C# ASP.NET Coreでセッションを有効にする方法を徹底解説
セッション(Session)は、ASP.NET Coreに組み込まれた機能の一つで、ユーザーのデータをサーバー上に保存・保持するために使用されます。
セッションの仕組み
セッションでは、データはサーバー側のディクショナリ形式で保存され、その際「SessionId」がキーとして利用されます。SessionIdはクライアント側ではCookieとして保存され、以降のすべてのリクエストに自動的に付加されて送信されます。
このSessionId Cookieはブラウザごとに発行されるため、異なるブラウザ間で共有することはできません。
また、SessionId Cookieには有効期限(タイムアウト)が設定されておらず、ブラウザのセッションが終了した時点で削除されます。
一方、サーバー側のセッションデータは一定期間のみ保持されます。既定のセッションタイムアウトは20分ですが、設定によって自由に変更できます。
Microsoft.AspNetCore.Sessionパッケージの追加
Microsoft.AspNetCore.Sessionパッケージは、ASP.NET Coreでセッションを管理するためのミドルウェアを提供します。アプリケーションでセッションを利用するには、まずこのパッケージを依存関係として追加する必要があります。
なお、初期のASP.NET Core 1.xではproject.jsonファイルに記述していましたが、.NET Core 2.0以降では、NuGetパッケージマネージャーや.csprojファイル経由で追加するのが一般的です。
Startupクラスでのセッション構成
次のステップとして、Startupクラスでセッションを構成します。
具体的には、StartupクラスのConfigureServicesメソッド内で「AddSession」メソッドを呼び出します。
「AddSession」メソッドにはオーバーロードが用意されており、アイドルタイムアウト(IdleTimeout)、Cookie名(Cookie.Name)、Cookieドメイン(Cookie.Domain)など、さまざまなセッションオプションを指定できます。
セッションオプションを特に指定しない場合は、システムの既定値が自動的に適用されます。
実装例
public class Startup {
public void Configure(IApplicationBuilder app){
app.UseSession();
app.UseMvc();
app.Run(context => {
return context.Response.WriteAsync("Hello World!");
});
}
public void ConfigureServices(IServiceCollection services){
services.AddMvc();
services.AddSession(options => {
options.IdleTimeout = TimeSpan.FromMinutes(60);
});
}
}
上記のコードでは、ConfigureServicesメソッド内でAddSessionを呼び出してセッションサービスを登録し、IdleTimeoutを60分に設定しています。さらに、Configureメソッド内でapp.UseSession()を呼び出すことでセッションミドルウェアが有効になります。UseSession()は必ずUseMvc()よりも前に呼び出す必要がある点に注意してください。
セッションへのアクセス方法
public class HomeController : Controller{
[Route("home/index")]
public IActionResult Index(){
HttpContext.Session.SetString("product","laptop");
return View();
}
[Route("home/GetSessionData")]
public IActionResult GetSessionData(){
ViewBag.data = HttpContext.Session.GetString("product");
return View();
}
}
HttpContext.Sessionプロパティを通じて、SetStringメソッドで文字列データを保存し、GetStringメソッドで取得できます。これらの拡張メソッドを利用するには、Microsoft.AspNetCore.Http名前空間をusingステートメントで参照しておく必要があります。
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