MSペイントで背景を透明にする方法|Paint 3D・PowerPoint活用テクニックも解説

画像の一部を別の画像にコピーしたいと思ったことはありませんか?グループチャット用のミーム(ネタ画像)を作るときでも、仕事や趣味のプロジェクトでも、きっと一度は経験があるはずです。これを実現するには、まず配置先のどんな背景にも馴染む「透明な画像(背景)」を作成する必要があります。透明要素の扱いはグラフィックデザイン全般において欠かせないスキルであり、特にロゴ制作や複数画像の重ね合わせでは重要になります。
透明画像の作成は実はとてもシンプルで、さまざまなアプリケーションで行えます。以前は、マスキングや選択ツールなどの高度な操作が必要だったため、Adobe Photoshopのような本格的なソフトウェアを使うのが一般的でした。しかし、あまり知られていないのですが、MSペイントやPaint 3Dといったシンプルなアプリでも透明画像は作れるのです。MSペイントはすべてのWindows OSに標準搭載されています。ここでは、特定のツールを組み合わせて元画像の必要な部分だけを残し、それ以外を透明背景に変える方法を詳しくご紹介します。
MSペイントで背景を透明にするには?
方法1:MSペイントを使って背景を透明にする
Microsoftペイント(MSペイント)は、Windowsの誕生当初から搭載されている定番アプリです。Windowsビットマップ(BMP)、JPEG、PNG、GIF、単一ページのTIFF形式などに対応したシンプルなラスターグラフィックエディターです。白いキャンバスへの描画による画像作成が主な用途ですが、切り抜き、サイズ変更、選択、傾斜、回転といった画像編集にも活用できます。シンプルで軽量、使いやすいツールでありながら、意外なほど多くの可能性を秘めています。
MSペイントで背景を透明にするのは非常に簡単です。以下の手順に従ってください。
1. 対象の画像を右クリックし、表示されたメニューから「プログラムから開く」にマウスカーソルを合わせてサブメニューを開きます。サブメニューから「ペイント」を選択します。

または、先にMSペイントを起動し、左上の「ファイル」メニューから「開く」をクリックして、コンピューター内から目的の画像を選んでもOKです。
2. 画像がMSペイントで開いたら、左上にある「イメージ」グループを探します。「選択」の下にある矢印アイコンをクリックして、選択オプションを開きます。

3. ドロップダウンメニューで、まず「透明な選択」にチェックを入れます。次に、「四角形の選択」と「自由形式の選択」のうち、対象のオブジェクトに合った方を選びます。(例:月のように円形のものを選ぶ場合は、自由形式が適しています)

4. 画面右下の「ズームイン/ズームアウト」バーを調整し、対象のオブジェクトが画面の大部分を占めるようにします。こうすることで、正確な選択範囲を作りやすくなります。
5. 左クリックを押しながら、マウスでゆっくりと慎重にオブジェクトの輪郭をなぞります。

6. 輪郭をなぞった始点と終点がつながると、オブジェクトの周りに点線の長方形が表示され、選択範囲を移動できるようになります。

7. 選択範囲を右クリックしてメニューから「切り取り」を選ぶか、キーボードの「Ctrl + X」を押します。選択部分が消え、背後には白い余白だけが残ります。

8. 次に、手順1を繰り返して、切り取った選択範囲を合成したい画像をMSペイントで開きます。

9. 「Ctrl + V」を押して、先ほどの選択範囲を新しい画像に貼り付けます。選択範囲の周りに目立つ白い背景が付いた状態で表示されます。

10. 再度「イメージ」設定に戻り、「選択」の下の矢印をクリックします。「透明な選択」にもう一度チェックを入れると、白い背景が消えて透明になります。

11. オブジェクトの位置やサイズを、お好みに合わせて調整します。
仕上がりに満足したら、左上の「ファイル」メニューをクリックし、「名前を付けて保存」を選択して画像を保存しましょう。
混乱を避けるため、保存時には必ずファイル名を変更することを忘れないでください。

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方法2:Paint 3Dを使って背景を透明にする
Paint 3Dは、Microsoftが2017年のWindows 10 Creators Updateで他の多数のアプリとともに導入しました。Microsoftペイントと3D Builderの機能を統合した、軽量で使いやすいアプリケーションです。Remix 3Dというコミュニティが大きな特徴の一つで、デジタルのアイデアやオブジェクトの編集、インポート、共有が可能です。
Paint 3Dには「マジック選択(Magic Select)」という強力なツールが備わっているため、MSペイントよりも簡単に背景を透明化できます。
1. 画像を右クリックして適切なソフトウェアを選択し、Paint 3Dで開きます。(右クリック > プログラムから開く > Paint 3D)

2. 画像を見やすい大きさに調整します。画面上部にある「マジック選択」をクリックします。
マジック選択は、高度でありながら直感的に使える可能性豊富なツールです。高度な学習技術によって背景のオブジェクトを除去することもできますが、ここでは正確な選択範囲の作成を支援し、特に複雑な形状を扱う際にかかる時間と労力を大幅に削減してくれます。

3. ツールを選択すると半透明の枠線が表示されます。枠線を手動で内側に寄せて、必要なオブジェクトだけがハイライトされ、それ以外が暗くなるように調整します。選択範囲に満足したら、右側のタブにある「次へ」を押します。

4. 選択範囲に誤りがある場合は、この段階で修正できます。右側にあるツールを使って領域を追加・削除し、選択範囲を微調整しましょう。選択結果に満足したら、下部にある「完了」をクリックします。

5. 選択されたオブジェクトが浮き上がって表示され、自由に動かせるようになります。「Ctrl + C」を押して、そのオブジェクトをコピーします。

6. 手順1に従って、別の画像をPaint 3Dで開きます。

7. 「Ctrl + V」を押して、先ほどの選択範囲を貼り付けます。オブジェクトのサイズや位置をお好みに合わせて調整してください。

8. 最終画像に満足したら、左上の「メニュー」をクリックして、画像を保存します。
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透明背景のまま画像を保存するには?
透明背景の画像を保存するには、MSペイントまたはPaint 3Dに加えて、Microsoft PowerPointの力も借りましょう。
1. MSペイントまたはPaint 3Dで、上記の手順に従って必要なオブジェクトを選択し、「Ctrl + C」を押してコピーします。
2. Microsoft PowerPointを開き、空白のスライドで「Ctrl + V」を押して貼り付けます。

3. 貼り付けたら、オブジェクトを右クリックして「図として保存」をクリックします。

4. 保存するときは、ファイルの種類を「ポータブルネットワークグラフィックス(Portable Network Graphics)」、いわゆる「.png」形式に変更するのを忘れないでください。

上記の方法、つまりペイントやPaint 3Dを使った透明画像の作成が面倒だと感じる場合は、「Free Online Photo Editor | Transparent Background」や「Make transparent background images online – free online tool」などのオンラインコンバーターを利用して透明画像を作成することもできます。
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