コンピュータのメンテナンス
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ノートパソコンのバッテリーが充電できない!原因と対処法を徹底解説

ノートパソコンのバッテリーは、化学エネルギーとして電力を蓄え、必要に応じて電気エネルギーに変換して本体へ供給しています。この化学反応を利用したバッテリーは、温度変化や充放電サイクルの回数、経年劣化など、さまざまな要因の影響を受けます。その結果として、バッテリー容量の低下、充電の遅さ、最悪の場合にはまったく充電できなくなるといったトラブルが発生します。症状の程度に応じて、以下の対処法を順番に試してみてください。

まずは基本事項を確認

各種ソリューションを試す前に、基本的な項目を必ず確認しておきましょう。まず、ノートパソコン側に手を加える前に、別のコンセントに差し替えてみてください。それでも状況が変わらない場合は、ACアダプター本体と電源コードの接続部分が緩んでいないかをチェックします。あわせて、ケーブルに断線や被膜の破損などの傷がないかも確認しましょう。

Windowsのトラブルシューティングツールを試す

Windows 10は機能が豊富なだけでなく、充実したトラブルシューティング機能も備えています。OSが問題を自動的に検出して修復できるため、「電源のトラブルシューティングツール」を試す価値があります。アクセスするには、Windowsキーを押して「トラブルシューティングの設定」と入力します。クリックするとトラブルシューティングメニューが表示されるので、下のスクリーンショットのように追加のトラブルシューティングツールを選択してください。

ノートパソコンのバッテリーが充電できない!原因と対処法を徹底解説

「電源」を選択し、「トラブルシューティングツールの実行」をクリックします。Windowsが問題を検出し、解決策を提示してくれます。これで解決しない場合は、次の方法に進みましょう。

バッテリードライバーを更新する

ノートパソコンの他のパーツと同様に、バッテリーも専用のドライバーによって制御されています。ドライバーが古くなっていたり、マルウェアによって破損したりすると、バッテリーが正しく充電されないことがあります。この問題を解消するには、バッテリードライバーの更新を試してみましょう。

スタートボタンを押して「デバイスマネージャー」と入力し、クリックしてコンポーネント一覧を表示します。バッテリーを選択すると、ACアダプターACPI準拠制御方式バッテリーが表示されます。

ノートパソコンのバッテリーが充電できない!原因と対処法を徹底解説

それぞれを右クリックして「ドライバーの更新」を選択します。「ドライバーを自動的に検索」を選べば、あとはWindowsが自動で処理してくれます。うまくいかない場合は、ノートパソコンメーカーの公式サイトからドライバーを手動でダウンロードし、「コンピューターを参照してドライバーを検索」を選択します。保存先のフォルダーを指定して「次へ」をクリックすれば完了です。

バッテリードライバーを再インストールする

ドライバーを更新しても問題が解決しない場合は、既存のドライバーを一度アンインストールして入れ直すと改善することがあります。前の項目と同じ手順でデバイスマネージャーを開き、バッテリーをクリックします。次に、ACアダプターを右クリックして「アンインストール」を選択します。続けてACPI準拠制御方式バッテリーも右クリックして「アンインストール」を実行します。パソコンを再起動すると、Windowsが自動的に互換性のあるドライバーを検出してインストールしてくれるはずです。

MacBookでバッテリーの状態を確認する

ノートパソコンのバッテリーが充電できない!原因と対処法を徹底解説

Appleのノートパソコンを使っている場合は、内蔵ツールでバッテリーの状態を確認できます。Appleメニューをクリックし、「システム環境設定」を選択します。「バッテリー」項目を開いて「バッテリーの状態(Battery Health)」をクリックすると、以下のようなメッセージが表示されます。

正常(Normal):macOSの判断では、バッテリーは正常に動作している状態です。
修理推奨(Service Recommended):バッテリーに何らかの問題がある可能性があります。Apple正規サービスプロバイダやAppleサポートに相談し、バッテリーの詳細な診断を受けてください。

MacBookのSMCをリセットする

MacBookでは、電源管理はSMC(System Management Controller/システム管理コントローラ)によって制御されています。このシステムに不具合が生じると、バッテリーが充電できなくなることがあります。場合によっては、SMCをリセットするだけで充電関連の問題が解決します。

SMCをリセットするには、まずMacBookの電源を切ります。充電器を接続し、コンセントに電力が供給されていることを確認してください。次に、Control(左)、Option(左)、Shift(左)の3つのキーを押し続けます。そのまま3つのキーを押さえた状態で、電源ボタンも一緒に押します。4つのキーを10秒間押し続けたら、すべてのキーを離し、数秒待ってからMacBookの電源を入れます。トラブルの原因がSMCにあった場合、この手順で解決するはずです。なお、この方法はIntel製チップを搭載したMacBook向けの手順です。Apple Silicon(M1/M2以降)搭載モデルでは、単純にシャットダウンして数十秒待ってから起動し直すことで同様の効果が得られます。

ノートパソコンのバッテリーが充電できない!原因と対処法を徹底解説

専門家に相談する

ここまで紹介した方法をすべて試しても問題が解決しない場合は、プロに相談するのが確実です。保証期間内であれば、メーカーサポートに連絡して修理を依頼しましょう。保証が切れている場合は、Onsitegoのノートパソコン修理サービスのように、専門の修理業者を利用する選択肢もあります。ただし、自分で修理に挑戦したいという方は、以下の追加のヒントも参考にしてください。

バッテリーを取り外してみる

上記の方法で解決しない場合は、バッテリーを取り外して動作を確認するという手段もあります。ただし、バッテリーの脱着を行うとメーカー保証が無効になる可能性がある点に注意してください。自信がない場合は無理をせず、専門業者への依頼をおすすめします。その上で、手順を紹介します。

まず充電器を外し、ノートパソコンの電源を切ります。本体を裏返し、バッテリーリリースラッチ(ロックレバー)を探します。多くの機種ではラッチは1つですが、機種によっては下の画像のように2つ付いているものもあります。ラッチを同時にスライドさせてロックを解除し、バッテリーを引き抜きます。

MacBookシリーズを含む一部のノートパソコンでは、バッテリーは背面パネルの内側に収められています。この場合は、機種に対応した精密ドライバーセットを用意し、下の画像のようにパネルを取り外す必要があります。

MacBookの場合は、バッテリーとマザーボードをつなぐフラットケーブル(リボンケーブル)を探します。透明なプラスチックのタブが付いているはずなので、それを持ってコネクターを基板からゆっくり引き抜きます。

その後、充電器を接続して、AC電源のみで正常に動作するかどうかを確認します。問題なく動作するのであれば、充電器自体は故障しておらず、バッテリーの交換が必要な状態だと判断できます。

バッテリーを交換する

まず、メーカー公式サイトなど信頼できる販売元から交換用バッテリーを注文します。適合するバッテリーを探す際は、現在使っているバッテリーに貼られた型番を利用しましょう。ステッカーが読み取れないほど劣化している場合は、ノートパソコン本体のモデル番号をもとに検索できます。

ノートパソコンのモデル番号を調べるには、本体底面のラベルを確認するか、「スタートボタン – 設定 – システム – バージョン情報」の順に画面を開いてください。

適合するバッテリーが見つかったら、「バッテリーを取り外してみる」のセクションで紹介した手順に従って既存のバッテリーを取り外します。新しいバッテリーをスライドして装着すると、ロックは自動的にかかります。MacBookの場合は、さらに数本のネジを外してバッテリーを交換することになります。


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