Macをアップグレードしなくても楽しめる、macOS Catalinaの注目機能8選
macOS Catalinaへのアップグレードをためらう理由はたくさんあります。仕事で32ビットアプリに依存しているため互換性が心配だったり、新OSの不安定さに悩まされたくないといった事情があるかもしれません。
さらに、Catalinaをインストールするには2012年以降に発売されたMacが必要です。
しかし朗報があります。古いmacOSを使い続けていても、Catalinaの新機能を諦める必要はありません。MojaveやHigh Sierraなど以前のバージョンでも動作するサードパーティ製アプリを使えば、新機能の大半を実現できるのです。
1. Duet DisplayでiPadをMacのサブディスプレイにする
macOS Catalinaの目玉機能のひとつが、iPadをMacのセカンドディスプレイとして使える「Sidecar(サイドカー)」です。ただし利用にはiPad Proまたは2019年以降のiPadが必要で、iPadOSの実行も条件となります。
一方、Duet DisplayはSidecarと同等の機能を、幅広いiOS・macOSのバージョンで利用できます。Wi-Fi経由でデバイス同士を接続すれば、あとはMacのウィンドウをiPadの画面へドラッグするだけ。iPadアプリは有料ですが、それでも外付けモニターを新調するよりはるかに安上がりです。
ダウンロード: iOS版Duet Display(9.99ドル、サブスクリプションあり)| Mac版(無料)
2. FocusMeでスクリーンタイムを可視化する
現代では私たちは画面を見つめる時間が非常に長くなっています。AppleはiOS 12で「スクリーンタイム」を導入し、使用時間の把握を簡単にしました。そしてmacOS Catalinaでは、このスクリーンタイムがMacにも対応しました。
Catalinaにアップグレードしなくても、サードパーティ製アプリFocusMeなら使用時間のトラッキングが可能です。この有料アプリはMacの利用状況を円グラフで表示し、制限をかけたりダウンタイムをスケジュールしたりすることも思いのままです。
ダウンロード: Mac版FocusMe(無料トライアル、要サブスクリプション)
3. iCloudのWebサイトで紛失デバイスを探す
iPhone向けだった機能がCatalinaのMacに搭載された第二弾が「探す(Find My)」です。「iPhoneを探す」と「友達を探す」が統合されたこのアプリは、友人や家族、紛失したAppleデバイスの位置情報を追跡できます。
Mac専用アプリがあるのは便利ですが、同じサービスはiCloudのWebサイトからも利用可能です。どのバージョンのmacOSでも、iCloud.comにサインインして「iPhoneを探す」や「友達を探す」をクリックすればOK。インタラクティブな地図上で、大切な人やデバイスの位置をひと目で確認できます。
アクセス: iCloud.com
4. 音楽・TV・ポッドキャストはiTunesのまま使える
長年機能を盛り込みすぎて肥大化していたiTunesは、Catalinaで「ミュージック」「TV」「ポッドキャスト」の3つのアプリに分割されました。それぞれメディアライブラリの閲覧、新しいコンテンツの読み込み、好みに合わせたおすすめ検索が可能になっています。
確かにこれらの新アプリはユーザー体験が洗練されていますが、決定的な新機能があるわけではありません。旧バージョンのMacでもiTunesを使えば、Apple Musicの再生、iTunes Storeでの映画購入、最新ポッドキャストの購読は今まで通り行えます。
5. ゲームならSteamで十分
Apple ArcadeはiPhone、iPad、Apple TV、Macで遊べるサブスクリプション型ゲームサービス(iOS 13、iPadOS、macOS Catalina以降が必要)です。魅力的なタイトルも揃っていますが、Macでゲームを楽しむ手段はそれだけではありません。
長年の実績を持つSteamは、PCゲームの代表的なストアフロントです。古いmacOSにインストールすれば、無料のインディーゲームから最新のAAAタイトルまで、数え切れないほどのゲームを購入・プレイできます。まずはMac対応のおすすめゲームから始めてみてはいかがでしょうか。
ダウンロード: Mac版Steam(無料)
6. Mylioで写真ライブラリを一新する
macOSの「写真」アプリも十分優秀なライブラリ管理ツールですが、Catalinaでの変更は見た目の改善と編集オプションの追加程度にとどまります。その程度のアップデートなら、Mylioでも実現できます。
この写真管理アプリはライブラリをシームレスなコラージュ形式で表示し、顔認識、タグ付きアルバム、カレンダー同期などの高度な機能を裏側で支えています。Googleフォト、Flickr、Facebookからの自動取り込みにも対応しており、iCloud写真との同期機能も開発中です。
ダウンロード: Mylio(iOS | Android | Mac版あり、無料、サブスクリプションあり)
7. TodoistはAppleのリマインダーより高機能
iOS 13とmacOS Catalinaで、Appleはリマインダーアプリを大幅に刷新しました。洗練されたデザイン、今後のタスクをまとめるスマートリスト、自然言語認識の向上、画像やメモの添付機能などが加わっています。
しかし、こうした機能の多くはTodoistをはじめとする代替リマインダーアプリで既に実現済みです。この便利なタスク管理ツールなら、受信箱への素早いタスク追加、繰り返しアラートの自動設定、複数プラットフォーム間の同期までこなせます。Appleのリマインダーよりも多機能といえるでしょう。
ダウンロード: Todoist(iOS | Android | Mac版あり、無料、サブスクリプションあり)
8. 音声入力でMacを声だけで操作する
Catalinaは「音声コントロール(Voice Control)」の追加により、障害のあるユーザーにとって大きな前進となりました。さまざまな音声コマンドでMacのあらゆる操作が可能になり、革新的なグリッドや番号システムを使って画面上の要素を選択したり、アプリの操作やドキュメントの保存まで声だけで行えます。
そこまで包括的ではありませんが、以前のmacOSにも音声コマンド対応の「音声入力」機能は標準搭載されています。「システム環境設定 > アクセシビリティ > 音声入力」から有効化すれば、テキストの口述、書式設定、大文字変換などの各種コマンドが使えるようになります。
macOS Mojave以前で使える音声コマンドの一例をご紹介します。
- 「これを削除」
- 「一番下までスクロール」
- 「<フレーズ>を大文字に」
- 「次の文を選択」
アップデートなしでMacを安全に保つには
ご覧のとおり、古いmacOSでも工夫次第でCatalinaの機能の大半は再現できます。ただし、アップグレードを検討する理由は新機能だけではありません。セキュリティ強化という重要な側面もあります。
定期的なソフトウェアアップデートがないと、新種のマルウェアからコンピュータを守る力は弱まってしまいます。Appleは過去のmacOSバージョンを数年間サポートしますが、サポートが終了したバージョンを使い続ける場合は、macOSをアップグレードせずに安全を保つため、信頼できるMac用ウイルス対策ソフトの導入をぜひ検討してください。
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