WindowsでYouTubeの「オーディオレンダラーエラー」を解決する7つの対処法
多くのWindowsユーザーから、YouTubeの動画を再生しようとすると「Audio renderer error. Please restart your computer.(オーディオレンダラーエラー。コンピューターを再起動してください)」というエラーメッセージが表示されるとの報告が寄せられています。
この問題は特定のWindowsバージョンに限らず発生しており、Chrome、Opera、Edge、Firefoxなど複数のブラウザーでも報告されています。さらに、iTunesでの音楽再生や内蔵オーディオプレーヤーの使用時にも同じエラーが起こるという声もあります。

YouTubeでオーディオレンダラーエラーが発生する原因
今回、多数のユーザー報告とその解決手順をもとにこの問題を調査しました。その結果、以下のようなシナリオがこのエラーのトリガーになっていることが判明しています。
- オーディオドライバーの不具合 – 一部のマザーボードモデルで繰り返し発生するバグのようです。ヘッドホンの抜き差し、PCの再起動、オーディオドライバーの一時的な無効化などにより一時的に改善するケースが多く報告されています。
- WindowsサウンドドライバーとASIOドライバーの競合 – 両方のドライバーを異なるサウンド形式の周波数(サンプルレート)で使用している場合に発生することが確認されています。この場合、両者の周波数を揃えることで解決します。
- BIOSのバグ – Dell製PCでは、不具合のあるソフトウェアアップデートが原因である可能性が高いです。Dell側ですでにバグを修正しているため、BIOSを最新版に更新することで完全に解決できるはずです。
それでは、考えられる原因を踏まえて、具体的な対処法を見ていきましょう。まずはPCへの変更が少ない基本的な方法から順に紹介します。
対処法1:ヘッドホンの抜き差しを行う
単純な方法に思えますが、実は多くのユーザーがヘッドホンを抜いて差し直すだけで問題が解決したと報告しています。ジャック接続のヘッドホンでもUSBタイプ(ドングル式・ケーブル式どちらも)でも効果があることが確認されています。
YouTubeで動画を再生する際にこのエラーが出る場合は、まず接続中のヘッドホンのケーブルを抜いてみてください。
注意: この方法はあくまで一時的な対策である可能性が高い点に留意してください。根本的な対応をしない限り、「オーディオレンダラーエラー」はいずれ再発します。
この方法が使えない場合、またはより恒久的な解決策をお探しの場合は、次の方法に進んでください。
対処法2:コンピューターを再起動する
エラーメッセージの指示通り、PCを再起動することでもこのエラーが解消される場合があります。ただし、多くのユーザーの報告によると、対処法1と同様にこの方法も一時的なものにとどまります。中には、エラーメッセージが戻ってくるまで音声が20〜30秒しか再生できないというケースもありました。
まずはPCを再起動して、症状が改善するか確認してみましょう。エラーが再発する場合や恒久的な解決策が必要な場合は、対処法3に進んでください。
対処法3:オーディオトラブルシューティングツールを実行する
Windowsに標準搭載されているオーディオトラブルシューティングツールも有効な選択肢です。このユーティリティには、一般的なサウンド問題に対応する修復戦略が多数組み込まれています。Microsoftが認識している一般的な不具合が原因の場合、このツールの実行だけで問題が完全に解決することもあります。
以下の手順でオーディオトラブルシューティングツールを実行してください。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「ms-settings:troubleshoot」と入力してEnterキーを押すと、設定アプリのトラブルシューティングタブが開きます。

- トラブルシューティングタブ内で下へスクロールし、「起動しないときは(Get up and running)」セクションのオーディオの再生をクリックします。続いてトラブルシューティングツールの実行をクリックしてユーティリティを起動します。

- 初期調査が完了するまで待ちます。その後、「オーディオレンダラーエラー」が発生しているデバイスを選択して次へをクリックします。

- ツールによるオーディオデバイスの分析が完了するまで待ちます。問題が検出された場合は、修復方法が提案されます。画面の指示に従い(「はい、修復を適用します」や「はい、*メニューを開きます」などを選択)、推奨された操作を実行してください。

- パソコンを再起動し、次回の起動後にエラーが発生しなくなったかどうかを確認します。
それでもエラーが続く場合は、次の方法に進んでください。
対処法4:オーディオドライバーを無効化して再有効化する
再起動やトラブルシューティングツールを使わずに問題を解決できたというユーザーもいます。ポイントは、デバイスマネージャーですべてのオーディオアダプターを一度無効化し、数秒後に再度有効化するという方法です。
多くのユーザーにとって、これが「オーディオレンダラーエラー」への定番の対策となっています。以下に手順をまとめました。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「devmgmt.msc」と入力してEnterキーを押すと、デバイスマネージャーが開きます。

- デバイスマネージャー内で「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」メニューを展開します。そこにあるすべてのオーディオアダプターを右クリックし、「デバイスを無効化」を選択して無効にしていきます。

- すべてのオーディオアダプターを無効化したら、数秒待ってから各デバイスを右クリックし、「デバイスを有効化」を選択して元に戻します。

- 以前エラーが発生していた操作をもう一度行い、問題が解決したかどうかを確認します。
それでも問題が解決しない場合や、時間が経つと再発する場合は、次の方法に進みましょう。
対処法5:オーディオドライバーをロールバックまたはアンインストールする
もうひとつの有効な対策は、オーディオドライバーを以前のバージョンに戻すことです。ソフトウェアのバグが原因だった場合、ドライバーのロールバックによって問題が解決します。また、ドライバーをアンインストールするとWindowsが自動的に再インストールするため、ファイル破損が原因だった場合にもエラーを解消できます。
以下の手順でオーディオドライバーをロールバックしてください。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「devmgmt.msc」と入力してEnterキーを押すと、デバイスマネージャーが開きます。

- 「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」を展開し、お使いのオーディオアダプターをダブルクリックします。

- プロパティ画面の「ドライバー」タブを開き、「ドライバーを元に戻す」をクリックします。このボタンが利用できない場合は、「デバイスのアンインストール」をクリックしてください。

- パソコンを再起動します。ドライバーをアンインストールした場合、Windowsは自動的に最新版のオーディオドライバーを再インストールします。再起動が完了したら、以前エラーを引き起こしていた操作を再度行い、問題が解決したか確認しましょう。
対処法6:WindowsサウンドドライバーとASIOドライバーのサンプルレートを揃える
Cubaseを開いているときにだけこのエラーが発生する場合は、WindowsサウンドシステムとASIOドライバーの設定が競合している可能性が高いです。このケースでは、WindowsサウンドドライバーとASIOドライバーの両方で同じサンプルレート(例:44.1kHzか48kHzか)を使用するように設定することで解決できます。
以下に具体的な手順を示します。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「mmsys.cpl」と入力してEnterキーを押すと、サウンド設定メニューが開きます。

- 「サウンド」ウィンドウの「再生」タブで、問題が発生しているオーディオデバイスを選択し、「構成」をクリックします。

- オーディオデバイスのプロパティ画面で「詳細」タブを開き、「既定の形式」を「16ビット、44100Hz(または使用したい別の標準形式)」に変更します。その後「適用」をクリックして設定を保存します。

- 次に、ASIOドライバーの設定を開き、「Audio」タブに移動します。そこで、手順3で設定したオーディオ形式と同じ周波数になるようサンプルレートを変更します。

- パソコンを再起動し、競合が解消されたかどうかを確認します。
それでも同じエラーが表示される場合は、次の方法に進んでください。
対処法7:BIOSを更新する(Dell製PCでのみ確認)
Dell製PCでこの問題に遭遇した一部のユーザーは、BIOSファームウェアを更新したところ、問題が完全に解決したと報告しています。他のメーカーでも同様の手法が有効かもしれませんが、現時点で効果が確認できているのはDell製PCのみです。
注意: 他の環境でこの方法によってエラーが解決した場合は、ぜひコメント欄でお知らせください。
警告: BIOSファームウェアの更新は、手順を正確に守らないとPCに深刻な影響を及ぼす可能性があります。実行する場合は自己責任でお願いします。
BIOSのインターフェースやDell PCにおける更新手順は、機種ごとに異なります。混乱を避けるため、まずはDell公式のBIOSアップデートサポートページ(こちら)を読んで、手順をよく理解してください。
手順を把握できたら、専用の指示(こちら)に従ってBIOSインストールメディアを作成し、BIOSを最新バージョンに更新してください。
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