Windows 7にハイパーターミナルをインストールする方法|PuTTYなど代替手段も解説
残念ながら、Windows 7にはハイパーターミナル(HyperTerminal)が標準搭載されていません。しかし、代替手段を使えばシリアル機器の制御は引き続き可能です。このガイドでは、代表的な代替方法をいくつか紹介し、それぞれのセットアップ手順と使い分けのポイントを解説します。なぜWindows 7から除外されたのかについては、Microsoftが公式に回答を公開しているので、気になる方はそちらをご確認ください。
代替手段その1:PuTTY
PuTTYは、16年以上の歴史を持つ無料かつオープンソースのターミナルエミュレーターです。軽量で動作も安定しており、シリアル接続にも対応しているため、ハイパーターミナルの代わりとして最も人気のある選択肢といえます。最新版は以下の公式サイトからダウンロードできます。
https://www.chiark.greenend.org.uk/~sgtatham/putty/latest.html
PuTTYをハイパーターミナル代わりに使う手順
まず、コンソールケーブルを接続するために、PC(ノート型・デスクトップ問わず)にCOMポートが必要です。最近のPCにはCOMポートが搭載されていないことが多いため、その場合はUSBポートを使います。ほぼすべてのコンピューターにUSBポートはあるので、DB9-USB変換アダプターを用意しましょう。
変換アダプターまたはCOMポートの準備ができたら、ケーブルの片方を対象デバイスに、もう片方をDB9コネクター経由でPCのUSBポート(または直接COMポート)に接続します。
次に、使用するCOMポート番号を確認します。デバイスマネージャー → ポート(COM と LPT)を開くと、割り当てられたポート番号を確認できます。
ポート番号がわかったら、PuTTYにコンソール設定を行いましょう。
- PuTTYを起動し、左側ペインの一番下にある「シリアル(Serial)」カテゴリを選択します。ここでターミナルの設定を行います。たとえばCiscoルーターに接続する場合、設定は以下のようになります。

- 次に、左側ペインの一番上にある「セッション(Session)」ボタンをクリックし、「開く(Open)」を選択します。

これでデバイスへの接続が確立され、PuTTYをハイパーターミナルとして使用できるようになります。

Windows 7にハイパーターミナルをインストールする方法
どうしてもPuTTYではなく本家のハイパーターミナルを使いたい場合は、以下の手順で復活させることができます。
この方法では、必要な3つのファイルをコピーしてくるためのWindows XPマシンへのアクセスが必要です。以下のファイルをコピーしてください。
C:\Program Files\Windows NT\hypertrm.exe
C:\WINDOWS\system32\hypertrm.dll
C:\WINDOWS\Help\hypertrm.chm
ファイルのコピーが完了したら、Windows 7側に以下のフォルダーを作成し、3つのファイルをそこへコピーします。
32ビット版Windows 7の場合、作成するフォルダー:
C:\Program Files\HyperTerminal
64ビット版Windows 7の場合、作成するフォルダー:
C:\Program Files (x86)\HyperTerminal
あとは、フォルダー内の hypertrm.exe のショートカットを作成して実行すれば、ハイパーターミナルが復活します。さらに、スタートメニューに表示したい場合は、hypertrm.exe を以下のフォルダーに配置してください。
C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs
以上で作業完了です。日常的にシリアルコンソール操作を行うなら安定性の高いPuTTYを、慣れ親しんだ従来の操作性が必要ならファイルコピーによるハイパーターミナル復活を選ぶなど、用途に合わせて使い分けてみてください。
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