている場合は、「open」に続けてファイル名を入力しReturn(またはEnter)キーを押すだけで、Alfredが直接ファイルを開いてくれます。さらに、ファイルの中身を検索することも可能です。その場合は「in」キーワードに続けて検索語を入力します。
6. GoogleやBing検索を直接実行する

Alfredはブラウジング体験も強化してくれます。手早くGoogle検索したいときは、Alfredを呼び出して「Google」に続けて検索語を入力し、Returnキーを押すだけ。お好みのブラウザでGoogleの検索結果ページが開きます。
同様に「Drive」に続けてキーワードを入力すれば、Googleドライブ内のファイルを検索できます。X(旧Twitter)、Appleマップ、Bing、Amazon、Googleマップなど、主要なサービスの検索にもほぼ対応しています。
カスタム検索を追加するオプションもあり、よく利用するサイトのURLを登録しておけば、より効率的に検索できます。
それでもMac標準の検索機能を手放したくない方は、macOSでSpotlightをより効率的に使うためのテクニック記事をチェックしてみてください。
7. サードパーティアプリと連携させる

クレジット:Rajesh Pandey / MakeUseOf
「Workflows」機能を使えば、サードパーティアプリとの連携によってAlfredの能力をさらに拡張できます。SpotifyやChatGPTなど他のアプリ・サービスと通信できるようになり、日々のルーチン作業を高速化できます。たとえば「Share with AirDrop」ワークフローを使えば、ファイル・テキスト・URLをAlfredから直接AirDropで共有できます。
また、「Unit Converter」ワークフローを追加すれば、さまざまな計量単位を素早く変換可能。「Outlook」ワークフローを使えば、Alfredから直接メールの下書きを作成したり、Outlookの受信トレイを検索したりできます。自分でカスタムワークフローを作成することも、Alfred Galleryで人気のワークフローを探すことも可能です。
8. 強力なテキストエクスパンダーとして使う
テキスト展開(入力補完)は、Macでのタイピングを高速化する優れた手法です。macOSにも標準のテキスト置換機能がありますが、Alfredの実装ははるかに強力です。スニペットにキーワードを割り当てれば、テキストフィールドに入力した時点で自動的に展開されます。
書式や色を変えたリッチなスニペットを作成できるほか、日付・時刻・クリップボードの内容などを差し込める動的プレースホルダーにも対応しています。すべてのスニペットを暗記する必要もなく、必要なときはAlfredのクリップボードマネージャーから直接確認できます。
そしてAlfred最大の魅力は、これだけの機能を備えながら無料で使えることです。一部の高度な機能には有料の「Powerpack」購入が必要ですが、基本的な用途であれば無料版でも十分すぎるほどです。
Alfredに魅力を感じて、MacのSpotlightを置き換えることを決めたら、まずCommand + スペースバーのショートカットキーをAlfredに割り当てましょう。このキーの組み合わせはデフォルトでSpotlightに設定されています。その後、じっくりと自分の使い方に合わせてAlfredの環境設定を行えば、このアプリは真価を発揮し、あなたのワークフローを大きく加速させてくれるはずです。
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