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Hyper-V仮想マシンが「保存済み」状態から動かないときの対処法4選

Hyper-Vの仮想マシンが「保存済み(Saved)」状態のまま固まってしまうという報告が多数寄せられています。この問題は、仮想マシンをシャットダウンした際や、複数の仮想マシンを稼働中にそのうち1台だけが保存状態のまま残ってしまうケースなど、さまざまな状況で発生します。また、ホストサーバーを再起動した際に、一部の仮想マシンが保存状態に移行してしまうこともあります。

通常であれば、仮想マシンは指示すれば正常に起動し直すため、大きな問題にはなりません。しかし、実際には起動できず、保存状態のまま固まってしまうことがあります。

Hyper-V仮想マシンが「保存済み」状態から動かないときの対処法4選

主な原因

Hyper-Vでは、バックアップ時に保存状態をデフォルトの手法として利用することが多いため、バックアップ処理中に仮想マシンが固まってしまう可能性もあります。原因はそれほど多くありませんが、シナリオ別に考えられる要因を以下にまとめました。

  • ディスク容量の不足:この問題の主な原因の一つが、ディスク空き容量の不足です。物理ディスクが誤って抜かれてしまった場合などによく発生します。まずは物理ドライブの接続状態を確認しましょう。
  • 利用不可になったドライブ:以前インストールしたものの、現在は接続されていないドライブもエラーの原因になり得ます。特にパススルーモードで接続されたUSBデバイスでよく起こり、仮想マシンがドライブを探しても見つからない状態になります。該当する場合は、仮想マシンの設定から物理ドライブを削除する必要があります。
  • システムリソースの不足:システムのリソースが不足していると、仮想マシンが保存状態から永久に復帰できなくなることがあります。この場合の解決策は仮想マシンを削除することですが、データは失われないのでご安心ください。

それでは、問題を解決するための具体的な方法を見ていきましょう。

方法1:保存状態を削除する

保存状態で固まってしまった場合、最初に試すべきなのは保存状態の削除です。保存状態を削除してもデータは失われません。これは突然電源が落ちた場合と同じ挙動であり、すぐに再起動できるようになります。手順は以下の通りです。

  1. まずHyper-Vマネージャーを開きます。
  2. 問題が発生している仮想マシンを右クリックして、ドロップダウンメニューを表示します。
  3. メニューから「保存された状態の削除(Delete Saved State)」を選択します。Hyper-V仮想マシンが「保存済み」状態から動かないときの対処法4選
  4. 保存状態が削除されたら、仮想マシンを再度起動してみてください。
  5. オブジェクトが使用中のため操作を実行できません」といったエラーが表示される場合は、物理ホストを再起動すれば解決するはずです。

方法2:物理ドライブを確認する

上記の方法で解決しない場合は、物理ドライブ側に問題がある可能性があります。最近USBデバイスを接続した場合や、仮想マシンの物理ドライブ設定を変更した場合は、ドライブが正しく接続されているか確認するとよいでしょう。すべてのドライブが正常に機能しているか、現在接続されているドライブのみがリストされているかを簡単に確認するには、仮想マシンの設定画面を開きます。

  1. Hyper-Vマネージャーの画面で、問題のある仮想マシンを右クリックし、「設定」を選択します。
  2. 設定ウィンドウで「SCSIコントローラー」を展開し、使用中のドライブを確認します。Hyper-V仮想マシンが「保存済み」状態から動かないときの対処法4選
  3. すでに接続されていないのに仮想マシンが参照しているドライブがあれば、削除してください。
  4. これで問題が解決するはずです。

方法3:フォルダーのアクセス許可を変更する

実は、仮想マシンのフォルダーのアクセス許可を変更することで問題が解決することもあります。同じ問題に直面していたユーザーによって報告された方法です。上記の方法で解決しない場合は、仮想マシンが格納されているフォルダーに移動し、アクセス許可を「Everyone」に変更してみましょう。

  1. 問題のある仮想マシンのフォルダーを開きます。
  2. 右クリックして「プロパティ」を選択します。
  3. プロパティウィンドウで「共有」タブに切り替えます。
  4. 「詳細な共有」ボタンをクリックします。
  5. 詳細な共有ウィンドウで「このフォルダーを共有する」にチェックを入れます。これで下部の「アクセス許可」ボタンがクリックできるようになります。Hyper-V仮想マシンが「保存済み」状態から動かないときの対処法4選
  6. ボタンをクリックし、「Everyone」に対して「許可」欄のすべての項目にチェックを入れます。
  7. 最後に「適用」をクリックして「OK」を押します。残りのウィンドウも同様に閉じてください。
  8. 問題が解決したかどうかを確認します。

方法4:仮想マシンを削除して再作成する

上記のどの方法でも解決しない場合、最後の手段として仮想マシンを削除して新しく作り直すことになります。ただし、データを失わないよう手順を踏む必要があります。まず仮想マシンのVHDファイルをコピーして別の場所に保存しておきましょう。以下の手順で進めてください。

  1. まず、問題のある仮想マシンのVHDファイルをコピーし、別の場所に保存します。
  2. 次にHyper-Vマネージャーを開き、仮想マシンを削除します。対象の仮想マシンを右クリックして「削除」を選択してください。
  3. 仮想マシンを削除したら、VHDファイルを元の場所に戻します。
  4. 新しい仮想マシンを作成し、仮想ハードディスクを求められたら「既存の仮想ハードディスクを使用する」を選択します。Hyper-V仮想マシンが「保存済み」状態から動かないときの対処法4選
  5. 保存しておいたVHDファイルの場所を指定します。
  6. 仮想マシンの作成ウィザードを完了すれば、準備完了です。
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