【解決済み】Windows 10でPINを追加・変更できない場合の対処法
Windows 10では、複雑なパスワードを入力する代わりに、PIN(個人識別番号)を使ってPCにサインインできます。PINを利用すればログイン操作が格段に楽になり、日々の利便性が向上します。しかし、Windows Hello PINを追加または変更しようとした際に、エラーが発生して設定できないケースがあります。この記事では、その原因と具体的な解決策を詳しく解説します。
PINを追加・変更する通常の手順
通常、Windows 10でPINを追加または変更するには、以下の手順を実行します。
- スタート > 設定 > アカウント > サインイン オプションの順に開きます。
- 左側の一覧からWindows Hello PINを選択します。
- 追加ボタンをクリックして新しいPINを作成するか、変更ボタンをクリックして既存のPINを変更します。

PIN設定時に発生しやすい主な問題
Windows 10でPINを設定または変更しようとすると、以下のような問題が発生することがあります。
- 正しいPINを入力しているのに「PINが正しくありません」というエラーが表示される
- PINの追加・変更時に「問題が発生しました。後でもう一度お試しください」と表示される
- 「問題が発生しました(コード:0x8009002d)。デバイスを再起動して問題が解決するか確認してください」というエラーが出る
- [PINの追加] ボタンをクリックしても何も反応しない
- Windows Hello PINのオプション自体が表示されない(選択できない)*
*注:この問題は、ドメインに参加しているPCで発生することが多い傾向にあります。該当する場合は、下記の方法3へ直接進んでください。
まず試したい簡単な対処法
現在のPINでWindowsにログインしている状態でPINを変更できない場合は、以下の手順をお試しください。
- Windowsからサインアウトします。
- ログイン画面でサインイン オプションを選択し、鍵アイコンをクリックします。
- アカウントのパスワードを入力してWindowsにログインします。
- ログイン後、PINの変更を試みます。それでも変更できない場合は、削除をクリックして現在のPINを削除し、続けて追加をクリックして新しいPINを登録してください。

Windows Hello PINを設定できない場合の修正方法
上記の方法で解決しない場合は、以下の3つの方法を順番に試してみてください。
- 方法1:Windows 10のPINをリセットする
- 方法2:DISMおよびSFCツールでシステムファイルの破損を修復する
- 方法3:レジストリでPINオプションを有効にする
方法1:PINをリセットする
ステップ1:Administratorアカウントを有効化する
万が一に備えて、作業前にAdministrator(ビルトインAdministrator)アカウントを有効にしておきましょう。
- コマンドプロンプトを管理者として実行します。
- コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
- net user administrator /active:yes

ステップ2:Unlockerユーティリティをインストールする
1. 最新版のUnlockerをダウンロードしてインストールします。
*注:セットアップ画面のオプションで詳細(Advanced)をクリックし、「Install Delta Toolbar」のチェックを必ず外してください。

2. インストールが完了したら、次のステップへ進みます。
ステップ3:NGCフォルダを削除する
1. エクスプローラーを開き、以下のフォルダへ移動します。
- C:\Windows\ServiceProfiles\LocalService\AppData\Local\Microsoft
2. NGCフォルダを右クリックし、Unlockerを選択します。

3. Unlockerの画面で削除(Delete)を選択し、OKをクリックします。*

4. 削除が完了したらPCを再起動し、アカウントのパスワードでWindowsにログインします。*
*注:パスワードでログインできない場合は、AdministratorアカウントでWindowsにログインし、対象ユーザーのパスワードをリセットしてください。
5. 改めてPINの追加を行います。
方法2:DISM&SFCツールでシステムファイルの破損を修復する
PINの追加や変更ができない原因が、Windowsシステムファイルの破損にある可能性もあります。以下の手順でシステムファイルを修復してから、再度PINを設定してみてください。
1. コマンドプロンプトを管理者として開きます。手順は以下の通りです。
1. 検索ボックスに「cmd」または「コマンドプロンプト」と入力します。
2. 検索結果のコマンドプロンプトを右クリックし、管理者として実行を選択します。

2. コマンドプロンプトの画面で以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
- Dism.exe /Online /Cleanup-Image /Restorehealth

3. DISMによるコンポーネントストアの修復が完了するまで待ちます(コンポーネントストアの破損が修復された旨のメッセージが表示されます)。完了後、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
- SFC /SCANNOW

4. SFCのスキャンが完了したら、PCを再起動します。
5. 改めてPINの追加または変更を行います。
方法3:レジストリでPINオプションを有効にする*
*注:この方法は、Active Directoryドメインに参加しているPCでPIN機能が利用できない場合に特に有効です。
1. レジストリエディターを開きます。手順は以下の通りです。
1. Win + Rキーを同時に押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
2. 「regedit」と入力し、Enterキーを押してレジストリエディターを起動します。

2. 左側のツリーで以下のキーへ移動します。
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\System
3. 右側の空いている部分を右クリックし、新規 > DWORD (32ビット) 値を選択します。

4. 新しい値の名前を「AllowDomainPINLogon」に変更します。

5. 最後に、作成した値をダブルクリックして開き、値のデータを「1」に設定してOKをクリックします。

6. PCを再起動し、再度PINの追加を試みます。
以上で作業は完了です。どの方法がお役に立ちましたか?実際にお試しいただいた体験を、ぜひコメント欄でお知らせください。このガイドが役立ったと思われたら、他の方にもシェアしていただけると嬉しいです。
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