シャットダウン時にWindowsで自動的に消去できる5つの項目
パソコンを使い続けていると、不要なデータが蓄積して動作が徐々に重くなることがあります。手動で削除することもできますが、この記事では、シャットダウンのたびに自動的にこれらの作業を実行させる方法をご紹介します。
ブラウザのキャッシュから一時ファイルまで、きっと新しいテクニックが見つかるはずです。消去できることすら知らなかった項目があるかもしれません。
シャットダウン時に自動的に消去させたい項目について、独自のアイデアをお持ちの方は、ぜひコメント欄でシェアしてください。
1. 最近使ったドキュメント
一部のプログラムでは、Windowsが最近表示したファイルを記録しています。例えば、Microsoft Wordを開いた状態でタスクバー上のアイコンを右クリックすると、ジャンプリストに最近のドキュメントがすべて表示されます。このリストは、レジストリエディターを使えばシャットダウン時に自動的にクリアできます。
Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力して「OK」をクリックします。左側のペインで以下のパスへ移動します。
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion
ここに Policies フォルダがあり、その中に Explorer フォルダが存在するか確認してください。どちらもない場合、または片方しかない場合は新しく作成する必要があります。まず CurrentVersion を右クリックし、「新規 > キー」を選択します。フォルダ名を「Policies」としてEnterキーを押します。
次に Policies を右クリックし、「新規 > キー」を選択します。フォルダ名を「Explorer」としてEnterキーを押します。完了したら、そのフォルダを開きます。
上部メニューから「編集 > 新規 > DWORD (32ビット) 値」を選択します。値の名前を「ClearRecentDocsOnExit」としてEnterキーを押します。次に、その値をダブルクリックし、「値のデータ」を「1」に変更して「OK」をクリックします。今後無効化したい場合は、同じ場所に戻って「0」に設定すれば元に戻せます。
2. ページファイル
Windowsはメモリ(RAM)にファイルを一時的に保存しますが、容量が不足するとページファイルへ退避させます。RAMはシャットダウン時に自動的にクリアされますが、ページファイルはそうなりません。レジストリエディターを使えば、シャットダウン時に自動的にクリアさせられます。
有効化すると、シャットダウンにかかる時間が長くなります。追加でかかる時間はページファイルの速度とサイズによって異なります。必要なら変更を元に戻せるためリスクは最小限ですが、体感の違いが出ることは覚悟しておきましょう。
Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力して「OK」をクリックします。左側のペインで以下のパスへ移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management
右側のペインに ClearPageFileAtShutdown という行が表示されるはずです。見つからない場合は、左側の Memory Management を右クリックし、「新規 > DWORD (32ビット) 値」を選択します。「ClearPageFileAtShutdown」と入力してEnterキーを押します。
ClearPageFileAtShutdown の値をダブルクリックし、「値のデータ」を「1」に変更して「OK」をクリックすれば完了です。再度オフにしたい場合は、この画面に戻って値のデータを「0」に設定してください。
メモリを増強してページファイルへの退避自体を避けたい方は、Windowsのメモリ解放に関するガイドもあわせて参考にしてみてください。
3. ブラウザデータ
設定によっては、ブラウザは閲覧中に履歴、ダウンロード履歴、フォームへの入力内容など、さまざまなデータを保存しています。これらはいつでも手動で消去できますが、ブラウザを閉じたときに自動的に消去するよう設定することも可能です。手順はブラウザごとに少し異なります。
Firefox
Firefoxを開き、メニューアイコン(三本線)をクリックして「オプション」を選択します。左側のナビゲーションで「プライバシー」をクリックします。履歴セクションにある「Firefoxに」ドロップダウンで「履歴を詳細設定する」を選択します。
「Firefoxを終了するときに履歴を消去する」にチェックを入れます。「設定...」をクリックすると、終了時に自動的に消去する項目を選択できるので、選択後に「OK」をクリックします。
Chrome
Chromeを開き、カスタマイズと制御ボタン(縦三点ドット)をクリックして「設定」を選択します。一番下までスクロールし、「詳細設定 > コンテンツの設定... > Cookie」をクリックします。「ブラウザを終了するまでローカルデータを保持する」をオンにします。
ただしこの方法で消去されるのはCookieのみです。Chromeのキャッシュは手動で消去できますが、標準機能では自動化できません。
Cookie以外のデータも自動的に消去したい場合は、拡張機能を利用する必要があります。おすすめは「Click&Clean」です。インストール後、アドレスバー横の Click&Cleanアイコン をクリックして「オプション」を開きます。「Extra」カテゴリ内の「Delete private data when Chrome closes」にチェックを入れましょう。
Edge
Edgeを開き、設定などボタン(縦三点ドット)をクリックして「設定」を選択します。閲覧データのクリア見出しの下にある「クリアする内容を選択する」をクリックします。
削除したい項目すべてにチェックを入れ、「ブラウザーを閉じるたびに必ずこれをクリアする」をオンにします。
4. ライブタイル通知
スタートメニューにライブタイルを表示している場合、通知や最新情報が表示されるタイルがあります。ひと目で概要を把握できて便利ですが、該当アプリを開かないままでは通知が溜まり続けて煩わしくなります。そこで、シャットダウン時にライブタイルのキャッシュをクリアするように設定しましょう。
Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力して「OK」をクリックします。左側のペインで以下のパスへ移動します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Windows
Windowsフォルダを選択した状態で、「編集 > 新規 > キー」を選択します。「Explorer」と入力してEnterキーを押します。
Explorerフォルダを選択した状態で、「編集 > 新規 > DWORD (32ビット) 値」を選択します。「ClearTilesOnExit」と入力してEnterキーを押します。次に、作成したDWORDをダブルクリックし、「値のデータ」を「1」に設定して「OK」をクリックします。今後オフにしたい場合は「0」に変更できます。
5. 一時ファイル
パソコンを使用していると、エラーログや画像など、そのセッション中に必要となる可能性のある一時ファイルが自動的に作成されます。これらは「Temp」というフォルダに保存されます。
Tempフォルダの中身を確認するには、Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「%temp%」と入力して「OK」をクリックします。
WindowsにサインインするたびにTempフォルダを自動的に空にするバッチファイルを作成できます。まずメモ帳を開き、以下のコマンドを入力します。
rd %temp% /s /q
md %temp%
「ファイル > 名前を付けて保存...」をクリックし、以下のファイル名を入力します。
%appdata%\microsoft\windows\start menu\programs\startup\temp.bat
最後に「保存」をクリックします。これでバッチファイルがスタートアップフォルダに保存され、サインイン時に自動実行されます。処理を停止したい場合は、上記のフォルダパスへ移動して temp.bat を削除してください。
さらに一歩進んだお手入れを目指す方は、Windowsから不要ファイルを排除し続ける方法のガイドもご覧ください。Windows 7向けに書かれた記事ですが、手順はWindows 10でも同様に使えます。
おまけ: ディープフリーズ
特定の項目だけではなく、すべてを毎回リセットしたいのであれば、ディープフリーズ(Deep Freeze)がぴったりです。これは電源を入れるたびにシステムを特定の状態へ戻す仕組みで、編集したファイルもインストールしたプログラムも、すべて元に戻されて痕跡が残りません。
Windowsには標準でこの機能がないため、専用ソフトを導入する必要があります。無料・有料のツールがいくつか存在し、以前の「Windowsをディープフリーズする方法」の記事でも紹介しています。詳しい解説とあわせて、ぜひチェックしてみてください。
自動でお掃除しよう
パソコンで自動的にクリーンアップできる項目について、何か新しい発見があったのではないでしょうか。ここで紹介した手順はすべて元に戻せるので、継続したくなくなったら設定を解除すれば大丈夫です。
さらに自動化の幅を広げたい方は、タスクスケジューラで自動化できる地味だけど便利な作業に関するガイドもぜひお読みください。
これらのテクニックを使ってみますか?自分だけの自動クリーンアップ術があれば、ぜひコメントで教えてください。
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