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Windows 10のバッチスクリプト入門:日々の作業を自動化して楽にする方法

バッチスクリプトとは、タスクを自動化するためにファイルにまとめて記述されたコマンドの集合体です。コードは記述された行の順番どおりに1つずつ実行されます。これらのファイルを活用すれば、コマンドプロンプトでいちいちコマンドを手入力する手間が省け、特に複数のコマンドを実行したい場合には大幅な時間短縮につながります。

Windows 10のバッチスクリプト入門:日々の作業を自動化して楽にする方法

バッチスクリプトの基本

バッチスクリプトでは、主にコマンドプロンプトで動作するコマンドを記述します。テキストの表示、一時停止、終了といった基本的なものから、pingの確認やネットワーク状態のチェックなど、さまざまな目的に使えるコマンドまで幅広く存在します。毎回コマンドプロンプトを開いて手入力する代わりに、バッチファイルを作成しておけば、ダブルクリックするだけで処理を実行できるようになります。

バッチスクリプトで使えるコマンドは非常に多いですが、まず押さえておきたい基本コマンドは以下の通りです。

  • ECHO – コマンドプロンプトの画面にテキストを表示します。
  • @ECHO OFF – コマンド自体の表示を隠し、メッセージだけをすっきりとした行に表示します。
  • TITLE – コマンドプロンプトウィンドウのタイトルを変更します。
  • PAUSE – コマンド実行後にウィンドウが自動的に閉じるのを防ぎます。

注意: ファイル名はWindowsのシステムファイルと重ならないようにしてください。名前が衝突すると予期しない動作の原因になります。また、拡張子「.cmd」も使用できますが、古いバージョンのWindowsでは実行できない場合がある点にも留意しましょう。

簡単なバッチスクリプトを作ってみよう

まずはシンプルなバッチスクリプトでコマンドの仕組みを理解しましょう。他のプログラミング言語と同じように、最初は文字列を表示するところから始めるのが定番です。ここではECHOコマンドを使って文字列を出力してみます。以下の手順で、あなたの初めてのバッチファイルを作成してください。

  1. Windowsキーを押しながらSキーを押して検索機能を開きます。「notepad」と入力してEnterキーを押し、メモ帳を起動します。Windows 10のバッチスクリプト入門:日々の作業を自動化して楽にする方法
  2. 上記の基本コマンドを使って、以下のようなシンプルなバッチスクリプトを記述します。
    @ECHO OFF
    
    :: これはコメントです。バッチスクリプト内に自由に書けます。
    
    Title APPUALS
    
    :: Titleはcmdウィンドウの名前です。
    
    ECHO Hello Appuals Users, this is a simple batch script.
    
    PAUSE
  3. 上部メニューのファイルをクリックし、「名前を付けて保存」を選択します。ファイル名を変更し、拡張子を「.bat」にして保存ボタンをクリックします。Windows 10のバッチスクリプト入門:日々の作業を自動化して楽にする方法
  4. 作成したファイルをダブルクリックすると、バッチスクリプトが実行されます。

目的別のバッチスクリプト実例集

ここからは、さまざまなシーンで役立つバッチスクリプトの具体例を紹介します。作成手順はすべて共通なので、上記の方法でバッチファイルを作り、コード部分を以下の例に差し替えるだけで簡単に試せます。

1. バッチスクリプトでファイルをコピー・移動する

ファイルをコピー元からコピー先へ転送するためのバッチスクリプトです。スマートフォンやカメラのSDカードからPCのフォルダへ写真をコピー・移動する際などに特に便利です。いつも同じソース(USBメモリやSDカード)を使う場合に効果的で、毎回USB内の新しいファイルを選び直す必要がなくなります。コピー元とコピー先の場所をあらかじめ定義しておけば、このバッチファイルをクリックするだけでファイルのコピーや移動が完了します。

  1. テキストファイルを作成し、以下のコードを追加します。
    xcopy "E:\New Folder\*.apk" "D:\My Folder\"
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    注意: 最初のパスがコピー元、2番目のパスがコピー先です。コピー元のすべてのファイルを対象にしたい場合は「.apk」の部分を削除すれば、全ファイルがコピーされます。

  2. 拡張子「.bat」で保存し、ファイルを実行します。Windows 10のバッチスクリプト入門:日々の作業を自動化して楽にする方法

注意: 上記コードの「xcopy」を「move」に変更すると、コピーではなく移動として処理されます。

2. フォルダ内のファイル拡張子を一括変更する

フォルダ内のすべてのファイルの拡張子をまとめて変更するバッチファイルも作成できます。JPGからPNGへの変換のように類似フォーマットへ変更することもできれば、ファイルの動作そのものを変えることも可能です。たとえば、バッチスクリプトのコードが書かれたテキストファイルがある場合、以下のように拡張子を.txtから.batへ一括変更できます。

  1. テキストファイルを作成してメモ帳で開き、以下のコードを記述します。
    @ECHO OFF
    
    ren *.txt *.png
  2. 拡張子「.bat」で保存し、ファイルをダブルクリックすると実行されます。Windows 10のバッチスクリプト入門:日々の作業を自動化して楽にする方法

3. 1行のコマンドで2つのサイトのpingを確認する

これは、バッチスクリプト経由でコマンドプロンプトに複数のコマンドを渡す例です。ユーザーのニーズや好みに応じて、有用なコマンドを組み合わせて特定の目的を達成できます。以下は、2つの異なるURLのpingを続けて確認するコードです。

  1. 新しいテキストファイルを作成したら、以下のコードを記述します。
    @ECHO OFF
    
    TITLE CHECKING PING
    
    ping www.google.com && ping www.appuals.com
    
    PAUSE

    注意: 各コマンドを別々の行に分けて書いても問題ありません。ただし、コード中の「&&」は、最初のコマンドが正常に実行された場合にのみ2番目のコマンドを実行するという意味です。単一の「&」を使うと、片方のコマンドが失敗しても両方が実行されます。

  2. 拡張子「.bat」で保存し、ファイルを開いて実行します。Windows 10のバッチスクリプト入門:日々の作業を自動化して楽にする方法

    注意: pingを確認したい任意のURLを自由に追加できます。

バッチスクリプトのルールに従えば、ここで紹介した以外にもさまざまな自動化が可能です。日常的に繰り返している作業をバッチファイル化しておけば、作業効率はさらに向上するでしょう。

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