MacのCPU使用率が高すぎる?原因と対処法を実証済みの修正方法つきで徹底解説
CPU(Central Processing Unit)は、Macの頭脳とも呼べる重要なパーツです。システム上のあらゆるタスクを処理し、Mac内の他のコンポーネントと通信しながら、コマンドや命令を実行しています。しかし、どれほど高性能なMacでもCPUには限界があり、CPU使用率が高くなりすぎるとさまざまな悪影響が発生します。
MacでCPU使用率が高くなったときに現れる主な症状:
- 動作や読み込みが極端に遅い
- 操作に反応しない(フリーズする)
- アプリが突然クラッシュする
こうした症状がMacBook Air・MacBook Pro・iMacなどで見られる場合、MacのCPUに過剰な負荷がかかっている可能性があります。この問題は特定のモデルやOSバージョンに限らず、M1/M2チップ搭載のMacやmacOS Sonoma環境でも発生することがあります。
本記事では、MacのCPU使用率が高くなる問題の確認方法と解決策を詳しく解説します。
- 1. MacでCPU使用率を確認する方法
- 2. MacのCPU使用率が高くなる原因
- 3. MacのCPU使用率が高いときの対処法
MacでCPU使用率を確認する方法
CPUへの負荷が大きいと、パフォーマンスの明らかな低下につながります。Macの起動や読み込みが異常に遅い、フリーズして反応しない、アプリが突然落ちるなどの異常を感じたら、まずCPU使用率をチェックしてみましょう。
幸い、macOSには標準搭載の「アクティビティモニタ」があり、直感的かつ簡単にCPU使用率を確認できます。手順は以下の通りです。
- 「Finder」>「アプリケーション」>「ユーティリティ」からアクティビティモニタを起動します。
- ウィンドウ上部のツールバーにある「CPU」タブをクリックします。

CPUタブで注目すべき主な指標は以下の3つです。
- %CPU:そのプロセスがプロセッサ全体の能力のうち何%を使用しているかを示します。
- CPU時間:プロセスが最後に起動されてから経過した時間です。
- アイドル時ウェイクアップ数:プロセスがスリープ状態から復帰した回数です。
ここでは、現在開いているプログラムやアプリと、それぞれが消費しているリソースを正確に把握できます。CPU消費量の多いプロセスはリストの上位に表示されます。
アクティビティモニタに表示されるプロセスには、ユーザーが起動したアプリによるものと、システム自身によるものがあります。ユーザーのアプリプロセスには名前の横にアプリアイコンが表示され、「ユーザー」欄には自分のアカウント名が表示されます。一方、システムプロセスにはアイコンがなく、「root」が所有者として表示されます。これにより、CPU使用率の高さがアプリ由来なのか、それともシステムプロセス由来なのかを見分けられます。
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MacのCPU使用率が高くなる原因
アクティビティモニタでCPU使用率を確認すると、特定のプロセスが異常に大きな割合を占めていることがあります。中にはCPU占有率がほぼ100%近くまで達しているケースも。MacでCPU使用率が高くなる主な原因は以下の通りです。
- 同時に起動しているアプリが多すぎる
- 不要なログイン項目が大量に登録されている
- ウイルスやマルウェアへの感染
- CPUを占有する重いアプリの存在
- ストレージ(HDD/SSD)の不調
- システムエラー
- 不具合を起こしているアプリ
過度なCPU使用は、Macにさまざまなトラブルをもたらします。幸い、多くの場合は適切な対処によって問題を解決し、Macを本来の快適なパフォーマンスへと戻せます。ここからは、CPU使用率が高いときに試せる複数の解決策をご紹介します。
1. 不要なアプリやプロセスを終了する
アクティビティモニタでCPU使用率を確認したら、CPUを大量に消費しているアプリやシステムプロセスを特定しましょう。該当するプロセスをアクティビティモニタから終了すれば、CPUリソースを解放できます。作業中のファイルがある場合は、データの消失を防ぐため、終了前に必ず保存しておきましょう。
- Spotlight検索でアクティビティモニタを開きます。
- 「CPU」タブをクリックし、プロセスを降順に並べ替えます。
- 終了したいプロセスを選択し、上部の「✕」ボタンをクリックします。
- 表示されたダイアログで「終了」をクリックして確定します。

また、Appleメニューから「強制終了」を使ってアプリを強制終了することもできます。
- 画面左上のAppleロゴ()をクリックします。
- ドロップダウンメニューから「強制終了」を選択します。
- CPUを占有しているアプリを選択し、「強制終了」ボタンをクリックします。
- 再度「強制終了」をクリックして確定します。

2. ソフトウェアをアップデートしてMacを再起動する
古いバージョンのソフトウェアが、CPU使用率の高さを引き起こしていることもあります。Macを再起動する前に、利用可能なアップデートがないか確認しましょう。アプリとOSを最新版に更新するだけで、問題が解決することは少なくありません。
macOSのアップデートを確認・実行する:
- Appleメニューから「システム設定」(または旧バージョンでは「システム環境設定」)を開きます。
- 「一般」>「ソフトウェアアップデート」を選択します。
- 自動的にアップデートの確認が行われるまで待ちます。
- アップデートが見つかったら「今すぐアップデート」「今すぐ再起動」などをクリックし、画面の指示に従います。

Macのアプリをアップデートする:
- LaunchpadからApp Storeを開きます。
- サイドメニューの「アップデート」をクリックします。
- 該当するアプリをすべてアップデートします。
App Store以外からインストールしたアプリは、アプリ内の通知を確認してアップデートするか、開発元の公式サイトから最新版をダウンロードしてください。
macOSとアプリのアップデート後は、Macを再起動してフレッシュな状態で動作させましょう。
3. 不要なログイン項目・起動項目を削除する
ログイン項目や起動エージェントは、Macの起動時に自動的に読み込まれるため、CPUやその他の重要なリソースを圧迫する原因になります。不要な項目の自動起動をオフにすることで、システム速度を大幅に改善できます。
macOS Ventura以降の場合:
- Appleメニューから「システム設定」を開きます。
- 左サイドバーから「一般」を選択します。
- 右側のペインで「ログイン項目」をクリックします。
- 「ログイン時に開く」の項目を選択し、「−」ボタンで削除します。
- 「バックグラウンドで許可」セクションの各項目のトグルをオフにします。

macOS Monterey以前の場合:
- 画面左上のAppleメニューを開きます。
- 「システム環境設定」を選択します。
- 「ユーザとグループ」をクリックします。
- 「ログイン項目」タブを選択します。
- 削除したい項目を選択し、「−」ボタンをクリックします。

4. 問題のあるアプリをアンインストール・再インストールする
最新版にアップデートしたにもかかわらず、あるアプリがアクティビティモニタでCPU使用率の上位に居座り続ける場合は、一度そのアプリをアンインストールして問題を取り除くのも有効です。
アプリの削除方法はいくつかありますが、おすすめはCleanMyAppのような専用ツールを使う方法です。アプリ本体だけでなく、関連する残存ファイルも自動的に検出して削除できるため、手間をかけずに完全にアンインストールできます。
5. SMCおよびNVRAM/PRAMをリセットする
SMC(System Management Controller)は、キーボード、バッテリー、ファンなど、Macの重要なハードウェアの電力管理を担っています。NVRAM(不揮発性RAM)はOS関連の設定を保存し、Macの高速起動と安定動作を支えています。
これらのコンポーネントのいずれかに不具合が生じると、「kernel_task」というプロセスがCPU負荷を押し上げることがあります。SMCのリセットやNVRAMのリセットを行うことで、問題を解決し、Macに余裕を持たせられます。
6. ハードウェアの不具合を診断する
CPU使用率が高くなる原因は、ソフトウェア面だけとは限りません。ハードウェアの故障が原因である可能性もあります。Appleは明らかなハードウェアの問題を特定するためのツール「Apple Diagnostics」を提供しており、ロジックボード、メモリ(RAM)、バッテリー、ワイヤレス部品などの状態をチェックできます。
アクティビティモニタのCPUタブでプロセスが正常に見えるのに、CPU使用率が高い症状が出続ける場合は、ハードウェアを疑いましょう。Intel搭載Mac・Apple Silicon搭載Macそれぞれの手順でApple Diagnosticsを実行してみてください。
以上の解決策は、多くのケースに対応できる汎用的なものです。「WindowServerのCPU使用率が高い」など、特定のプロセスに起因するトラブルについては、さらに個別の対処法があります。以下の記事も参考に、MacでCPU使用率が高くなりやすい代表的なプロセスへの対策を学んでみてください。
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