VMwareの「内部エラー」を解決する方法|原因と対処法を徹底解説
VMwareは、パソコン上で仮想マシンを作成・実行するための人気の高いソフトウェアです。1台のホストマシン上で複数のゲストOS(仮想マシン)を同時に稼働させることができ、Windows環境でLinuxなど別のOSを利用したい場合に多くのユーザーに選ばれています。
VMwareには、無料で使える「VMware Player」と、より高度な機能を備えた有料版の「VMware Workstation」など、用途に応じた複数のエディションが用意されています。
しかし、仮想マシンを起動しようとした際に「VMware internal error(内部エラー)」が表示され、起動できないトラブルが発生することがあります。このエラーの主な原因は、VMware Authorization Service(認証サービス)が正常に起動していないことです。
本記事では、まずエラーの原因を詳しく解説し、そのうえで実践的な解決策を順番に紹介します。
VMware内部エラーの主な原因
このエラーは、VMware Authorization ServiceがWindows上で正しく動作していないことが最も一般的な原因ですが、状況によっては別の要因が関係していることもあります。考えられる主な原因は以下のとおりです。
- VMware Authorization Serviceが起動しない:最大の原因はこれです。認証サービスがWindows上で正常に動作していないと、このエラーが発生しやすくなります。
- 認証サービスに管理者権限がない:VMware Authorization Serviceは管理者権限で実行されている必要があります。サービス自体は動いていても、管理者権限が付与されていないと、仮想マシンの起動時にこのエラーが出ます。
- セキュリティ設定が厳しいアンチウイルスソフト:アンチウイルスソフトが高セキュリティモードに設定されていると、VMwareによる仮想マシンの実行をブロックすることがあります。製品によっては、仮想マシンの起動自体を許可しないものもあります。
- VMware本体の破損:VMware WorkstationやPlayerのプログラムファイルが破損している場合も、このエラーの原因になります。この場合は再インストールが有効な対策です。
- fix-game.exeウイルス:VMwareの仮想マシン実行を妨害することで知られる「fix-game.exe」というウイルスが存在します。タスクマネージャーでこのプロセスが動いていないか確認してみてください。
以下に、このエラーを解決するための対処法を紹介します。原因によって効果のある方法が異なるため、すべての方法を順番に試してみることをおすすめします。
対処法1:VMware Authorization Serviceを管理者権限で実行する
まず試したいのは、VMware Authorization Serviceを管理者権限で実行する方法です。作業前に、管理者アカウントでログインしていることを確認してください。そのうえで、以下の手順を実行します。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、services.mscと入力してEnterキーを押します。
- サービス一覧から「VMware Authorization Service」を探します。
- 該当サービスをダブルクリックし、「開始」ボタンをクリックします。
- あわせて「スタートアップの種類」が「自動」に設定されていることを確認してください。

- 設定後、VMwareで仮想マシンを再度起動してみます。認証サービスの不具合が原因だった場合は、これで問題が解消するはずです。
対処法2:コントロールパネルの「修復」機能でVMwareを再インストールする
一部のユーザーでは、コントロールパネルの「修復」機能を使ってVMwareを再インストールしたところ、問題が解決したという報告があります。手順は以下のとおりです。
- 「コントロールパネル」→「アプリと機能」(または「プログラムと機能」)を開き、インストール済みプログラムの一覧からVMwareを探します。
- VMwareを右クリックして「修復」を選択します。

- 修復が完了したら、仮想マシンを再度起動して動作を確認します。
VMwareのプログラムファイルが破損していたことが原因の場合、この修復作業で問題が解消される可能性が高いです。
対処法3:VMwareを管理者として起動する
VMware Authorization Serviceは、管理者以外のユーザーでも仮想マシンを作成できるようにするために用意されています。つまり、VMware自体を管理者権限で起動すれば、このサービスに依存せずに仮想マシンを操作できるのです。
対処法1でエラーが解消しなかった場合は、VMware WorkstationまたはVMware Playerのアイコンを右クリックし、「管理者として実行」を選択して起動してみてください。
対処法4:すべてのVMwareサービスを停止して再起動する
上記の方法を試しても問題が解決しない場合は、VMware関連のサービスをすべて一度停止し、再起動してみましょう。
- スタートメニューで「cmd」と検索し、コマンドプロンプトのアイコンを右クリックして「管理者として実行」を選択します。

- 以下のコマンドを順番に実行して、VMware関連のサービスをすべて停止します。
NET STOP "VMware Authorization Service"
NET STOP "VMware DHCP Service"
NET STOP "VMware NAT Service"
NET STOP "VMware USB Arbitration Service"
taskkill /im vmware-tray.exe /f
これで、Windows上で動作しているVMware関連のサービスがすべて停止します。
次に、以下のコマンドを実行して、停止したサービスを再度起動します。
NET START "VMware Authorization Service"
NET START "VMware DHCP Service"
NET START "VMware NAT Service"
NET START "VMware USB Arbitration Service"
START C:\Progra~2\VMware\VMWARE~1\vmware-tray.exe
コマンドの実行後、改めてVMwareで仮想マシンを起動してみてください。VMwareが必要とするサービスが正しく動作していなかったことが原因だった場合、この操作でエラーが解消されるはずです。
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