DISMエラー「スクラッチディレクトリのサイズが不足しているため操作を実行できません」の解決方法
本記事では、DISMコマンド実行時に表示される次のエラーを解決する方法を詳しく解説します。
エラーメッセージ:
「この操作を実行するには、スクラッチ ディレクトリのサイズが不足している可能性があります。予期しない動作が発生するおそれがあります。/ScratchDir オプションを使用して、十分なスクラッチ領域のあるフォルダーを指定してください。推奨サイズは 1024 MB です。(エラー 5)」

エラーが発生する状況
このエラーは、Windows 10、Windows 8、Windows 7 の環境で、Windows回復環境(WinRE)のコマンドプロンプトからDISMコマンドを実行した際に発生することがあります。回復環境では一時作業領域(スクラッチディレクトリ)が既定で確保されていないため、この問題が起こりやすくなります。
DISMエラー「スクラッチディレクトリのサイズが不足」の修正手順
このエラーを解決するには、「Windows」フォルダーが存在するドライブ上にスクラッチディレクトリを作成し、そのパスをDISMコマンドに指定します。以下の手順に従ってください。
手順1:Windowsフォルダーのあるドライブを確認する
DIRコマンド(例:dir D:)やBCDEDITコマンドを使って、Windowsフォルダーがどのドライブに配置されているかを確認します。回復環境ではドライブ文字が通常と異なる場合があるため、必ず確認しましょう。
手順2:対象ドライブに移動する
たとえば「Windows」フォルダーが D: ドライブにある場合は、ドライブ文字を入力してそのドライブへ移動します。
- D:
手順3:スクラッチ用フォルダーを作成する
次のコマンドで「Scratch」という名前の新しいフォルダーを作成します。
mkdir D:\Scratch

手順4:DISMコマンドに /ScratchDir オプションを追加する
作成したフォルダーを指定するため、DISMコマンドに「/ScratchDir:D:\Scratch」オプションを追加します。
使用例1:オフラインのWindowsイメージを修復する場合
DISM /Image:D:\ /ScratchDir:D:\Scratch /Cleanup-Image /Restorehealth

使用例2:失敗したWindows Update後にシステムをロールバックする場合
DISM /Image:D:\ /ScratchDir:D:\Scratch /Cleanup-Image /RevertPendingActions
使用例3:特定の更新プログラムパッケージを削除する場合
dism /image:D:\ /ScratchDir:D:\Scratch /Remove-Package /PackageName:Package_for_RollupFix~31bf3856ad364e35~amd64~~16299.192.1.9
※注意: コマンド内のドライブ文字「D」は、ご自身の環境に合わせて適宜変更してください。
まとめ
Windows回復環境でDISMを実行する際は、スクラッチディレクトリを明示的に指定することで、このエラーを回避できます。特にシステムの修復やアップデートのロールバックを行う場面では重要なポイントなので、覚えておくと便利です。
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