ブラウザからWeWatcherアドウェアを完全に削除する方法
WeWatcherは、Ask Toolbarなどと同種の「ブラウザハイジャッカー(ブラウザ乗っ取り型アドウェア)」です。感染すると既定の検索エンジンを乗っ取り、ユーザーの検索をすべて開発元のサイト経由で処理するようリダイレクトします。これにより開発元は広告収益を得る仕組みになっており、不要な広告・ポップアップ・通知が頻繁に表示されることもあります。
このガイドでは、3つのステップでWeWatcherを完全に除去します。まずマルウェア・アドウェア・スパイウェア全体を網羅的にスキャンして駆除し、次にアドウェア専用クリーナーを実行、最後にブラウザをリセットして痕跡を残さず初期状態に戻します。これにより、アドウェアが再発する可能性を最小限に抑えられます。
ステップ1:Malwarebytesで包括スキャンを行う
まず、下記リンクからMalwarebytes Anti-Malwareをダウンロードしてください。公式サイトから無料版を入手できるほか、リアルタイム保護対応のプレミアム版や14日間無料トライアル版(サイト右下)も利用できます。
Norton、AVG、McAfeeといった一般的なウイルス対策ソフトでは、この種のアドウェアを完全に防げないことが多い点に注意が必要です。だからこそ、Malwarebytesによるフルスキャンが重要になります。将来の感染を防ぐためにも、リアルタイム保護機能を備えたプレミアム版の利用を強くおすすめします。無料版でも手動スキャンは可能ですが、常駐によるリアルタイム防御は行われません。プレミアム版を導入していれば、マルウェアやアドウェアがシステムへの侵入を試みた瞬間に、リアルタイムスキャン機能が即座に通知してくれます。
Malwarebytes Anti-Malware Premium
ダウンロードが完了したら、デスクトップのアイコンからMalwarebytesを起動します。「スキャン」タブを開き、「カスタムスキャン」を選択してください。左ペインのチェックボックスをすべてオンにし、右ペインでスキャン対象のドライブを選んでスキャンを実行します。システム内のファイル数によっては数時間かかることがあります。スキャン完了後は「Quarantine All(すべて隔離)」をクリックし、パソコンを再起動しましょう。


ステップ2:AdwCleanerでアドウェアを一掃する
次に、AdwCleanerをダウンロードします。ファイルは自動的にダウンロードされます。ダウンロード後、プログラムを起動して「スキャン」をクリックし、スキャン完了を待って「クリーン」を押してください。
クリーンアップが終わると、AdwCleanerが再起動を促すメッセージを表示します。指示に従ってパソコンを再起動し、動作を確認しましょう。この時点で、レジストリ・ファイル・各種ブラウザ(Firefox、Internet Explorer、Google Chrome)からWeWatcherをはじめとするマルウェアが除去されています。
ステップ3:Webブラウザをリセットする
Internet Explorerの場合
- Windowsキーを押しながらRキーを押す(「ファイル名を指定して実行」を開く)
- 「inetcpl.cpl」と入力してEnter
- 「詳細設定」タブを開き、「リセット」をクリック
- 「個人設定を削除する」にチェックを入れ、再度「リセット」をクリック
Google Chromeの場合
まず、Google Chromeを完全に終了させてください。
- キーボードショートカット「Windowsキー + E」でエクスプローラーを開く
- 表示されたエクスプローラーのアドレスバーに、お使いのOSに応じて以下を入力
- Windows XP:
%USERPROFILE%\Local Settings\Application Data\Google\Chrome\User Data\ - Windows Vista / Windows 7 / Windows 8:
%LOCALAPPDATA%\Google\Chrome\User Data\
- Windows XP:
- 開いたフォルダ内の「Default」フォルダを探し、「Backup default」などの名前に変更する
- 再度Google Chromeを起動すると、新しい「Default」フォルダが自動的に作成される
Mozilla Firefoxの場合
- メニューボタンをクリックし、「ヘルプ」を選択
- ヘルプメニューから「トラブルシューティング情報」を開く
- ページ右上にある「Firefoxをリセットする…」ボタンをクリック
- 確認ウィンドウが表示されたら、「Firefoxをリセットする」をクリックして完了
以上の手順で、ブラウザからWeWatcherを完全に除去できます。なお、今後の再感染を防ぐには、フリーソフトのインストール時に「カスタムインストール」を選び、不要なツールバーや拡張機能の追加オプションを必ず解除しておくことをおすすめします。
-
Windows 10のパスワードを削除して自動サインインする方法
強力なパスワードでPCを保護することは、セキュリティ対策として非常に重要です。しかし、だからといってすべてのWindows環境にパスワードが必要だとは限りません。 たとえば仮想マシンを構築する場合、ゲストOS側のパスワードを削除しておけば、起動後すぐにサインインできるようになり、セキュリティはホストマシンのパスワードによって守られます。検証用端末や一時的なテスト環境などでも便利です。 理由は何であれ、パスワードの削除自体は簡単な作業です。ただし、この操作ができるのはローカルアカウントを使用している場合のみです。オンラインのMicrosoftアカウントは、常にパスワードで保護される仕様になってい
-
主要ブラウザ別|インターネットアクティビティの追跡(トラッキング)を無効にする方法
プライバシーは、実生活でもオンラインでも、誰もが守られるべき大切なものです。しかし多くの人は、自分がウェブサイトによって常時追跡されていることに気づいていません。すべてのブラウザにはシークレットモード(プライベートブラウジング)が備わっており、閲覧セッション中に残る機密性の高い痕跡を数秒で消去できます。ところが、ウェブサイトのサーバー側に保存される履歴は、ユーザー自身ではコントロールできません。サイト側は、あなたの閲覧習慣、クリックしたリンク、訪問したページなど、あらゆる行動データを記録・監視しているのです。少し怖い話ですよね。幸い、これには解決策があります。「Do Not Track(DNT