Macが起動しないときの対処法トップ10|起動トラブルを解決するトラブルシューティングガイド
Macが突然起動しなくなると、その原因はさまざま考えられます。ハードウェアの不具合からソフトウェアの設定ミスまで、要因は多岐にわたります。そこで本記事では、Macの起動トラブルを解決するために役立つトラブルシューティングのヒントを10個厳選してご紹介します。
多くの方は何年も問題なくMacを使えていますが、中には起動のたびにトラブルに見舞われる方もいます。とはいえ、Macが起動しないからといって、手も足も出ないわけではありません。締め切りが迫っているときに起動しなくなると焦りますが、以下の対処法を実践すれば、問題の原因を特定して修復できる可能性は十分にあります。事前の備えとしても役立ちますよ。
1. セーフブートを試す
Macの起動問題を診断する最も簡単で確実な方法の一つが、セーフブートです。セーフブートでは、起動に必要な最小限のソフトウェアだけを読み込んでMacを起動します。同時に起動ディスクのスキャンも行われるため、問題の切り分けに非常に有効です。
Intel搭載Macの場合の手順:
- Macをシャットダウンします。
- 電源ボタンを押し、すぐにShiftキーを押し続けます。
- Appleロゴが表示されたら、そのまま待ちます。
- ログイン画面が表示されたらShiftキーを離し、ログインします。
- FileVaultを有効にしている場合は、ログインを2回求められることがあります(1回目でディスクの復号化、2回目で実際のログイン)。
Apple Silicon(M1/M2/M3以降)の場合の手順:
- Macをシャットダウンします。
- 電源ボタンを、「起動オプションを読み込み中」と表示されるまで長押しします。
- 起動ディスクを選択し、Shiftキーを押しながら「セーフモードで続ける」をクリックします。
2. NVRAM/PRAMをリセットする
PRAM(パラメータRAM)には、日付と時刻、音量、マウスやデスクトップの設定など、Macの構成に必要な情報が保存されています。小さなバッテリーで常時電力が供給されているため、Macの電源を切ってもこれらの設定は消えません。しかし、このNVRAM/PRAMに不具合が生じると、Macが起動できなくなることがあります。その場合は、リセットを行いましょう。
Intel搭載Macでのリセット手順:
- Macの電源を切ります。
- 電源ボタンを押すと同時に、Option + Command + P + Rの4つのキーを押し続けます。
- 起動音が2回聞こえたら、キーを離します。
- これでNVRAM/PRAMのリセットは完了です。
※Apple Silicon Macでは、NVRAMは自動的に管理されるため、手動でのリセットは不要です。
3. SMC(システム管理コントローラ)をリセットする
SMCは、Macの基本的なハードウェア機能を制御するチップです。熱管理、電源ボタンの動作、スリープモードの管理などを担当しています。起動が途中で完了しない、または起動中にフリーズする場合は、SMCのリセットで改善することがあります。
デスクトップ型Mac(iMac、Mac miniなど)でのリセット手順:
- Appleメニューから「システム終了」を選択します。
- 電源コードを抜き、15秒待ってから再度差し込みます。
- さらに5秒待ってから、電源ボタンを押します。
- これでSMCのリセットは完了です。
ノートブック型Macの場合は、内蔵バッテリーか取り外し可能なバッテリーかで手順が異なるため注意してください。また、Apple Silicon MacにはSMCが存在せず、代わりにMacをシャットダウンして30秒ほど待ってから起動することで、同等の効果が期待できます。
4. 起動ディスクを再選択する
起動時に画面に点滅する疑問符(?マーク)が表示される場合は、起動ディスクが正しく認識されていない可能性があります。「システム環境設定」から起動ディスクを再選択しましょう。
- Appleメニューから「システム環境設定」を開きます。
- 「起動ディスク」をクリックします。
- 通常使用しているディスク(多くの場合「Macintosh HD」)のアイコンを選択します。
- Macを再起動すると、疑問符は表示されずに正常に起動するはずです。
5. 外付け機器をすべて取り外す
Macの起動プロセスは意外と繊細です。電源ボタンを押した後にグレーの画面で固まってしまうことがあります。この症状が出た場合は、多少の作業が必要になりますが、まず試したいのが外付け機器の取り外しです。周辺機器との相性問題が原因のことも多いためです。
- 電源ボタンを長押しして、Macを強制終了します。
- ディスプレイ、マウス、キーボード以外の外付け機器をすべて取り外します。ヘッドホン、オーディオ入出力ケーブル、Ethernetケーブルなども忘れずに外してください。
- Macを再起動します。
6. ブルースクリーン問題を修復する
Macを起動してもブルーの画面から先に進まない場合、起動ディスクに問題が発生している可能性があります。多くの場合、macOS標準の「ディスクユーティリティ」で修復できますが、TechTool Pro、DiskWarrior、Drive Geniusなどのサードパーティ製ツールを利用する方法もあります。Macが正常に起動できない状態では、別のドライブやインストールメディアから起動する必要がある点に注意してください。
7. ハードドライブの問題を修正する
軽微な修復が必要なドライブが原因で、起動トラブルが起こることもあります。損傷したハードドライブを搭載したMacを再び動かすには、サードパーティ製のソフトウェアでドライブを修復する必要があります。インターネットで検索すれば、ハードドライブの診断・修復に使えるツールが数多く見つかります。
8. トラブルシューティング用の別ユーザーアカウントを作成しておく
管理者権限を持つ別のユーザーアカウントを作成しておくと、起動問題の診断とトラブルシューティングに役立ちます。予備アカウントを作る主な目的は、起動時に読み込まれる拡張機能、ユーザーファイル、環境設定を別のセットにできることです。問題が発生する前にアカウントを作成しておくのがポイントです。
9. 起動時のキーボードショートカットを活用する
起動時のキーボードショートカットを使うと、Macの通常の起動動作を変更できます。シングルユーザーモードやセーフモードなどの特別なモードで起動でき、どちらもトラブルシューティングに便利です。また、起動プロセスの詳細を表示させることで、どの段階で失敗しているのかを把握することも可能になります。
10. コンビネーションアップデートでインストール問題を修復する
OSアップデートの失敗が原因で、起動しなくなるケースもあります。アップデートの失敗は、インストール中に停電や電源の揺らぎが発生したときによく起こります。その結果、起動しない破損したシステムや、不安定なシステムになってしまうのです。このような場合は、過去のすべてのアップデートを含むコンビネーションアップデートを適用すると、システムを修復できることがあります。
どの対処法が一番効果的?
Macは品質と安定性で高い評価を受けていますが、それでもパソコンである以上、エラーやトラブルからは免れません。どんな原因でMacが起動しなくなったとしても、今回ご紹介した10のトラブルシューティングを試せば、きっと復活させられるはずです。どの方法を選ぶかよりも大切なのは、手順を正しく実行することです。そうすれば、起動の問題は必ず解決できます。
また、起動トラブルの直接的な解決策ではありませんが、Outbyte macAriesのようなメンテナンスツールを導入しておくのも一つの手です。Macのパフォーマンス向上だけでなく、動作を遅くしたり他の問題を引き起こしたりするジャンクファイルの除去にも役立ちます。
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