Windows 10でRAMの種類を確認する4つの方法【DDR・DDR2・DDR3・DDR4の見分け方】
RAM(Random Access Memory:ランダムアクセスメモリ)は、現在のパソコンやスマートフォンに搭載されている最も重要なパーツの一つです。デバイスの動作速度やパフォーマンスの良し悪しを左右する要素であり、ユーザー自身で増設・交換できる数少ないパーツでもあります。用途に応じてRAM容量を自由に増やせる点が大きな魅力です。
一般的に、ライトユーザーから中程度のユーザーには4GB〜8GB程度のRAM容量が適しており、それ以上の大容量は動画編集やゲームなど高負荷な用途で活躍します。コンピューターの進化とともにRAMも大きく変化してきました。特に注目すべきは「RAMの種類(世代)」です。「自分のPCにはどの世代のRAMが搭載されているのか知りたい」と思ったことはありませんか?この記事では、RAMの種類の基礎知識と、Windows 10でRAMの種類を確認する方法をわかりやすく解説します。
Windows 10でRAMの種類を確認する方法
Windows 10におけるRAMの種類とは?
RAMには「スタティックRAM(SRAM)」と「ダイナミックRAM(DRAM)」の2種類があります。主な違いは以下の通りです。
- SRAMはDRAMよりも高速である
- SRAMはDRAMよりデータアクセス速度が高く、消費電力も少ない
- ただし、SRAMはDRAMに比べて製造コストが非常に高い
このため、メインメモリとしてはDRAMが主流となりました。DRAM自体も進化を続けており、現在では第4世代まで登場しています。各世代は、データ転送速度や消費電力の面で前世代より優れた仕様になっています。詳細は下の表をご覧ください。
| 世代 | 速度範囲(MHz) | データ転送速度(GB/s) | 動作電圧(V) |
| DDR1 | 266〜400 | 2.1〜3.2 | 2.5/2.6 |
| DDR2 | 533〜800 | 4.2〜6.4 | 1.8 |
| DDR3 | 1066〜1600 | 8.5〜14.9 | 1.35/1.5 |
| DDR4 | 2133〜3200 | 17〜21.3 | 1.2 |
最新世代のDDR4:登場当時、業界に大きな衝撃を与えた規格です。現時点で最も省電力かつ高速なDRAMであり、メーカーとユーザーの双方から支持されています。近年製造されるパソコンにはDDR4メモリを搭載するのが業界標準となっています。自分のPCのRAMの種類を知りたい方は、この記事で紹介する方法を順番に試してみてください。
方法1:タスクマネージャーを使用する
タスクマネージャーは、PCに関するあらゆる情報を確認できる便利ツールです。実行中のプロセスの情報だけでなく、ハードウェアや周辺機器のパフォーマンス監視にも役立ちます。以下の手順でRAMの種類を確認できます。
1. Ctrl + Shift + Escキーを同時に押してタスクマネージャーを開きます。
2. 「パフォーマンス」タブに移動し、「メモリ」をクリックします。
3. 各種詳細情報の中に、搭載されているRAMの速度(MHz)が表示されます。
注意:お使いのPCがDDR2、DDR3、DDR4のいずれかの場合、メーカーや機種によっては画面右上にRAMの世代が直接表示されることがあります。
「ノートPCのRAMがDDR2かDDR3か確認するには?」という疑問をお持ちの方へ。RAMの速度が2133〜3200MHzの範囲であればDDR4です。その他の速度範囲については、この記事冒頭の「RAMの種類」セクションの表と照らし合わせて判断してください。
方法2:コマンドプロンプトを使用する
別の方法として、コマンドプロンプトを使ってRAMの種類を確認することもできます。手順は以下の通りです。
1. Windowsの検索バーをクリックし、「command prompt」と入力します。表示された結果を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
2. 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
wmic memorychip get devicelocator, manufacturer, partnumber, serialnumber, capacity, speed, memorytype, formfactor
3. 表示された情報の中からMemoryTypeの項目を見つけ、その数値を控えておきます。
注意:ここでは、RAM容量、RAM速度、メモリの製造元、シリアル番号などの詳細情報も併せて確認できます。
4. 下の表を参照して、PCに搭載されているRAMの種類を特定してください。
| 数値 | 搭載されているRAMの種類 |
| 0 | 不明(Unknown) |
| 1 | その他(Other) |
| 2 | DRAM |
| 3 | Synchronous DRAM |
| 4 | Cache DRAM |
| 5 | EDO |
| 6 | EDRAM |
| 7 | VRAM |
| 8 | SRAM |
| 9 | RAM |
| 10 | ROM |
| 11 | Flash |
| 12 | EEPROM |
| 13 | FEPROM |
| 14 | EPROM |
| 15 | CDRAM |
| 16 | 3DRAM |
| 17 | SDRAM |
| 18 | SGRAM |
| 19 | RDRAM |
| 20 | DDR |
| 21 | DDR2 |
| 22 | DDR FB-DIMM |
| 24 | DDR3 |
| 25 | FBD2 |
注意:この表において、0(ゼロ)はDDR4メモリを示している場合もあります。
方法3:Windows PowerShellを使用する
コマンドプロンプトは1987年の登場以来、Windows環境において重要なツールであり続けてきました。しかし、一部のコマンドは古いため最新のWindows 10環境に対応できず、DDR4メモリを正しく認識できない場合があります。そこでおすすめなのがWindows PowerShellです。PowerShell独自のコマンドラインを使えば、同じ情報をより確実に取得できます。手順は以下の通りです。
1. Windowsキーを押し、「windows powershell」と入力して、「管理者として実行」をクリックします。
2. 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
Get-WmiObject Win32_PhysicalMemory | Select-Object SMBIOSMemoryType
3. SMBIOSMemoryType列に表示された数値を控え、下の表と照らし合わせてください。
| 数値 | 搭載されているRAMの種類 |
| 26 | DDR4 |
| 25 | DDR3 |
| 24 | DDR2 FB-DIMM |
| 22 | DDR2 |
方法4:サードパーティ製ツール(CPU-Z)を使用する
上記の方法を使いたくない場合は、CPU-Zというサードパーティ製アプリケーションを利用するのがおすすめです。CPU-Zは、PCのハードウェアや周辺機器に関するあらゆる詳細情報を一覧表示できる総合ツールです。インストール版と、インストール不要で起動できるポータブル版のどちらかを選べる点も魅力です。CPU-Zを使ってRAMの種類を確認する手順は以下の通りです。
1. お使いのWebブラウザーを開き、CPU-Zの公式サイトにアクセスします。
2. ページを下にスクロールし、CLASSIC VERSIONSセクションから希望の言語(ENGLISH)のSETUPファイルまたはZIPファイルを選択します。
注意:SETUPオプションは、CPU-ZをPCにアプリケーションとしてインストールするためのインストーラーをダウンロードします。ZIPオプションは、ポータブル版の.exeファイル2つを含む.zipファイルをダウンロードします。
3. DOWNLOAD NOWをクリックします。
4A. .zipファイルをダウンロードした場合は、任意のフォルダーに展開します。
4B. .exeファイルをダウンロードした場合は、ファイルをダブルクリックし、画面の指示に従ってCPU-Zをインストールします。
注意:64ビット版のWindowsをお使いの場合はcpuz_x64.exeを開いてください。32ビット版の場合はcpuz_x32をダブルクリックします。
5. インストール後、CPU-Zを起動します。
6. 「Memory」タブに切り替えると、Generalセクション内にPCに搭載されているRAMの種類(Type)が表示されます。
まとめ
この記事では、Windows 10でRAMの種類を確認する方法を4つ紹介しました。PCのメモリ増設やアップグレードを検討する際に、ぜひ役立ててください。タスクマネージャーでの簡単な確認から、コマンドプロンプト・PowerShellを使った詳細な確認、さらにCPU-Zによる専門的なチェックまで、目的に合った方法を選びましょう。
この記事が参考になりましたら、ぜひコメント欄でご感想をお聞かせください。関連記事も合わせてご覧いただければ幸いです。
-
Windows 10/11でRAMの速度を確認する3つの方法【コマンドプロンプト・タスクマネージャー・無料ツール】
PCのRAM(メインメモリ)は、人間の意識における作業記憶のようなものです。最近使ったプログラムを素早くアクセスできるよう保持するだけでなく、アプリケーションが動作するためのリソースを供給する「作業用メモリ」として機能しています。 そのため、RAMに何らかの不具合が生じると、作業効率に直接影響が出ます。「動作がなんだかおかしい」と感じたら、まずRAMの速度を確認してみることが重要です。この記事では、Windows 10およびWindows 11でRAMの速度を確認する方法を詳しく解説します。 Windows PCでRAMの速度を確認する方法 確認方法はいくつかあります。Windowsでは、タス
-
Windows 11/10でRAMの容量・速度・種類を確認する方法
Windows 11/10のノートPCやデスクトップPCで、RAM(メモリ)の容量・速度・種類を確認する方法を知っておくと、パソコンのトラブルシューティングを行う際に非常に役立ちます。例えば、グラフィック処理が重いゲームやソフトウェアをインストールしようとしている場面を想像してみてください。このとき、自分のRAMがどれほどの容量で、どんな種類なのかを把握していれば、システムリソースが足りるかどうかをすぐに判断できます。 また、デバイスのアップグレードを検討しているときにも、こうした情報は欠かせません。どのブランドのメモリを選ぶべきか、パフォーマンス向上に役立つユーティリティは何かなどを決める判