Macでファイルを圧縮(ZIP化)する方法:容量節約からパスワード保護まで完全ガイド
Macを購入した当初、購入を決めた理由のひとつとして挙げられることが多いのがディスク容量ではないでしょうか。しかし、年月が経つにつれ、不要なファイルや使わなくなったアプリをこまめに削除していても、空き容量は日々減っていくように感じられます。コンピュータの世界では、ストレージはいくらあっても足りないもの。Macの空き容量を確保する方法には、ファイルやアプリを手動で削除する方法や、クリーニング専用アプリを使ってジャンクファイルを自動削除する方法などがあります。
そしてもうひとつ、やや地味ではありますが効果的な方法が「ファイルの圧縮(ZIP化)」です。この記事では、Macでのファイルの圧縮方法、解凍方法、さらにパスワードによる保護方法まで、わかりやすく解説します。
MacでファイルをZIP圧縮する方法
標準的なファイルを従来の方法で圧縮するのはとても簡単です。写真、動画、音声ファイル、ドキュメントなど、さまざまな種類のファイルに対応しています。手順は以下の通りです。
- Finderで圧縮したいファイルまたはフォルダを見つけ、右クリック(またはCtrlキーを押しながらクリック)します。
- 「“ファイル名”を圧縮」を選択します。
- 圧縮処理が完了するまで待ちます。サイズの大きいファイルは時間がかかることがあります。
- 完了すると、元のファイルやフォルダと同じ場所に新しい.zipファイルが作成され、圧縮完了を知らせるシステム音が鳴ります。
圧縮されたファイルやフォルダは、そのままメールで送信できます。ディスク容量を節約したい場合は、元のファイルやフォルダを削除しても構いません。ただし、ZIPファイルはそのままでは中身を確認できないため、閲覧するには解凍が必要です(後述します)。
プロのヒント:システムトラブルや動作の遅延を引き起こす可能性のあるパフォーマンス問題、ジャンクファイル、有害なアプリ、セキュリティ上の脅威を、Mac全体をスキャンして点検しておきましょう。
Macで複数のファイルをまとめてZIP圧縮する方法
複数のファイルやフォルダを一度に圧縮することもできます。手順は以下の通りです。
- まず、Finderまたはデスクトップで新規フォルダを作成します(Shift + Command(CMD)+ N)。
- 新しいフォルダに名前を付けます。
- ZIP化したいファイルを作成したフォルダへドラッグします。重要:ファイルをドロップする前にAlt(Option)キーを押し続けると、ファイルが移動ではなくコピーされます。
- 圧縮したいファイルをすべてフォルダに入れたら、フォルダをCtrl+クリックし、「圧縮」を選択します。
- 新しいZIPファイルが作成されます。
- 元になったフォルダ(ZIPファイルではなく)をゴミ箱にドラッグします。
ZIPファイルの保存先を変更する方法
デフォルトでは、圧縮されたファイルやフォルダは元のファイルと同じ場所に保存されます。しかし、圧縮ファイル専用の保存先を指定することも可能です。その場合は、macOS標準の「アーカイブユーティリティ」を使用します。Spotlight検索で簡単に見つけられるので、アプリを開きましょう。画面上部の「アーカイブユーティリティ」メニューから「環境設定」をクリックし、「アーカイブの保存先」メニューで「選択」を選びます。あとは、希望の保存先フォルダを指定するだけです。
MacでZIPファイルを開く・解凍する方法
ZIPファイルの中身を確認するのはとても簡単です。ファイルをダブルクリックするだけで開きます。ZIPファイル自体は元の場所に残り、同じ場所に解凍されたコピーが新しく作成されます。
なお、.rarなどZIP以外の形式で圧縮されたファイルを受け取った場合は、「The Unarchiver」などの解凍アプリが必要です。このアプリはApp Storeから無料で入手できます。インストールすれば、Macの内蔵ZIPツールとほぼ同じ感覚で使えます。アーカイブファイルをダブルクリックするだけで、ファイルやフォルダがアーカイブと同じ場所に展開・保存されます。
ブラウザが「安全な」ZIPファイルを自動解凍する設定のオン/オフ
Safariなどの一部のWebブラウザは、デフォルトで「安全」と判断したダウンロード済みの圧縮ファイルを自動的に解凍します。Safariにおける安全なファイルには、動画、画像、サウンド、PDF、テキスト文書、アーカイブなどが含まれます。ただし、ダウンロードしたZIPファイルを自分のタイミングで解凍したい場合は、この機能をオフにできます。
Safariのプルダウンメニューから「環境設定」を選択し、「一般」タブをクリックします。ウィンドウ下部にある「ダウンロード後に“安全な”ファイルを開く」という項目を探してください。Safariに自動解凍させたい場合はチェックを入れたままにし、自分で解凍したい場合はチェックを外します。
ZIPファイルをパスワードで保護する方法
ここからは少し難易度の高い操作です。ファイルの中身を他人に見られたくない場合は、パスワードで保護しましょう。機密性の高いファイルにとっては非常に有効な手段ですし、セキュリティが確保されていないメッセージングアプリやメールでファイルを送るときにも役立ちます。ZIPファイルやフォルダを暗号化すると、MacでもWindows PCでも、アクセスしようとする人は必ずパスワードの入力を求められます。
パスワード保護は「ターミナル」から行います。例として、softwaretested.jpgというファイルにパスワードをかける場合の手順を紹介します。
- アプリケーション > ユーティリティ > ターミナル からターミナルを開きます。Spotlightで検索してもOKです。
- cd Desktop と入力し、Enter/Returnキーを押します。
- zip -e softwaretested.zip softwaretested.jpg と入力し、Enter/Returnキーを押します。
- ターミナルがパスワードの入力を求めてきます。任意のパスワードを入力してください。入力しても画面には何も表示されませんが、これはパスワードを隠すための仕様です。
- パスワードを入力し終えたら、Enter/Returnキーを押します。
- ターミナルがパスワードの確認を求めてくるので、もう一度同じパスワードを入力し、Enter/Returnキーを押します。
- ターミナルが処理を完了するのを待ちます。進行状況はパーセントで表示されます。完了したらターミナルウィンドウを閉じましょう。
ZIPファイルの命名に関する注意点
パスワードで保護する予定のZIPファイルやフォルダには、できるだけファイル名にスペースを含めないことをおすすめします。スペースを含むファイル名に対してターミナルでパスワード保護を指示すると、余分な作業が必要になるからです。たとえば、ファイル名が software tested.jpg の場合、コマンドは次のように入力します。
zip -e software\ tested.zip software\ tested.jpg
難しい操作ではありませんが、ファイル名にスペースが含まれる場合は、入力ミスがないよう細心の注意を払ってください。
ZIPフォルダをパスワードで保護する方法
フォルダごとパスワードをかけたい場合は、オプションの -e を -er に変更します。たとえば、zip -er softwaretested.zip softwaretested のように入力します。
パスワード保護されたZIPファイルやフォルダを開く方法
パスワード保護されたZIPファイルを受け取った場合や、自分で暗号化したファイルを開きたいときは、通常どおりダブルクリックし、パスワードの入力を求められたら設定したパスワードを入力するだけです。
Macでのファイル圧縮は、ディスク容量を節約したり、大きなファイルやフォルダを送信前にコンパクトにしたりするための便利な方法です。他にもおすすめのファイル圧縮のコツや方法があれば、ぜひコメント欄でシェアしてください!
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