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[対処法]コア分離のメモリ整合性が有効にならないときの解決方法

コア分離の「メモリ整合性」とは

コア分離の「メモリ整合性(Memory Integrity)」は、マルウェアや悪意あるコードの攻撃からWindowsを保護するための優れたセキュリティ機能です。しかし、Western Digital(WD)製デバイスのドライバーがコア分離の仕組みを妨げている場合、この機能を有効化できないことがあります。その際、以下のようなエラーメッセージが表示されます。

互換性のないドライバー「WDCSAM64_PREWIN8.SYS」が原因で、コア分離のメモリ整合性を有効にできません(Core Isolation Memory Integrity Fails to Enable Because of Incompatible Driver 'WDCSAM64_PREWIN8.SYS')

この問題は、メモリ整合性を有効化しようとした際に発生し、「互換性のないドライバー」の一覧を確認すると、原因がWDドライバーであることが判明します。特定のPCメーカーに限定された問題ではなく、以下のようなドライバー情報が表示されるのが特徴です。

wdcsam64_prewin8.sys

ドライバーの日付:2017/11/29

ドライバーのバージョン:1.2.0.0

公開名:oem16.inf
[対処法]コア分離のメモリ整合性が有効にならないときの解決方法

事前確認:BIOSで仮想化を有効にしておく

解決策に進む前に、システムのBIOSで仮想化(Virtualization)が有効になっていることを必ず確認してください。BIOSに「Overclocking(オーバークロッキング)」ページがある場合は、そちらで「SVM」を有効にする必要があるかもしれません。

解決策:問題のあるWDドライバーをアンインストールし、DriverStoreから削除する

この問題は、WDストレージデバイス(主に外付けドライブ)のドライバーが破損していることが原因で発生する可能性があります。破損したドライバーを完全に取り除くことで問題が解決できるため、以下の手順に従って操作してください。

  1. PCの電源を切り、普段使用しているすべてのハードウェア(特にWDストレージドライブ)を接続します。
  2. 次にPCの電源を入れます(可能であればクリーンブート状態での起動が望ましいです)。管理者アカウントでログインしてください。
  3. タスクバーのWindowsボタンを右クリックし、クイックアクセスメニューから「デバイスマネージャー」を選択します。[対処法]コア分離のメモリ整合性が有効にならないときの解決方法
  4. 上部の「表示」メニューを開き、「非表示のデバイスの表示」を選択します。[対処法]コア分離のメモリ整合性が有効にならないときの解決方法
  5. 「WD Drive Management」配下にある「WD Ses Device」を無効にします。あわせて、「記憶域コントローラー」「ディスクドライブ」「その他のデバイス」以下にあるWD関連デバイス(有効・非表示を問わず)もすべて無効にしてください。[対処法]コア分離のメモリ整合性が有効にならないときの解決方法
  6. 前の手順で無効化したWDデバイスをすべてアンインストールします。この際、「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除する」にチェックを入れることを忘れないでください。
  7. 続いてWindowsボタンを右クリックし、「アプリと機能」を選択します。[対処法]コア分離のメモリ整合性が有効にならないときの解決方法
  8. WD関連のアプリケーション(Smartware、WD Backupなど)がインストールされている場合は、すべてアンインストールします。
  9. さらにWindowsボタンを右クリックし、「エクスプローラー」を選択します。[対処法]コア分離のメモリ整合性が有効にならないときの解決方法
  10. 以下のパスへ移動します(Cはシステムドライブを表します)。
    C:\Windows\System32\DriverStore\FileRepository\wdcsam.inf_amd64_7ce69fc8798d6116
  11. 「wdcsam64_prewin8.sys」ファイルの所有権をSystemアカウントから自身のユーザーアカウントに変更し、フルコントロール権限を自分に付与します。所有権を取得できない場合は、PCをセーフモードで起動してから再度試してみてください。
  12. wdcsam64_prewin8.sys」ファイルを削除します。FileRepositoryフォルダ内に「WDCSAM.INF」で始まる名前のフォルダが他にもあれば、同様に中身を削除してください。
  13. エクスプローラーの検索ボックス(「PC」を選択した状態)で「wdcsam64_prewin8.sys」を検索し、検索結果として表示されたファイルをすべて削除します。[対処法]コア分離のメモリ整合性が有効にならないときの解決方法
  14. この時点でコア分離を有効化できるかどうか確認します。
  15. まだ有効化できない場合は、PCの電源を切り、必須ではないデバイス(特にWDストレージデバイス)をすべて取り外します。
  16. 再度電源を入れ、コア分離が有効化できるか確認してください。

問題が再発する場合は、デバイスマネージャーから非表示になっているWDデバイスを削除してみてください。これにより、コア分離を問題なく有効化できるはずです。

それでも問題が解決しない場合は、Microsoft公式ツール「Autoruns」を使って、スタートアップ項目の中に問題の原因となっているものがないかを特定する方法も有効です。なお、一度コア分離を有効化してしまえば、ドライバーを再インストールすることでWDデバイスを引き続き使用できますのでご安心ください。

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