OpenCore Legacy Patcherで非対応MacにmacOS Sonomaをインストールする完全ガイド
macOS Sonomaは2023年9月26日に一般公開されましたが、残念ながら2017年以前の多くのMacモデルでは利用できません。お使いのMacが以下のカテゴリに該当する場合、macOS Sonomaの公式サポート対象外となるため、Mac App Storeやソフトウェア・アップデートからアップグレードしようとすると「このMacとmacOS Sonomaには互換性がありません」というエラーが表示されます。
- MacBook Pro:2017年以前
- MacBook Air:2017年以前
- Mac mini:2017年以前
- iMac:2018年以前
- Mac Studio:2021年以前
- Mac Pro:2018年以前
しかし、通常の方法でアップグレードできないからといって、非対応のMacにmacOS Sonomaをインストールできないわけではありません。この記事では、OpenCore Legacy Patcher(OCLP)を使ってサポート対象外のMacにmacOS Sonomaをインストールする手順を詳しく解説します。
まず、非対応MacにSonomaをインストールする全体の流れを簡単にまとめます。
- ステップ1:OpenCore Legacy Patcherをダウンロード ― ブラウザでOCLPの配布ページを開き、Macにダウンロードします。
- ステップ2:USBドライブを消去 ― ディスクユーティリティを起動し、USBドライブを「Mac OS 拡張(ジャーナリング)」形式で再フォーマットします。
- ステップ3:OCLPでmacOS Sonomaインストーラを作成 ― OCLPを開いてmacOS Sonomaをダウンロードし、起動可能なインストーラを作成します。
- ステップ4:Macの空き容量を確保 ― iBoysoft DiskGeekerなどを使ってMacの空き容量を増やします。
- ステップ5:macOS Sonoma起動インストーラから起動 ― 起動時にOption(⌥)キーを押しながら電源を入れ、インストーラから起動してmacOS Sonomaをインストールします。
- ステップ6:内蔵ハードドライブにOCLPをインストール ― ポップアップの指示に従って内蔵ディスクにOCLPをインストールし、そこから再起動します。
macOS Sonomaの新機能を試したい方や、最新のセキュリティアップデートを適用してMacを安全に保ちたい方は、非対応のMacでもmacOS Sonomaをインストールできます。ただし、動作が遅くなったり、本体が過熱したり、起動トラブルをはじめとするさまざまな問題が発生する可能性がある点には注意が必要です。
そのため、業務で使うMacへのインストールは推奨されません。また、インストール作業を始める前に、Time MachineでMacをバックアップしておくことを強くおすすめします。バックアップがあれば、macOS Sonomaで問題が発生した際に、データを失うことなく以前のバージョンへ戻すことができ、多くの手間を省けます。
このガイドが役立つと思ったら、ぜひシェアして、非対応MacにSonomaをインストールするかどうか迷っている人の参考にしてもらいましょう。
非対応のMacにmacOS Sonomaをインストールする方法
非対応のMacにmacOS 14 Sonomaをインストールするには、起動可能なインストーラを作成するために、16GB以上の容量を持つUSBドライブを用意する必要があります。さらに、2010年以前のMacをお使いの場合は、インストール中のキーボード互換性の問題を避けるため、USB 2.0ハブまたは2008年製のApple純正キーボードとマウスも併せてご用意ください。
Macのバックアップが完了したら、以下の手順に従って非対応のMacにSonomaをインストールしましょう。なお、「(任意)」と記載されたステップはインストールエラーの防止に役立ちますが、必須ではありません。
非対応のMacBook Pro/Air/iMac/Mac mini/Mac ProにmacOS Sonomaをインストールする手順:
- ステップ1:OpenCore Legacy Patcherをダウンロード
- ステップ2:USBドライブをMac OS 拡張(ジャーナリング)形式で消去(任意)
- ステップ3:OCLPでmacOS Sonomaインストーラを作成
- ステップ4:macOS Sonomaが快適に動作するための十分な空き容量を確保(任意)
- ステップ5:macOS Sonoma起動インストーラから起動してSonomaをインストール
- ステップ6:内蔵ハードドライブにOCLPをインストール
ステップ1:OpenCore Legacy Patcherをダウンロード
非対応のMacにmacOS Sonomaをインストールするには、まずOpenCore Legacy Patcher(OCLP)をダウンロードしてインストールする必要があります。OCLPは、サポート対象外の古いMacモデルに新しいmacOSを導入できるようにするブートローダーで、macOS Sonomaにも対応済みです。最新版をダウンロードし、「OpenCore-Patcher-GUI.app.zip」をクリックしてください。

現行バージョン(1.0.1)では、83機種の非対応MacモデルにmacOS Sonomaをインストールできます。

ステップ2:USBドライブをMac OS 拡張(ジャーナリング)形式で消去(任意)
次に、USBドライブを消去します。この操作によりドライブ上のすべてのデータが削除されるため、重要なファイルが保存されている場合は、事前に別のストレージへバックアップしておきましょう。事前にフォーマットしておくことで、起動可能なmacOS Sonomaインストーラを作成する際のフォーマット関連のトラブルを回避できます。
- アプリケーション > ユーティリティフォルダから「ディスクユーティリティ」を開きます。
- 「表示」>「すべてのデバイスを表示」をクリックします。
- USBドライブの物理ディスクを選択し、「消去」をクリックします。
- USBドライブに名前を付けます。

- フォーマットを「Mac OS 拡張(ジャーナリング)」に設定します。
- 方式を「GUIDパーティションマップ」に設定します。
- 再度「消去」をクリックします。
ステップ3:OCLPでmacOS Sonomaインストーラを作成
ここまでの準備が整ったら、OCLPを使ってmacOS Sonomaインストーラの作成と組み込みを行います。画面の指示に従って進めれば、起動可能なUSBインストーラが完成します。
ステップ4:macOS Sonomaが快適に動作するための十分な空き容量を確保(任意)
インストール作業に進む前に、macOS Sonomaを正常に動作させるために、Macに少なくとも25GB以上の空き容量があることを確認しましょう。長期間Macのメンテナンスをしていない場合は、iBoysoft DiskGeekerなどのツールを使って内蔵ハードドライブから不要ファイルやジャンクファイルを削除し、ストレージ不足やパフォーマンス低下のリスクを減らすのがおすすめです。
このツールの「Space Analyze」機能は、Macのストレージ容量を分析し、すべてのファイルをサイズ順に整理してくれるため、不要になった大きなファイルを簡単に見つけて削除できます。

また、「Clean Junk」機能を使えば、ログファイル、アプリやシステムのキャッシュ、空にしていないゴミ箱、環境設定ファイルなどを効率的に一括クリーンアップできます。

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ステップ5:macOS Sonoma起動インストーラから起動してSonomaをインストール
いよいよmacOS SonomaインストーラからMacを起動し、インストールを完了させましょう。
✽Macを初期化して内蔵ハードドライブ上のデータをすべて削除したい場合は、macOS Sonomaをインストールする前に以下の手順を実行してください。(初期化せずに行ったインストールが失敗した場合も、同じ手順を実行します。)
- 「ディスクユーティリティ」>「続ける」を選択します。
- 「表示」>「すべてのデバイスを表示」をクリックします。
- 内蔵ハードドライブの最上位にある物理ディスクを選択し、「消去」をクリックします。
- 名前を付けます。

- フォーマットを「APFS」に設定します。
- 方式を「GUIDパーティションマップ」に設定します。
- 「消去」をクリックします。
- ディスクユーティリティを終了します。
- 「macOS Sonomaをインストール」をクリックしてSonomaをインストールします。
ステップ6:内蔵ハードドライブにOCLPをインストール
macOS Sonomaのインストールが完了し、再起動後にデスクトップが表示されると、ポップアップウィンドウが現れ、内蔵ハードドライブにOpenCoreをインストールするかどうか尋ねられます。以下の手順に従って進めてください。
これらの手順は、非対応のMacにSonomaをインストールする際に役立ちましたか?もし役立ったなら、このガイドをぜひシェアしてください。
非対応MacにSonomaをインストールする方法に関するよくある質問(FAQ)
Q: 古いMacにmacOS Sonomaをインストールすることはできますか?
A: Sonomaに対応していない古いMacにインストールするには、OpenCore Legacy Patcherを使ってMacにパッチを適用する必要があります。お使いの古いMacがmacOS Sonomaの公式サポート対象であれば、「システム環境設定/システム設定」>「ソフトウェア・アップデート」からそのままアップグレードできます。
Q: 非対応のMacにSonomaを入れることはできますか?
A: できます。このガイドで紹介している6つのステップに従えば、OCLPを使って非対応のMacにSonomaをインストールできます。
Q: 非対応のMacBook ProにmacOS Sonomaをインストールする手順を教えてください。
A: 以下の手順でインストールできます。
ステップ1:OpenCore Legacy Patcherをダウンロード
ステップ2:USBドライブをMac OS 拡張(ジャーナリング)形式で消去(任意)
ステップ3:OCLPでmacOS Sonomaインストーラを作成
ステップ4:macOS Sonomaが快適に動作するための十分な空き容量を確保(任意)
ステップ5:macOS Sonoma起動インストーラから起動してSonomaをインストール
ステップ6:内蔵ハードドライブにOCLPをインストール
Q: macOS SonomaにアップグレードできるMacはどれですか?
A: Appleの公式サポート対象は以下の通りです。
MacBook Pro:2018年以降
MacBook Air:2018年以降
Mac mini:2018年以降
iMac:2019年以降
Mac Studio:全モデル
Mac Pro:2019年以降
つまり、2017年以前のMacBook Pro/Air/Mac mini、2018年以前のiMac/Mac Proはサポート対象外です。お使いのMacが該当する場合は、OCLPを使ってmacOS Sonomaをインストールすることを検討してみてください。
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