ストップコードを確認してWindows 10/11のブルースクリーンエラーを解決する方法
Windows 10やWindows 11が突然クラッシュすると、いわゆる「ブルースクリーン(BSOD)」と呼ばれる青い画面が表示されます。このクラッシュ画面には実は役立つ情報が含まれており、その中でも「ストップコード」は、システムが突然停止した正確な原因を教えてくれる重要な手がかりです。
ストップコード(バグチェックとも呼ばれます)は、Windowsパソコンで発生するあらゆる種類のエラーを網羅しています。各ストップコードが指し示す範囲はさまざまですが、Windowsのエラーを解決するための優れた出発点となるのです。
この記事では、Windowsのストップコードについて知っておくべき基礎知識と、ストップコードを活用してパソコンの問題を解決する方法を詳しく解説します。
Windowsのストップコードはどのように機能する?
Windowsがクラッシュすると、BSOD上にストップコードが表示されます。ストップコードは「0x」で始まる16進数のコードで、その後に8桁の英数字が続きます。各ストップコードは固有のWindowsエラーに対応しており、エラー修正のためのヒントを与えてくれます。なお、WindowsのストップコードはWindowsエラーコードとよく似ていますが、別物なので混同しないよう注意しましょう。
例えば、「メモリ管理(Memory Management)」エラーにはストップコード0x0000001Aが割り当てられており、システムのメモリ管理における重大な障害を示しています。エラーがシステムメモリに関係していることと、具体的なストップコードさえ分かれば、あとは解決策を探し始めるだけです。
ストップコードは何のために存在する?
Windowsが重大なエラーに到達すると、システムは自動的にシャットダウンします。この強制シャットダウンは、エラーによる潜在的なダメージからシステムを守るための仕組みです。そして、表示されるストップコードは、システム内のどこにエラーが存在するのかを私たちに知らせてくれる役割を果たしています。
Windowsのストップコードを確認する方法
パソコンがクラッシュしてBSODが表示されたものの、ストップコードやエラーメッセージを読み取る前に画面が消えてしまった——そんな経験はありませんか? 再起動後、どのようにしてストップコードを確認すればよいのでしょうか。
事後にWindowsのストップコードを調べる最も簡単な方法は、Nirsoft製のフリーツール「BlueScreenView」を使うことです。BlueScreenViewは、システムに保存されている過去のミニダンプファイルとエラーコードを自動的に読み込み、一覧表示してくれます。
- BlueScreenViewの公式ページにアクセスしてプログラムをダウンロードし、インストールします。
- インストール後にソフトを起動します。エラーの一覧を整理して最新のBSOD記録を見つければ、システム診断をすぐに始められます。
BlueScreenViewは非常に便利なツールですが、Microsoft純正の代替ツールとして「WinDbg」もあります。より詳細な解析を行いたい場合は、WinDbgを使ったブルースクリーンエラーの調査方法もチェックしておきましょう。
主なストップコードエラー一覧
Windowsのストップコードは数百種類にも及びます。ここでは、特によく報告される代表的なストップコードエラーをまとめました。エラー発生時に自分のコードと照らし合わせてみてください。
- メモリ管理:0x0000001A
- システムサービス例外:0x0000003B
- 重要なプロセスが終了:0x000000EF
- マウントできないブートボリューム:0x000000ED
- WHEA回復不能エラー:0x00000124
- システム構成情報エラー:0x00000074
- ビデオスケジューラ内部エラー:0x00000119
- HAL初期化失敗:0x0000005C
- 不正なハードウェアによる破損ページ:0x0000012B
- アクセス不可のブートデバイス:0x0000007B
- マシンチェック例外:0x0000009C
- ブート選択失敗:0xc0000225
- Windows Updateエラー:0x80070422
- Windows Updateエラー:0x80070057
- .NET Framework 3.5エラー:0x800F081F
- Microsoft Storeエラー:0x8000ffff
- DPC WATCHDOG VIOLATION
- Microsoft Storeエラー:0x800B010F
- Windows Updateインストールエラー:0x80070643
これだけ多くのストップコードが存在するのです。Windowsの不具合が多いと言われる理由も頷けますね。
ストップコードエラーへの基本的な対処法
Windowsのストップコードエラーは、ユーザーに問題の発生を知らせるアラートです。一部のストップコードには個別の対処法が必要ですが(上記のリストを参考にしてください)、まず誰でも試せる基本的なトラブルシューティングがいくつかあります。
1. パソコンを再起動する
最初の対処法は、最もシンプルで基本的な「再起動」です。再起動だけで多くの問題が解決することがあり、IT業界で「一度電源を切って入れ直せ」という定番ジョークが生まれるほど有名ですが、実際には最初に試すべき有効な手段です。
2. SFCとCHKDSKを実行する
SFCとCHKDSKは、破損したファイルシステムを修復できるWindows標準のシステムユーティリティです。Windowsのファイルが破損すると、システム全体にさまざまなエラーが波及することがあります。これらのツールはシステムをスキャンし、壊れたファイルを自動的に検出・修復してくれます。
SFCコマンドを実行する前に、まずそれが正常に動作する状態かを確認する必要があります。そのために使うのが、展開イメージのサービスと管理ツール、いわゆるDISMです。SFCと同様にDISMもWindowsに組み込まれたユーティリティで、幅広い機能を持っています。ここでは、DISMのRestorehealthコマンドによって、次に行うSFCの修復が確実に機能する状態を整えます。
DISMとSFCの実行手順は以下の通りです。
- スタートメニューの検索バーに「コマンドプロンプト」と入力し、右クリックして「管理者として実行」を選択して、管理者権限のコマンドプロンプトを開きます。
- 次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
DISM /online /cleanup-image /restorehealth - コマンドの完了を待ちます。システムの状態によっては最大20分程度かかることもあります。途中で処理が止まって見える瞬間がありますが、完了まで辛抱強く待ちましょう。
- 処理が完了したら、続けてsfc /scannowと入力してEnterキーを押します。
次にCHKDSKを実行します。SFCがWindowsのシステムファイルを重点的にスキャンするのに対し、CHKDSKはドライブ全体を対象にエラーを検出します。こちらも同じく、管理者権限のコマンドプロンプトから実行しましょう。
- スタートメニューの検索バーに「コマンドプロンプト」と入力し、右クリックして「管理者として実行」を選択します(またはWindowsキー + Xを押し、メニューから管理者権限のコマンドプロンプトを選んでも構いません)。
- 次にchkdsk /rと入力してEnterキーを押します。コマンドがシステム全体をスキャンし、見つかった問題を順に修復していきます。
SFCとCHKDSKの両方が完了し、破損ファイルの修復が済んだら、システムを再起動します。その後、問題のあったファイルや機能にアクセスできるかどうかを確認してください。
3. Windows Updateを実行する
Windows UpdateでBSODエラーの問題が解決できるケースもあります。既知の不具合がある場合、MicrosoftはWindows Updateを通じて修正プログラムを配信し、問題を修復します。また、Windows Updateではセキュリティ対策や旧バージョンのファイル更新といった、他の重要な修正やパッチも併せて提供されています。
Windowsキー + Iを押して設定画面を開き、「更新とセキュリティ」(Windows 11の場合は「Windows Update」)に移動して、保留中の更新プログラムがないか確認します。更新がある場合は、作業中の重要なファイルを保存してから「今すぐ再起動」をクリックしてください。処理の過程でシステムが再起動します。
まとめ:ストップコードを味方につけてエラーを解決しよう
ブルースクリーンは、Windowsユーザーにとって決して歓迎すべき瞬間ではありません。しかし、ストップコードを読み解いて問題を特定・解決できるようになれば、ブルースクリーンは以前よりずっと扱いやすい存在になるはずです。相変わらず厄介であることには変わりませんが、少なくとも「次に何をすべきか」が分かるようになります。
なお、本記事で紹介した対処法はWindows 10向けの内容ですが、その大部分はWindows 11にもそのまま適用できます。両OSには多くの共通点があり、Windows 10向けに確立された修正手法の多くが、Windows 11にも引き継がれているのです。
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