Windows 10/11で発生するエラーコード0xc0000006「STATUS_IN_PAGE_ERROR」の原因と解決法
Windows 10とWindows 11は、これまでのバージョンに比べて大幅な進化を遂げていますが、同時にいくつかの課題も抱えています。そのひとつが、エラーコード0xc0000006として表示される「STATUS_IN_PAGE_ERROR」です。このエラーは作業の妨げになったりPCの動作に支障をきたしたりすることがありますが、適切な対処法を知れば十分に解決可能です。
本記事では、Windows 10/11で発生するSTATUS_IN_PAGE_ERROR(エラーコード0xc0000006)の原因と、具体的な解決方法について詳しく解説します。
STATUS_IN_PAGE_ERROR(0xc0000006)とは?
エラーコード0xc0000006のSTATUS_IN_PAGE_ERRORは、Windowsシステムに関連する問題です。ユーザーがVisual Basic Script(VBS)を実行しようとしたり、特定のVisual Studioの実行ファイルを起動しようとしたりした際に発生することがあります。
NTSTATUSメッセージにおける0xc0000006は「STATUS_IN_PAGE_ERROR」を意味します。Windowsがエラーコード番号を表示するのは、問題の追跡と解決策の特定を容易にするためです。
STATUS_IN_PAGE_ERROR(0xc0000006)の主な原因
このエラーには明確な単一の原因はありませんが、以下のような要因が関連している可能性があります。
- 過剰に保護的に動作するサードパーティ製アンチウイルスソフトやファイアウォールによる干渉
- AppInit_DLLsレジストリ値の破損
- システムファイルの破損
- 保留中のWindows Update
Windows 10/11のエラーコード0xc0000006(STATUS_IN_PAGE_ERROR)の解決方法
以下の手順で、STATUS_IN_PAGE_ERROR(エラーコード0xc0000006)を解決できます。
まず試したい簡単な対処法
- PCを再起動してから、スクリプトを再度実行してみる。
- サードパーティ製のアンチウイルスソフトやファイアウォールを使用している場合は一時的に無効化し、スクリプトを再度実行してみる。
これらの簡単な方法で解決しない場合は、以下の対処法を順番に試してください。
対処法1:サードパーティ製アンチウイルスソフトをアンインストールする
アンチウイルスソフトを無効化しても効果がない場合は、アンインストールを検討しましょう。一部のセキュリティソフトは誤検出(false positive)を行い、実行中のプログラムをブロックすることがあります。実行が完了するまでアンインストールし、後から再インストールすれば問題ありません。
また、ファイアウォールやアンチウイルスソフトの設定で、対象の実行ファイルをホワイトリスト(除外リスト)に登録する方法もあります。これにより、セキュリティソフトが脅威としてフラグを立てることを防げます。
対処法2:AppInit_DLLsレジストリキーの値をクリアする
AppInit_DLLsは、他のソフトウェアに影響するクラッシュ情報などを記録するWindowsレジストリキーです。このキーが破損するとシステム全体に悪影響を及ぼし、STATUS_IN_PAGE_ERROR(0xc0000006)を引き起こすことがあります。
注意: レジストリ操作を行う前に、必ずシステムの復元ポイントを作成するか、レジストリのバックアップを取ってください。万が一のトラブルに備える重要な予防策です。
AppInit_DLLsキーの値を変更する手順:
- Winキー + Rを押して、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- ダイアログボックスにregeditと入力し、Enterキーを押します。
- 管理者権限での実行を求められたら「はい」をクリックします。
- レジストリエディターの左側のツリーから、以下のパスへ移動します。
コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Windows
ヒント: 上記のパスをコピーしてレジストリエディター上部のアドレスバーに貼り付け、Enterキーを押すことで直接移動することもできます。
- 右側のペインで「AppInit_DLLs」を見つけてダブルクリックします。
- 「文字列の編集」ウィンドウが開いたら、「値のデータ」フィールドを空にして「OK」をクリックします。
値のデータを空にしたら、レジストリエディターを閉じてPCを再起動し、変更を反映させます。これによりSTATUS_IN_PAGE_ERRORが解消され、実行ファイルが正常に動作するようになるはずです。
対処法3:DISMおよびSFCスキャンを実行する
SFC(システムファイルチェッカー)とDISM(展開イメージのサービスと管理)は、Windowsに標準搭載されているユーティリティで、システムファイルの破損を修復できます。
重要なポイント:
SFCとDISMは、システムファイルの破損に対して異なるアプローチで機能するため、両方を併用することで問題解決の可能性が高まります。SFCはローカルに保存されたキャッシュを利用して論理エラーを修復する一方、DISMはWindows Update(WU)から正常なファイルを取得して破損したファイルを置き換えます。
SFCスキャンの実行手順(管理者権限のコマンドプロンプトを使用):
- Winキー + Sを押して、Windowsの検索ボックスを開きます。
- 検索ボックスに「cmd」と入力します。
- 「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
- コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力(またはコピー&ペースト)して、Enterキーを押します。
sfc /scannow - スキャンが完了するまで待ちます。
処理が完了するまで中断しないでください。途中で中断するとシステムに悪影響を与える可能性があります。スキャン完了後、PCを再起動すると、次回の起動時に問題が解決していることがあります。
DISMスキャンの実行手順:
DISMを実行する前に、破損したデータを新しいコピーと置き換えるために、安定したインターネット接続を確保しておいてください。
- Winキー + Sを押して、Windowsの検索ボックスを開きます。
- 検索フィールドに「cmd」と入力します。
- 「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
- コマンドプロンプトウィンドウに以下のコマンドを入力(またはコピー&ペースト)して、Enterキーを押します。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth - Windows Update経由でコマンドが実行されるまで待ちます。
こちらも処理が完了するまで中断せず、完了後にPCを再起動してください。
対処法4:修復インストールを実行する
上記の方法でSTATUS_IN_PAGE_ERROR(0xc0000006)を解決できない場合は、修復インストールを検討しましょう。修復インストールでは、Windowsのすべてのコンポーネントを更新・再構築することで問題を根本的に解決します。
修復インストールには、主に以下の3つの方法があります。
- ISOファイルを使用したWindowsの修復インストール
- USBインストールメディアを使用したWindowsの修復
- 「Windows 10/11を入手(GWX)」アプリを使用した修復インストール
まとめ
本記事で紹介した方法を活用すれば、Windows 10/11のSTATUS_IN_PAGE_ERROR(エラーコード0xc0000006)を効率的に解決できるはずです。作業を始める前に、必ずシステムの復元ポイントを作成するか、ファイルのバックアップを取っておきましょう。万が一問題が発生しても、データを復元できる安心感が得られます。
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