iPhone・iPadからウイルスを完全に削除する方法
iPhoneとiPadからウイルス・マルウェアを除去する方法
スマートフォン内に不審なアプリや悪意のあるアプリを見つけたら、早めに対処してiPhoneからウイルスを完全に取り除きましょう。ここでは、iPhoneからマルウェアを削除する具体的な手順を紹介します。
1. iPhoneを再起動する
iPhoneのウイルスを取り除く最も簡単な方法は、端末の再起動です。電源ボタンを数秒間長押しし、「スライドで電源オフ」の画面が表示されたらスライダーを右に動かして電源を切ります。
数秒待って端末の電源が完全に切れたら、もう一度電源ボタンを押してiPhoneを再起動しましょう。
2. iOSをアップデートする
多くのマルウェアは、古いバージョンのiOSに存在する脆弱性を利用してiPhoneやiPadに感染します。Appleが配信するiOSのソフトウェアアップデートには、セキュリティ修正が含まれていることが多いです。ソフトウェアを最新の状態に更新することで、こうしたセキュリティホールをふさぎ、感染している可能性のあるウイルスを駆除できます。
iPhoneのアップデート手順は以下の通りです。
設定アプリを開きます。

一般をタップします。

ソフトウェア・アップデートをタップします。

ダウンロードしてインストールをタップします。

画面の指示に従ってアップデートを完了させます。これでiPhoneやiPadが最新版のiOSになります。iPhone 12やiPhone Xなどの機種では、パスコードの入力やFace ID・Touch IDによる認証が必要な場合があります。
3. ブラウザの履歴とデータを消去する
不審なサイト上の感染リンクをクリックしたことでウイルスに感染した可能性がある場合は、ブラウザの履歴とデータを消去してみましょう。ここではSafariでの削除手順を紹介しますが、Chromeなど他のブラウザでも同様の手順で対応できます。
設定を開き、Safariを選択します。

履歴とWebサイトデータを消去をタップします。

続けて履歴とデータを消去をタップします。閲覧履歴を消去することで、悪意のあるリンクをクリックしたり感染サイトを訪れたりした際に取得してしまったマルウェアを取り除ける可能性があります。

4. 不審なアプリを削除する
見覚えのないアプリは悪意のあるものである可能性があるため、不審なアプリを削除することはiPhoneのウイルス対策として有効です。
インストールした覚えのないアプリや、まったく使っていないアプリは削除しましょう。また、本人の知らないうちにインストールされたアプリ(ペアレンタルコントロール系アプリなど)はスパイウェアとなり得ます。スパイウェアは必ず削除してください。
不審なアプリを削除するには、まずiPhone内のアプリ一覧をスクロールして、認識できないアプリを探します。不審なアプリを見つけたら、アプリアイコンを長押しし、Appを削除をタップしてマルウェアを取り除きましょう。

5. 過去のバックアップから復元する
iPhoneやiPadを以前のバックアップ状態に復元するのも、ウイルス除去の有効な手段です。問題に気づく前の時点のバックアップから復元すれば、その後に感染したマルウェアを削除できるはずです。
復元方法には大きく分けて2つあります。パソコンに保存されたバックアップから復元する場合はiTunesを使用し、iCloudに保存されたバックアップから復元する場合は、事前に設定が有効になっているか確認が必要です。
iCloudバックアップが有効かどうかは、設定>iCloudで「iCloudバックアップ」がオンになっているかを確認してください。この設定がオフの場合は、上記の別の方法を試す必要があります。
iCloudバックアップを使ってiPhoneを以前の状態に復元する手順は以下の通りです。
設定メニューを開き、一般を選択します。

一番下までスクロールし、iPhoneを移行またはリセットをタップします。

すべてのコンテンツと設定を消去を選択します。

直前にiCloudへバックアップを取りたい場合は、ポップアップでバックアップしてから消去を選択します。そうでなければ今すぐ消去を選びましょう。画面の指示と確認操作に従い、必要に応じてパスワードを入力して手順を完了させます。

iPhoneにAppとデータ画面が表示されたら、iCloudバックアップから復元を選択します。iCloudへのサインインを求められるので、使用したいiCloudバックアップを選択してください。
6. iPhoneを出荷時の状態にリセットする
上記のどの方法でも解決しない場合は、端末内のすべてのデータを消去して完全にリセットすることで、ウイルスを取り除けます。出荷時リセットを行うと、端末は新品同様の状態に戻ります。すべてのコンテンツ、アプリ、設定が消去され、最新版のiOSがインストールされます。
出荷時リセットの手順は、バックアップからの復元とほぼ同じです。設定>一般>iPhoneを移行またはリセット>すべてのコンテンツと設定を消去>今すぐ消去と進みます。再起動後のiPhoneは、まるで新品のように表示されます。

iPhoneのウイルス・マルウェア感染をチェックする方法
iPhoneがウイルスやその他のマルウェアに感染すると、通常とは異なる挙動を示すようになります。そのため、感染には気づきやすいものです。
以下のような症状がないか、端末をスキャンして確認しましょう。
アプリが頻繁にクラッシュする: 明確な理由もなくアプリが突然落ちるようになったら、マルウェア除去アプリでiPhoneをスキャンしてみましょう。
見覚えのないアプリがある: 自分でダウンロードしておらず、プリインストールでもない不明なアプリは、ウイルスやマルウェア感染の兆候である可能性があります。
Safariでポップアップが増えた: Safariの使用中にポップアップが急増した場合、iPhoneにマルウェアが潜んでいるかもしれません。ウイルススキャンを実行して確認しましょう。
心当たりのない請求がある: 覚えのない課金は、マルウェアによってアカウントや金融情報が乗っ取られた兆候の可能性があります。
端末が脱獄(Jailbreak)されている: 脱獄とは、Appleのセキュリティ制限を解除して非公認アプリをインストールできるようにすることです。脱獄した端末はマルウェア感染のリスクが大幅に高まります。
バッテリーの減りが異常に速い: マルウェアは大量の処理能力を消費するため、バッテリー寿命を大きく損ないます。iPhone 12やiPhone 11などでも、ウイルススキャンの実行を検討しましょう。
データ通信量が多い: スパイウェアなど一部のマルウェアは、端末から大量のデータを送信します。普段より通信量が多い場合は、感染のサインかもしれません。
端末が常に熱い: 悪意のあるアプリはiPhoneに高い負荷をかけ、温度を上げます。端末が異常に熱くなる原因として、マルウェアはよく知られています。定期的にウイルスチェックを行い、不審なアプリを早期に発見しましょう。
以上がiPhoneのウイルスチェック方法です。専用のセキュリティアプリを利用すれば、症状が現れる前に定期的にマルウェアを検出・除去できます。万が一、Pegasusスパイウェアの被害に遭った疑いがある場合は、Pegasusの検出・除去ガイドを参照してください。
iPhoneがウイルスに感染しているか確認するには?
感染の有無を見極める最良の方法は、次の兆候をチェックすることです。見覚えのないアプリや頻繁にクラッシュするアプリ、Safariの大量のポップアップ、心当たりのない請求や通信量、急激なバッテリー消耗、常時高温になる端末などが挙げられます。
ウイルスやマルウェアがiPhoneに感染する最も一般的な経路は、端末の脱獄です。Appleのクローズドな開発者エコシステムにより、それ以外でウイルスに感染する可能性は低くなっています。ただし、まれではあってもiPhoneのマルウェアは存在します。近年のPegasusマルウェア攻撃がその例です。
端末が古くなると、動作速度やバッテリー持ちの低下に気づくことがあります。これは正常なことで、パフォーマンスの問題は多くの場合、経年劣化や古いソフトウェアが原因です。ウイルス除去を考える前に、まずはiPhoneのクリーンアップと高速化を試してみましょう。
iPhoneのウイルスは自然に消える?
iPhoneがマルウェアに感染した場合、放置しても自然に消えることはありません。迅速に行動し、iOS端末からウイルスやマルウェアを除去して、プライバシーとセキュリティを取り戻しましょう。
iPhone・iPadをマルウェアから守る方法
マルウェアの脅威からiPhoneやiPadを守るには、継続的な保護を提供する強力なインターネットセキュリティ対策を講じることが重要です。
ウイルスやマルウェアから端末を守るために実践したい、重要な対策を紹介します。
iOSの自動アップデートをオンにする
ソフトウェアを最新の状態に保つことは、iPhoneのマルウェアに対する最強の防御策の一つです。最新版のiOSを使用していれば、ウイルス除去に悩む必要はほぼなくなるでしょう。
iOSの自動アップデートをオンにする手順は以下の通りです。
設定アプリを開きます。

下にスクロールして一般をタップします。

ソフトウェア・アップデートをタップします。

自動アップデートはデフォルトでオンになっているはずです。タップして設定を確認または変更しましょう。

すべての項目のトグルを右にスライドして、緑色(オン)にします。

これで、iOSのアップデートが配信され次第、自動的にダウンロード・インストールされるようになり、iPhoneやiPadをマルウェアから守れます。
アプリの自動アップデートをオンにする
iOSの更新と同様に、アプリを最新の状態に保つこともマルウェア対策につながります。iPhoneやiPadでアプリの自動アップデートを設定し、継続的な保護を受けましょう。
iOSでアプリを自動更新する手順は以下の通りです。
設定アプリを開きます。

下にスクロールしてApp Storeをタップします。

「自動ダウンロード」の項目で、Appのアップデートのトグルを右にスライドして緑色(オン)にします。

アプリはApp Storeからのみダウンロードする
AppleはApp Store内のすべてのアプリに対して厳格なセキュリティ基準を設けています。100%完璧ではありませんが、App Storeからアプリをインストールすれば、Appleの審査による保護を受けることができます。
iPhoneを脱獄しない
脱獄はAppleの組み込みセキュリティ機能を解除し、端末への無制限のアクセスを可能にします。デフォルト以上のカスタマイズができ、App Store以外からもアプリをインストールできるようになりますが、その反面、マルウェアやハッキングに対して脆弱になります。
自分が何をしているかに確信を持てない限り、絶対に脱獄はしないでください。たとえ自信があったとしても、十分な注意が必要です。
見知らぬ添付ファイルを開かない
メール、SMS、セキュアなメッセージアプリなど、どんな経路で届いたものであっても、予期していない添付ファイルはダウンロード・開封しないでください。知らない添付ファイルは悪意のあるものである可能性があり、マルウェアに端末を感染させる恐れがあります。
2018年には、ジェフ・ベゾス氏のスマートフォンが、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子からWhatsAppで送られた悪意のあるファイルによってハッキングされました。その結果、ベゾス氏の端末は直ちに大量のデータを外部送信し始めたといいます。ファイルを開かなければ、データは安全だったかもしれません。
iOS用セキュリティアプリを活用する
iOS自体はマルウェアに対してかなり堅牢ですが、すべての脅威から免れるわけではありません。ハッカーは安全でないネットワーク経由で個人情報を収集でき、データ漏洩によってパスワードがダークウェブに流出することもあります。
Avast One for iOSは、iOSだけではカバーできない部分を補完します。定期的なiPhoneマルウェアスキャンと追加の保護機能で端末を守り、危険なウェブサイトやデータ漏洩などからiPhoneのセキュリティを強化しましょう。
そもそもiPhoneはウイルスに感染するのか?
まれではあるものの、iPhoneもウイルスやその他のマルウェアに感染することがあります。特に、端末が脱獄されている場合や、標的型攻撃(スピアフィッシング)の対象になった場合にリスクが高まります。一般的なiPhoneユーザーにとって、マルウェア感染は起こりにくい出来事です。iOSのエコシステムは厳格に管理されており、サードパーティ製アプリはApp Storeに登場する前に審査と承認を受ける必要があります。この「壁に囲まれた庭(walled garden)」方式のおかげで、iPhoneがマルウェアに感染することは非常に難しくなっています。
実際には、Macからマルウェアを削除する、PCからウイルスを除去する、Androidスマホのマルウェアを駆除する必要に迫られることの方がずっと多いでしょう。
もちろん、ハッカーは日々ツールと手法を進化させています。現在はiPhone向けのマルウェアが少なくても、状況は変わる可能性があります。万一の侵入に備えて、iPhone用アンチウイルスツールを用意しておくのは良い習慣です。
ウェブサイトからiPhoneはウイルスに感染する?
iOSのハードウェアとソフトウェアの独自アーキテクチャにより、iPhoneが侵害されたウェブサイトからウイルスに感染することはありません。ただし、それでマルウェアに完全に免疫があるわけではありません。スマートフォンが普及する以前、マルウェアは主にPCの問題でした。しかし今やスマートフォンの利用が当たり前になり、ハッカーはモバイル端末向けのさまざまなマルウェアを作り出しています。
iPhoneのマルウェアと脱獄の関係
脱獄済みの端末は、初期状態の端末よりもマルウェア感染のリスクがはるかに高いのです。iPhoneを脱獄すると、非公認アプリのインストールなどを防ぐAppleの組み込み制限を回避することになります。
脱獄による自由度と柔軟性を好むユーザーもいますが、脱獄は端末のセキュリティ機能を無効化するため、情報窃取やマルウェア感染への脆弱性を生みます。どうしても脱獄する場合は、アプリをインストール前に徹底的に精査してください。
iPhoneウイルスとは何か?
ウイルスとは、デバイス間で自己複製しながら感染を広げるように設計された悪意のあるソフトウェアです。脱獄済み端末で見られるiPhoneウイルスも同様に、ホストシステムのリソースを乗っ取って複製し、他のデバイスへ拡散します。
マルウェアはmalicious software(悪意のあるソフトウェア)を指す総称であり、ウイルスはマルウェアの一種です。スパイウェア、ランサムウェア、アドウェアもマルウェアに含まれます。
ワームも大量感染を目的としたマルウェアの一種ですが、ウイルスとの決定的な違いは、ワームが単独で動作するのに対し、ウイルスは複製のためにホストソフトウェアに依存する点です。近年のハッカーは、マルウェアをソーシャルエンジニアリング的手法と組み合わせて攻撃を仕掛けることが多くなっています。
脱獄していない限り、iPhoneの挙動がおかしい場合はマルウェアよりも、不具合を起こしているアプリが原因であることが多いです。ウイルス除去を試みる前に、まず各アプリが正常に動作しているか確認しましょう。
iPadはウイルスに感染するのか?
現在のところ、iPadで確認されているウイルスはありません。iPadはiPhoneと同じ高度に保護されたAppleのOSで動作しており、Appleのエコシステムを突破してiPadに感染するウイルスのリスクはごく低いです。ただし、スパイウェアなど他の種類のマルウェアがiOS端末に影響を与えた例は知られています。
仮にiPadで問題が発生した場合でも、ウイルスの除去手順はiPhoneの場合と同じです。iPhoneの対処法を知っていれば、iPadのウイルス駆除にもそのまま応用できます。
iPhoneのウイルスはどこから来るのか?
iPhoneが脱獄されていて、AppleのApp Store以外から未審査のアプリをダウンロードしたり、安全でないウェブサイトを訪れたりすると、ウイルスに感染する可能性があります。脱獄はマルウェア対策機能の多くを無効化するため、アプリの出所には細心の注意を払う必要があります。
セキュリティが脆弱なWi-Fi接続も潜在的な脅威です。ハッカーは通信を傍受できる可能性があります。公共のWi-Fiネットワークを利用する際は、必ずVPNを使って端末と個人データを保護しましょう。
VPNはiPhone上のプライバシーを保護します。
Avast Oneには内蔵VPNが搭載されており、端末との間でやり取りされるすべてのトラフィックを暗号化します。これにより、ハッカーによるオンライン活動、個人データ、パスワード、クレジットカード情報の盗み見を防げます。VPNは、安全でない公共Wi-Fi接続を保護された接続に変える最も手軽な方法です。
その他のiPhoneセキュリティリスク
iPhoneからマルウェアを除去する方法を学ぶことは、iPhoneセキュリティへの第一歩にすぎません。iPhoneやiPadに影響を及ぼしうる脅威は他にもたくさんあります。
フィッシングとファーミング攻撃
インターネット上で最も根強い脅威の2つが、フィッシングとその大規模版であるファーミングです。フィッシングは偽装メールなどの「餌」で被害者を誘い込み、機密性の高い個人情報を入力させます。ファーミングはウェブ訪問者を偽サイトへ誘導し、そこで個人情報を収集します。
スマートフォンの普及に伴い、多くのフィッシャーが従来のメールではなくSMSでモバイル端末を標的にするようになり、さらにSNSプラットフォームには偽広告をばら撒いています。
一方、偽サイトの運営者は詐欺サイトにHTTPS暗号化を採用するようになり、検出がいっそう困難になっています。HTTPSフィッシングはあまりに蔓延したため、FBIは2019年にこの新たな脅威について警告を発しました。
ウェブカメラのハッキング
ウェブカメラのセキュリティもリスク領域の一つです。ほとんどのノートPCやモバイル端末には前面カメラが搭載されており、攻撃の格好的なっています。2019年初頭には、ハッカーがビデオ会議プラットフォームZoomのmacOSアプリのセキュリティ脆弱性を悪用し、ウェブカメラ経由でユーザーを監視する事件が発生しました。
Apple自身のFaceTimeにも、他人のマイクとカメラに同意なく秘密裏にアクセスし、盗み聞きや盗み見を可能にするバグが存在しました。このバグはその後修正されています。
iPhoneにさらなる保護層を加えよう
脅威に対する最も確実な防御は、事前の備えです。Avast One for iOSを活用して、サイバー犯罪者とその手法からiPhoneやiPadを積極的に守りましょう。
Avast Oneは強力なアンチウイルスであるだけでなく、悪意のあるウェブサイトをリアルタイムで検出し、ハッカーによるデータ窃取やマルウェアのダウンロード・インストールを未然に防ぎます。さらに、リーク監視機能により、パスワードが漏洩した場合には即座に通知され、アカウントの安全を保てます。
高度な脅威検出テクノロジーを手に入れて、今すぐAvast OneでiPhoneを保護しましょう。
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