ShellExViewでWindows 10の右クリックメニュー(コンテキストメニュー)表示を高速化する方法
サードパーティ製ソフトウェアを多数インストールしていたり、バックグラウンドで多くのプロセスが動作していると、右クリックメニュー(コンテキストメニュー)の表示速度は次第に低下していきます。メニューを開こうとしてもすぐに表示されず、数秒から場合によっては数分待たされることもあります。原因となっているのは、複数のシェル拡張機能、とりわけOS上でスムーズに動作しないサードパーティ製の拡張機能です。最悪の場合、システムがリソースをすべてコンテキストメニューの起動に割り当ててしまい、フリーズしたり操作不能になったりすることもあります。
この問題を解決するには、Windowsレジストリから不要なコンテキストメニューのエントリを削除・無効化する必要があります。レジストリエディタを開いて一つずつ手作業で無効化していく方法もありますが、これは非常に時間がかかるうえ、誤って重要なプロセスを無効にしてしまうリスクも伴います。そこでおすすめしたいのが、NirSoftの無料ツール「ShellExView」です。このツールを使えば、複雑なレジストリを直接触ることなく、短時間で同じ作業を安全に行えます。
ShellExViewを使ってサードパーティ製拡張機能を無効化する手順
まず、ShellExViewをダウンロードしてインストールします。公式サイト(NirSoft)のShellExViewページにアクセスし、システム要件を確認したうえでページ下部からダウンロードしてください。ZIPファイル形式でダウンロードして解凍する方法と、インストーラー(実行ファイル)形式でダウンロードしてインストールする方法の2種類があります。後者はアンインストール機能も付いているためおすすめです。ZIPファイルの中身をCドライブに手動で移動させる方式だと、導入時も削除時も手間がかかります。

ShellExViewページのダウンロードリンクをクリックします。64ビット版のWindowsを使用している場合はx64版を選択してください。
- ダウンロードしたインストーラー(通常は「ダウンロード」フォルダに保存されています)を実行し、画面の指示に従ってインストールを完了させます。
- インストールが完了したら、画面左下のスタートメニューの検索バーから「ShellExView」と入力してアプリケーションを起動します。
- 起動すると、大量のWindowsシェル拡張機能が一覧表示されます。そのほとんどはWindows標準の拡張機能なので、まず上部の「Options(オプション)」メニューから「Hide All Microsoft Extensions(Microsoftの拡張機能をすべて非表示)」を選択して表示を整理しましょう。あわせて「Mark Disabled Items」「Mark Suspicious Shell Extensions」「Mark Non-Microsoft Extensions」にもチェックが入っていることを確認してください。
- これで表示される項目が絞られ、コンテキストメニューの高速化に関係するサードパーティ製の拡張機能だけが確認できるようになります。ただし、この中にはPCの正常な動作に必要なものや、常時有効にしておくべき拡張機能も含まれているので注意が必要です。
- 次のステップは、どの拡張機能がコンテキストメニューの表示を遅くしているのかを特定する作業です。ここである程度の試行錯誤が必要になります。
方法としては、1つずつ無効化してはエクスプローラーを再起動して動作を確認する方法と、複数まとめて無効化して絞り込んでいく方法があります。効率を重視するなら、後者の「バッチ方式」がおすすめです。あるグループを無効化したところで問題が解消されたら、そのグループ内をさらに小さなグループに分けて無効化を繰り返し、原因となる拡張機能を特定します。 - 拡張機能を無効化するには、対象の項目を選択します。複数選択する場合はCtrlキーを押しながらクリックしてください。そのうえで右クリックし、「Disable Selected Items(選択した項目を無効化)」をクリックします。正常に無効化されると、「Disabled」列が「Yes」に変わります。
- 続いてエクスプローラーを再起動し、コンテキストメニューの表示速度が改善したかを確認します。スタートメニューからタスクマネージャーを開き、「Windowsエクスプローラー」を探して、ウィンドウ右下の「再起動」ボタンをクリックしてください。
- 改善が見られない場合や、無効化した拡張機能を元に戻したい場合は、対象の項目を選択し直して、上部の「File(ファイル)」メニューから「Enable Selected Items(選択した項目を有効化)」をクリックします。
- 問題の拡張機能が特定でき、無効化できるまで上記の手順を繰り返します。コンテキストメニューの表示速度に満足できたら、ShellExViewを終了しても構いませんし、アンインストールしても問題ありません。アプリを削除しても、無効化した設定はそのまま維持されます。
まとめ
コンテキストメニューの表示を遅くする原因としてよく知られているのが、Google Driveの「GDContextMenu Class」という拡張機能です。実際にこの拡張機能が犯人だったという報告が多数寄せられており、試行錯誤を始める前に、まずこの拡張機能を無効化してみるのが得策です。運よくこれだけで問題が解決するケースも少なくありません。解決しない場合は、前述の手順で一つずつ切り分けていきましょう。なお、原因となる拡張機能は基本的に1つだけであることが多いため、犯人を見つけて無効化できれば作業は完了です。以降は右クリックメニューがほぼ瞬時に表示されるようになり、画面が固まってイライラする日々とはおさらばできます。
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