LaCie外付けHDDからデータを復元する完全ガイド|消失原因と対処法を徹底解説
Seagate傘下の人気ブランドであるLaCieの外付けハードドライブは、高速な読み書き性能と優れた安定性で定評があり、バックアップ用ストレージや容量拡張の選択肢として多くのユーザーに愛用されています。
しかしながら、どんなハードドライブにも故障のリスクはつきものです。「ハードドライブには2種類ある。すでに壊れたものと、これから壊れるものだ」という言葉があるように、LaCieドライブも例外ではありません。
とはいえ、慌てる必要はありません。ハードドライブの障害は決して珍しいことではなく、大切なのは破損したLaCieドライブからファイルを取り出し、可能な限りドライブ自体を修復することです。実際に、LaCieドライブのユーザーからは次のような相談が寄せられています。
「Macで使っているLaCieのポータブル外付けHDDがあります。重要なプロジェクトに取り組んでいたところ、突然ドライブ名が『Untitled』と表示され、情報を見ると空になっています。どうすればデータを復元できますか?」
「古いLaCie d2 Quadraを持っています。以前、古い画像や動画を大量にバックアップしていたのですが、見返そうとMacに接続したところ、デバイスは表示されるものの中身が空で、取扱説明書と画像1枚しかありません。しかし、プロパティでは570GB使用中と表示されています。ファイルはそこにあるのに見えない状態です。LaCie Desktop Managerでもドライブが表示されません。どうすれば直せますか?」
このように、LaCieハードドライブはさまざまな原因によってデータ消失のリスクにさらされます。幸い、適切なツールや解決策を使えば、LaCieハードドライブからのデータ復元は十分に可能です。本記事では、そのための包括的なガイドをご紹介します。
まず知っておきたい:LaCieハードドライブでデータ消失が起こる原因
具体的な復元方法に入る前に、LaCieハードドライブでデータ消失が発生する主な原因を確認しておきましょう。原因を把握することで、ご自身の状況に最適な復元方法を選べるようになります。

- 誤ってファイルを削除した場合:新しいデータで上書きされていなければ、Macのゴミ箱やWindowsのごみ箱から復元できます。ゴミ箱からも消えてしまった場合は、Time Machineやファイル履歴のバックアップ、iBoysoft Data Recoveryなどのデータ復元ソフトを活用しましょう。
- ドライブをフォーマットした場合:フォーマット後でも、Time Machine、Windowsのファイル履歴、またはデータ復元ソフトを使えば失われたデータを取り戻せる可能性があります。
- ファイルシステムが破損した場合:ドライブが「Untitled」と表示され空に見える場合は、ファイルシステムが破損している恐れがあります。このケースではデータ復元ソフトでの復元が有効です。
- ウイルスやマルウェアに感染した場合:マルウェアやウイルスの攻撃でアクセスできなくなったドライブからも、データ復元ソフトを使えばファイルを取り出せることがあります。
- 物理的な損傷を受けた場合:水没、ほこり、高温などによる物理的損傷の場合、自力での復元は困難です。専門のデータ復元サービスに依頼するのが唯一の確実な方法です。
以上がLaCieハードドライブで起こりやすいデータ消失の主な原因です。ご自身の状況に合った復元方法をお選びください。それでは、具体的な復元手順を詳しく見ていきましょう。
LaCie外付けハードドライブからファイルを復元する方法
データ消失に気づいたら、まずすぐにドライブへの書き込みを中止してください。削除・紛失したファイルの痕跡が上書きされずに残るため、復元成功率を高められます。
データ消失の状況によって最適な復元方法は異なります。以下の中から、ご自身のケースに合った方法をお試しください。
方法1:Macのゴミ箱から復元する
誤ってファイルを削除した直後であれば、Macのゴミ箱から復元できる可能性があります。ゴミ箱はデフォルトで30日間アイテムを保持するため、期限内であればここから直接復元できます。
- Spotlight検索で「ゴミ箱」を開くか、Dockのゴミ箱アイコンをクリックします。
- スクロールして目的のファイルを探します。検索ボックスにファイル名や形式を入力すれば、目的のファイルだけを素早く絞り込めます。
- 復元したいファイルを選択し、「戻す」をクリックします。ファイルは元の場所に戻ります。

方法2:Windowsのごみ箱から復元する
Windowsで誤ってファイルを削除した場合も、ごみ箱から簡単な操作で復元できます。
- デスクトップのごみ箱アイコンをダブルクリックして開きます。
- 復元したいファイルを選択します。
- ファイルまたはフォルダを右クリックします。
- 「元に戻す」を選択します。または、ごみ箱ウィンドウの「ごみ箱ツール」タブから「選択した項目を元に戻す」をクリックしても構いません。
これでファイルは元の場所に戻ります。ファイルをドラッグしてデスクトップなど別の場所に移動することも可能です。
方法3:Time Machineのバックアップから復元する(Mac)
Time MachineはMacに標準搭載されたバックアップ機能で、許可しておけばファイルとその変更履歴を自動的に保存します。接続したLaCieドライブのバックアップをTime Machineで作成していれば、失われたファイルを簡単に復元できます。
- LaCieハードドライブをMacに正しく接続したままにします。
- Finderを開き、サイドバーのデバイス一覧から対象のドライブを選択します。
- メニューバーのTime Machineアイコンをクリックし、「Time Machineバックアップを表示」を選択します。

- 日時インジケーターを使って、復元したい時点のバックアップを選びます。
- 必要なファイルを見つけて選択し、「復元」をクリックします。
方法4:Windowsのファイル履歴から復元する
Windows PCにLaCieドライブを接続している場合、ファイル履歴機能でバックアップを作成していれば、失われたデータを復元できます。ただし、あらかじめファイル履歴でLaCieドライブのバックアップが有効化されている必要があります。
なお、最近のWindowsのアップデートでは外部ドライブへのバックアップサポートが廃止されています。運よくアップデート前にバックアップを作成していた場合は、この方法で復元できます。
- LaCieハードドライブをPCに正しく接続します。
- 外付けドライブを開き、ファイルを失ったフォルダへ移動します。
- フォルダ内またはドライブ内の空き部分を右クリックし、メニューから「プロパティ」を選択します。

- 「以前のバージョン」タブを開きます。
- 必要なファイルを選択し、「復元」ボタンをクリックします。データの上書きを避けるため、矢印をクリックして復元先を指定し、別の場所に保存するのがおすすめです。
方法5:iBoysoft Data Recoveryで復元する
iBoysoft Data Recoveryは、内部ドライブ・外付けハードドライブを問わず、ファイルの削除、フォーマット、消去、上書き、紛失など、さまざまなデータ消失シナリオに対応したデータ復元ソフトです。読み取れない、アクセスできない、フォーマット済み、破損、故障寸前といったドライブからでも復元を試みられます。
優れたディスクスキャン技術と復元アルゴリズムを備えており、セクター単位で失われたファイルの痕跡を探し出します。以下の手順でLaCieハードドライブのデータ復元を行えます。
- iBoysoft Data Recoveryを無料ダウンロードしてインストールします。なお、誤って削除したファイルがあったパーティションにはインストールしないでください。
- LaunchpadまたはSpotlight検索からデータ復元ソフトを起動します。
- ファイルを削除したLaCieハードドライブを選択し、「失われたデータを検索」をクリックしてスキャンを開始します。
- スキャン完了後、「プレビュー」をクリックしてファイルの内容を確認します。

- 復元したいファイルを選択し、「復元」をクリックしてデータ復元を実行します。

ファイルを復元したら、再びデータ消失に見舞われても大丈夫なよう、安全な場所に保存しておきましょう。
LaCieハードドライブが「Untitled」と表示され空に見えるときの対処法
LaCieハードドライブが「Untitled」と表示され中身が空に見える場合、ファイルシステムに問題が生じています。この場合は、ディスクユーティリティでドライブをフォーマットし、新しいファイルシステムを構築することで、再び正常に使えるようになります。
ただし、フォーマットするとドライブ上のすべてのファイルとフォルダが消去される点に注意してください。必ず事前にドライブ全体のバックアップを取ってから作業を行ってください。バックアップがない場合は、まずiBoysoft Data Recoveryなどでファイルを取り出してから進めましょう。
MacでLaCieハードドライブをフォーマットする手順は以下の通りです。
- LaCieハードドライブをMacに接続すると、ドライブがマウントされます。
- Launchpad → その他 → ディスクユーティリティの順に開きます。
- サイドバーから対象の外付けハードドライブまたはボリュームを選択し、ウィンドウ上部の「消去」ボタンをクリックします。
- ディスク名を入力し、フォーマット(ファイル形式)と方式(スキーム)を選択します。
- パーティションの設定を確認し、ウィンドウ下部の「消去」をクリックしてフォーマットを実行します。

- 「完了」をクリックすればすべての手順は終了です。ディスクユーティリティを終了しましょう。
まとめ
本記事では、LaCieハードドライブで起こりうるさまざまなデータ消失への対処法をまとめました。誤削除ならゴミ箱、バックアップがあればTime Machineやファイル履歴、それ以外のケースではデータ復元ソフトというように、どのようなトラブルに直面しても、状況に応じた復元手段が見つかります。
また、ドライブが「Untitled」と表示されて空に見える場合は、バックアップを取ったうえでドライブ全体をフォーマットすれば、再び正常な状態で使えるようになります。大切なデータを守るためにも、日頃からの定期バックアップを心がけることをおすすめします。
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