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ファイルコピー時の「エラー0x80070032」の原因と対処法を徹底解説

ファイルのコピーや移動はWindowsにおけるごく基本的な操作ですが、環境によっては「エラー0x80070032」が発生し、コピーが完了しないことがあります。特に、サーバー側がWindows以外のOSで動作しているサーバー・クライアント環境では、このトラブルが報告されるケースが少なくありません。

ファイルコピー時の「エラー0x80070032」の原因と対処法を徹底解説

エラー0x80070032が発生する主な原因

  • OSが最新版に更新されていない:サーバーなどのシステムOSが古いままだと、クライアントPCなどの他のコンポーネントと互換性が取れず、コピーエラー0x80070032が発生する場合があります。
  • 同期センターのオフラインファイル:NASなどのローカルネットワーク共有で問題が起きている場合、同期センターの「オフラインファイル」機能がWindowsのコピー機構と競合している可能性があります。
  • システムサービスの設定不備:シャドウコピー関連のサービスが停止中またはエラー状態にあると、NVIDIA Shieldなどのネットワーク機器やアプリへのコピー時にエラーが出ることがあります。
  • NTFS代替データストリーム:コピー対象のファイルにNTFSの代替データストリームが含まれていると、QNAPのようなWindows以外のサーバーとの互換性が失われ、コピーに失敗することがあります。

対処法1:OSを最新ビルドに更新する

OSが古いとストレージドライバーなど他のコンポーネントとの互換性が崩れ、エラー0x80070032の原因になります。まずはOSを最新の状態に更新しましょう。

  1. Windowsキーを押し、「更新プログラムのチェック」を検索して開きます。ファイルコピー時の「エラー0x80070032」の原因と対処法を徹底解説
  2. 更新画面で「更新プログラムのチェック」をクリックし、利用可能な更新があればダウンロードしてインストールします。オプションの更新プログラムも忘れずに適用してください。サーバー・クライアント環境の場合は、両方のマシンを更新することが重要です。ファイルコピー時の「エラー0x80070032」の原因と対処法を徹底解説
  3. 更新完了後、システムを再起動し、エラー0x80070032が解消されたか確認します。
  4. 問題が続き、かつ外付けドライブで発生している場合は、ドライブのファームウェアを最新版に更新してから、もう一度コピーを試してください。

対処法2:同期センターのオフラインファイルを無効化する

NASなどのローカルサーバーとの間でコピーを行う際にエラーが出る場合、同期センターのオフラインファイル機能がネットワーク経由のコピーと干渉していることが考えられます。オフラインファイルを無効化することで問題が解決する場合があります。

  1. Windowsキーを押し、「コントロールパネル」を検索して開きます。ファイルコピー時の「エラー0x80070032」の原因と対処法を徹底解説
  2. 表示方法」を展開し、「小さいアイコン」を選択します。ファイルコピー時の「エラー0x80070032」の原因と対処法を徹底解説
  3. Sync Center(同期センター)」を開き、左側のペインにある「オフラインファイルの管理」をクリックします。ファイルコピー時の「エラー0x80070032」の原因と対処法を徹底解説
  4. オフラインファイルを無効にする」をクリックし、確認メッセージに従って無効化を確定します。ファイルコピー時の「エラー0x80070032」の原因と対処法を徹底解説
  5. システムを再起動し、再起動後にファイルを問題なくコピーできるか確認します。

対処法3:コピー関連のサービスを開始し、スタートアップの種類を「自動」に変更する

シャドウコピー関連のサービスが無効化されている、またはエラー状態にあると、ファイルのコピー(特にNVIDIA Shieldのようなデバイスへのコピー)に失敗することがあります。これらのサービスを開始し、起動タイプを「自動」に設定すると改善する可能性があります。

  1. Windowsキーを押して「サービス」を検索し、検索結果を右クリックして「管理者として実行」を選択します。ファイルコピー時の「エラー0x80070032」の原因と対処法を徹底解説
  2. 一覧から「Volume Shadow Copy」をダブルクリックし、「スタートアップの種類」のドロップダウンを展開します。ファイルコピー時の「エラー0x80070032」の原因と対処法を徹底解説
  3. 自動」を選択し、「開始」ボタンをクリックします。ファイルコピー時の「エラー0x80070032」の原因と対処法を徹底解説
  4. プロパティウィンドウを閉じて、今度は「Microsoft Software Shadow Copy Provider」サービスをダブルクリックします。ファイルコピー時の「エラー0x80070032」の原因と対処法を徹底解説
  5. こちらも「スタートアップの種類」を「自動」に設定し、サービスを「開始」します。ファイルコピー時の「エラー0x80070032」の原因と対処法を徹底解説
  6. サービス管理ウィンドウを閉じ、ファイルがコピーできるか確認します。
  7. 改善しない場合はPCを再起動し、再起動後に再度コピーを試してください。

対処法4:ファイルの代替データストリームを削除する

コピーしたいファイルにNTFSの代替データストリームが含まれている場合、特にQNAPなどのWindows以外のシステムへはコピーできないことがあります。Microsoftが提供する無料ツール「Streams」を使って代替データストリームを削除すると、問題が解決する場合があります。

  1. Webブラウザを起動し、下記のMicrosoft Streamsのページにアクセスします。
    https://docs.microsoft.com/en-us/sysinternals/downloads/streams
  2. Streamsユーティリティダウンロードし、管理者権限で起動します。ファイルコピー時の「エラー0x80070032」の原因と対処法を徹底解説
  3. 問題のあるディレクトリに移動したうえで、次のコマンドを実行してNTFS代替データストリームを削除します。
    streams64 -d *.*
  4. 実行後、ファイルコピー時の予期しないエラーが解消されたか確認します。

また、LinuxディストリビューションのEXT4ファイルのように、Windows以外のOS由来のファイルがWindowsの規格に適合せず、同様の問題を引き起こすこともあります。対象ファイルの出所についても確認しておきましょう。

対処法5:システムのレジストリを編集する

古いOS(Windows XPなど)からサーバー共有へアクセスした際に問題が発生する場合、重複除去機能(Dedup)、SMB共有、またはサードパーティ製のエンドポイントドライバー(VMWare vShieldドライバーなど)との非互換性が原因となっていることがあります。レジストリから「EnableECP」キーを削除することで解決するケースがあります(McAfeeなど多くのセキュリティソフトがこのキーを追加します)。

警告:レジストリの編集は高度な操作であり、誤って行うとシステムやデータに深刻かつ回復不能な損害を与える恐れがあります。必ず事前にレジストリのバックアップを作成し、自己責任で作業を行ってください。

  1. サーバーマシン上で、Windowsキーを押して「レジストリエディター」を検索し、検索結果を右クリックして「管理者として実行」を選択します。ファイルコピー時の「エラー0x80070032」の原因と対処法を徹底解説
  2. 次のパスへ移動します。
    HKLM\System\CurrentControlSet\Services\LanmanServer\Parameters\
  3. EnableECP」キー(存在する場合)を削除し、エディターを閉じますファイルコピー時の「エラー0x80070032」の原因と対処法を徹底解説
  4. PCを再起動し、再起動後にエラー0x80070032が解消されたか確認します。
  5. 改善しない場合は、レジストリエディターで次のキーへ移動します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Csc\Parameters
  6. 右側のペインで「Parameters」キーを右クリックし、「新規 >> DWORD (32ビット) 値」を選択します。ファイルコピー時の「エラー0x80070032」の原因と対処法を徹底解説
  7. 新しい値の名前を「FormatDatabase」とし、そのを「1」に設定します。ファイルコピー時の「エラー0x80070032」の原因と対処法を徹底解説
  8. エディターを閉じてPCを再起動します。
  9. 再起動後、クライアントマシンでも同じ手順を繰り返し実行します。これによりエラー0x80070032が解消されるはずです。

それでもサーバー側で問題が続く場合は、重複除去(Deduplication)サーバーの役割をインストールして構成することで解決するか確認してください。それでも解決しない場合は、Robocopyなど別のコピー専用ツールを使用することで問題を回避できる可能性があります。

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