Windows 10でDCOMエラー1084を修正する方法|原因と5つの対処法を徹底解説
「DCOM got Error 1084」は、Windowsの更新後に表示されることが多く、破損したシステムファイルやレジストリエラーが主な原因です。DCOM(Distributed Component Object Model)とは、Microsoftが提供するコンポーネントであり、COMオブジェクト同士の通信を可能にする仕組みのことです。
このエラーの代表的な症状として、パソコンがフリーズして強制的にシャットダウンや再起動せざるを得なくなること、また起動時にローディングの円形ドット(スピナー)が固まってしまうことが挙げられます。ただし、後者の場合はしばらく待つか再起動するだけで解決することもあります。
さらに、このエラーはハードディスクの故障を示唆している可能性もあります。その場合はCHKDSKコマンドでドライブの状態を確認しましょう。中には、このエラーの影響でWindows自体が起動できなくなり、Windowsの修復以外に解決手段がなかったというユーザーの報告もあります。
DCOMエラー1084の原因
DCOMエラーは主に以下の原因で発生します。
- システムファイルの破損:DCOMエラーはOSの破損を示しているケースがほとんどです。最近Windows Updateを実行した場合、更新処理がシステムファイルに影響を与え、エラーが発生している可能性があります。
DCOMエラー1084が発生すると、画面のちらつき、頻繁なフリーズ、Windowsが起動しないといった問題に直面することがあります。これらの問題を解決するには、以下の対処法を順番に試してみてください。
対処法1:グラフィックドライバーの再インストール
画面のちらつきが発生している場合、このエラーが原因である可能性があります。該当しない場合は次の対処法へ進んでください。この問題は不具合のあるグラフィックドライバーによって頻繁に起こるため、ドライバーを再インストールすれば解決できます。手順は以下の通りです。
- スタートメニューを開き、「デバイスマネージャー」と入力します。
- デバイスマネージャーを開きます。
- 「ディスプレイアダプター」を探してクリックし、展開します。
- グラフィックカードのドライバーを右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択します。
- 画面の指示に従うと、ドライバーがアンインストールされます。
- パソコンを再起動します。
システムが再起動したら、グラフィックカードメーカーの公式サイトから最新のドライバーをダウンロードしてインストールします。これにより破損したファイルが削除され、画面のちらつきも解消されるはずです。
対処法2:SFCとDISMの実行
トラブルを解決する際には、Windowsに標準搭載されているユーティリティを活用することが重要です。前述の通り、DCOMエラーは多くの場合OSの破損を意味しているため、システムファイルチェッカー(SFC)とDISM(Deployment Image Servicing and Management)を実行することで、システム内の破損ファイルを検出・修復できる可能性があります。
SFCおよびDISMの詳しい実行手順については、当サイトで公開しているSFCとDISMの解説記事を参考にしてください。
対処法3:セーフモードで起動する
場合によっては、システムにインストールされたサードパーティ製ソフトウェアが問題の原因になっていることもあります。これを確認するには、セーフモードでシステムを起動しましょう。セーフモードでは起動に最低限必要なサービスだけを読み込んで起動するため、サードパーティ製ソフトウェアが原因かどうかを切り分けられます。セーフモードで起動する手順は以下の通りです。
- スタートメニューを開きます。
- 電源ボタンをクリックし、Shiftキーを押しながら「再起動」をクリックします。

- システムが起動すると、選択肢が並んだ青い画面が表示されます。「トラブルシューティング」を選択します。

- 「詳細オプション」を選択します。
- 詳細オプションの中から「スタートアップ設定」をクリックします。

- 一覧が表示されたら、F4キーを押してセーフブートモードでシステムを起動します。

セーフモードでシステムが正常に動作する場合は、サードパーティ製ソフトウェアが干渉してエラーを引き起こしていることを意味します。そのため、エラーが発生する前にインストールしたソフトウェアをアンインストールしてください。
対処法4:システムの復元を行う
エラーの原因となるサードパーティ製ソフトウェアがどうしても見つからない場合は、システムの復元を試してみましょう。システムの復元機能を使えば、特定のアプリがまだインストールされていない時点までパソコンの状態を戻すことができます。これによってエラーが解消される可能性があります。
システムを特定の時点に復元する具体的な方法については、別記事で詳しく解説していますので、そちらをご参照ください。
対処法5:Windowsを修復する
一部のユーザーからは、このエラーが原因でWindowsが起動できなくなったものの、Windowsを修復することで問題が解決したという報告があります。個人ファイルを失うことなくWindowsを修復できます。手順は以下の通りです。
- WindowsセットアップのDVDまたは起動可能なUSBメモリを挿入します。
- 「Windowsのインストール」画面が表示されたら、「コンピューターを修復する」を選択します。

- 画面の指示に従って操作を進め、問題が解決するかどうかを確認します。
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