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Photoshopで新規ファイルを作成できない・既存ファイルが開けないときの対処法7選

Photoshopを起動して数分経つと、新規ファイルを作成できなくなったり、既存のファイルが開けなくなったりするトラブルが、多くのユーザーから報告されています。PCを再起動すると一時的に機能が復活するものの、しばらく操作を続けると再び同じ症状が発生してしまうのが特徴です。

この問題はWindows 7、Windows 8.1、Windows 10の32ビット版・64ビット版の両方で発生が確認されており、Photoshopの特定バージョンに限定されたものでもありません。CC、CS4、CS5はもちろん、最新のCC 2019でも同様の報告があります。

Photoshopで新規ファイルを作成できない・既存ファイルが開けないときの対処法7選

Photoshopでファイルを作成・開けなくなる原因とは?

さまざまなユーザーレポートと、実際に効果のあった修復手順を分析したところ、この不具合には複数の原因が考えられることがわかりました。主な原因候補は以下の通りです。

  • Photoshop CC特有の不具合 – 主にCCバージョンのPhotoshopに発生する、繰り返し現れるグリッチが原因の場合があります。恒久的な修正ではありませんが、回避策も見つかっています(後述の方法1を参照)。
  • 管理者権限がない – Photoshopに必要な権限が付与されておらず、一部の操作が完了できないケースです。特にWindows 7より前のOSで発生しやすい傾向があります。
  • 設定ファイルの破損 – Photoshopの設定ファイルが破損していることが最も多い原因です。ウイルス対策ソフトの干渉やディスクの不良セクタなど、さまざまな要因が考えられます。
  • OpenCL / OpenGLによる不安定化 – スペックが中程度以下のPC構成では、OpenCLやOpenGLがこの問題を引き起こすことが知られています。
  • GPUドライバーの不具合 – グラフィックボードを使用している場合、ドライバー自体が原因となっている可能性があります。
  • スクラッチディスクがOSドライブと同じ – Photoshopのスワップフォルダ(スクラッチディスク)がOSドライブ(通常Cドライブ)に設定されていると、問題が発生しやすくなるという報告があります。

方法1:Illustrator経由でファイルを開く(応急処置)

根本的な解決ではなく、作業を続けるための一時的な回避策として有効なのがこの方法です。Illustratorで対象のファイルを開き、そこから「Photoshopで編集」を選択することで、再起動なしにファイルを扱えるようになります。

手順は以下の通りです。

  1. Illustratorを起動し、上部メニューから「ファイル」>「開く」を選択します。
  2. 開きたいPhotoshopファイル(PSDなど)の場所へ移動し、ファイルを選択して「開く」をクリックします。
  3. ファイルがIllustratorで開かれたら、「ファイル」メニューから「Photoshopで編集(イメージを編集)」をクリックします。
Photoshopで新規ファイルを作成できない・既存ファイルが開けないときの対処法7選

この方法を使うには、Adobe IllustratorとAdobe Photoshopの両方が含まれたCreative Cloudプランへの加入が必要です。

この方法で解決しない場合、あるいは恒久的な対策をお探しの場合は、次の方法に進んでください。

方法2:管理者としてPhotoshopを実行する

シンプルすぎる対策に思えるかもしれませんが、実際に多くのユーザーがこの方法で問題を解消しています。特にWindows 7、Windows 8 / 8.1、Windows Vista環境で効果が確認されています。

管理者権限が不足していると、Photoshopが新規プロジェクトの作成や既存ファイルのオープンを拒否することがあります。まずは一時的に管理者として起動し、効果があるようなら設定を永続化しましょう。

  1. まずPhotoshopを完全に終了します。タスクトレイのアイコンを確認し、PhotoshopやCreative Cloudがバックグラウンドで動いていないことを確かめてください。
  2. Photoshopの実行ファイル(.exe)を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。UAC(ユーザーアカウント制御)の画面が表示されたら「はい」をクリックして許可します。
  3. Photoshopを通常どおり使用し、問題が再発しないか確認します。問題が発生しなくなった場合は、以下の手順で設定を永続化します。
  4. 再度Photoshopを完全に終了します。
  5. 実行ファイルをもう一度右クリックし、コンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。
  6. プロパティ画面の「互換性」タブを開き、「設定」セクションにある「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れます。
  7. 「適用」をクリックし、Photoshopを起動して改善を確認します。
Photoshopで新規ファイルを作成できない・既存ファイルが開けないときの対処法7選

この方法で改善しなかった場合は、次の方法へ進みましょう。

方法3:Photoshopの設定ファイルを削除する

設定ファイルの破損が原因である場合、Photoshopを終了した状態で次回起動時に設定ファイルの削除ダイアログを強制的に表示させることで、問題を解決できることがあります。

多くのケースで有効な手段ですが、注意点として、これまでに登録していたカスタムショートカットキーなどの設定はすべて失われる点に留意してください。

  1. Photoshopを完全に終了します。タスクトレイを確認し、バックグラウンドで動作していないことを確かめます。
  2. PhotoshopのショートカットをCtrl + Alt + Shiftキーを押しながらダブルクリックします。
  3. キーは押し続けたままにし、「Adobe Photoshop Settingsファイルを削除しますか?」というダイアログが表示されるまで待ちます。
  4. ダイアログが表示されたら「はい」をクリックして設定ファイルを削除します。
Photoshopで新規ファイルを作成できない・既存ファイルが開けないときの対処法7選

補足: Macをご利用の場合は、Command + Option + Shiftキーを押しながら起動してください。

設定ファイル削除後、Photoshopをアイドル状態のまま放置し、同じ症状が再発しないか確認してください。改善しない場合は次の方法へ進みます。

方法4:OpenCL / OpenGLを無効化する

スペックが中程度以下のPCでOpenCLやOpenGLが有効になっていると、この問題が発生しやすくなります。実際に、これらの機能を無効化してPCを再起動することで問題が解消したという報告が多数あります。

ただし、無効化するとスクラッビーズーム、HUDカラーピッカー、ポリゴン押し出しなど、GPUに依存する一部の機能が使えなくなる点にご注意ください。その代わり、編集作業全体の安定性は向上するはずです。

  1. Photoshopを起動し、完全に読み込まれるまで待ちます。
  2. 上部メニューの「編集」タブから「環境設定」>「パフォーマンス」を選択します。
  3. 環境設定画面内の「グラフィックプロセッサー設定」にある「詳細設定」をクリックします。
  4. 「コンピューティングにグラフィックプロセッサーを使用」「OpenCLを使用」のチェックを外し、「OK」をクリックして設定を保存します。
  5. Photoshopを終了し、PCを再起動して変更を完全に反映させます。再起動後にPhotoshopを起動し、問題が解消したか確認してください。
Photoshopで新規ファイルを作成できない・既存ファイルが開けないときの対処法7選

それでも問題が解決しない場合は、次の方法に進みましょう。

方法5:グラフィックドライバーを最新版に更新する

GPUドライバーを再インストールまたは更新したところ、長時間使用しても問題が再発しなくなったという報告があります。Windows 7とWindows 10の両方で効果が確認されています。

多くの場合、標準ドライバーを使用しているほうがPhotoshopは安定して動作します。ただし、標準ドライバーのままにしておくと、ゲームなどGPUに負荷のかかるアプリケーションのパフォーマンスが低下する可能性がある点には注意が必要です。

  1. Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「devmgmt.msc」と入力してEnterキーを押し、デバイスマネージャーを起動します。
  2. デバイスの一覧から「ディスプレイアダプター」を展開します。
  3. デュアルGPU構成(オンボード+専用グラフィックボード)の場合は2つのデバイスが表示されます。Photoshopはデフォルトで高性能な方のGPUを使用するため、専用GPUを右クリックして「プロパティ」を選択します。
  4. プロパティ画面の「ドライバー」タブを開き、「デバイスのアンインストール」をクリックします。確認画面で「アンインストール」を選択しますが、「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除する」にはチェックを入れないでください
  5. ドライバーの削除後、デバイスマネージャーを閉じてPCを再起動します。再起動時にOSが自動的に適切なドライバーをインストールします。
  6. 再起動後、Photoshopを開いて問題が解消したか確認します。まだ問題が残る場合は、次の手順に進みます。
  7. 起動時エラーが出る場合や問題が継続する場合は、専用ユーティリティでドライバーを最新版に更新しましょう。各GPUメーカーが提供する自動更新ソフトは以下の通りです。
    GeForce Experience – NVIDIA
    Adrenalin – AMD
    Intel Driver & Support Assistant – Intel
  8. 更新完了後、再度PCを再起動し、問題が解決したかどうかを確認します。
Photoshopで新規ファイルを作成できない・既存ファイルが開けないときの対処法7選

まだ同じ問題が発生する場合は、次の方法へ進んでください。

方法6:スクラッチディスク(スワップドライブ)を変更する

意外に思えるかもしれませんが、スクラッチディスクを別のドライブ(またはフォルダ)に変更することで問題が解消したという報告があります。公式な説明はありませんが、変更によってスワップフォルダが再作成され、内部の破損データが解消されるためだと考えられます。

  1. 管理者権限でPhotoshopを起動します。手順は方法2を参照してください。
  2. 上部メニューの「編集」>「環境設定」>「スクラッチディスク」を開きます。
  3. 現在使用中のドライブのチェックを外し、別のドライブにチェックを入れます。
  4. 「OK」をクリックして設定を保存し、PCを再起動します。
  5. 再起動後、Photoshopを起動して問題が解消したか確認します。
Photoshopで新規ファイルを作成できない・既存ファイルが開けないときの対処法7選

アイドル状態でも問題が再発する場合は、最後の方法を試してみましょう。

方法7:Photoshopを再インストールする

ここまでの方法で解決しない場合、Photoshopのインストールフォルダ内でファイルが破損している可能性があります。実際に、アンインストール後に最新版をクリーンインストールすることで問題が解決したという報告が複数あります。

  1. Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「appwiz.cpl」と入力してEnterキーを押すと、「プログラムと機能」画面が開きます。Photoshopで新規ファイルを作成できない・既存ファイルが開けないときの対処法7選
  2. アプリケーション一覧からPhotoshopを見つけ、右クリックして「アンインストール/変更」を選択します。UAC(ユーザーアカウント制御)の確認画面が出たら「はい」をクリックします。Photoshopで新規ファイルを作成できない・既存ファイルが開けないときの対処法7選
  3. 画面の指示に従ってアンインストールを完了させ、PCを再起動します。
  4. 再起動後、Adobeの公式サイトにアクセスし、Adobeアカウントでログインして、所有しているライセンスに対応した最新版のPhotoshopをダウンロードします。
  5. インストール完了後、Photoshopを起動して問題が解消したか確認します。

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