ディスクユーティリティでMacの起動ディスクをフォーマットする方法【2022年最新版】
macOSの再インストールに失敗した場合や、クリーンな状態で再インストールしたい場合には、起動ディスクのフォーマット(初期化)が必要になります。この記事では、Macの起動ディスクをフォーマットする方法を、手順ごとにわかりやすく解説します。
目次:
- 1. Macの起動ディスクをフォーマットするには?
- 2. ステップ1:MacをmacOS復元モードで起動する
- 3. ステップ2:ディスクユーティリティを開く
- 4. ステップ3:ディスクユーティリティで起動ディスクを選択する
- 5. ステップ4:名前とフォーマット形式を設定する
- 6. ステップ5:ディスクユーティリティを終了する
- 7. Macでハードドライブを消去できないときの対処法
- 8. よくある質問(FAQ)
Macの起動ディスクをフォーマットするには?
起動ディスクを消去すると、そこに保存されているすべてのデータが完全に失われます。作業を始める前に、重要なファイルのバックアップを必ず取っておきましょう。
OSのバージョンによってボタンの位置や背景色が多少異なる場合がありますが、全体的な手順は同じです。
起動ディスクをフォーマットする手順:
- ステップ1:MacをmacOS復元モードで起動する
- ステップ2:ディスクユーティリティを開く
- ステップ3:ディスクユーティリティで起動ディスクを選択する
- ステップ4:名前とフォーマット形式を設定する
- ステップ5:ディスクユーティリティを終了する
ステップ1:MacをmacOS復元モードで起動する
使用中のドライブはフォーマットできないため、起動ディスクをフォーマットするには、まずMacをmacOS復元モード(Mac Recovery mode)で起動する必要があります。なお、M1チップ搭載MacとIntelプロセッサ搭載Macでは、復元モードへの起動方法が異なる点に注意してください。
ユーティリティ画面が表示されれば、起動は完了です。パスワードを知っているユーザーを選択するよう求められるので、該当するユーザーを選んでパスワードを入力してください。
ステップ2:ディスクユーティリティを開く
macOSユーティリティ画面から「ディスクユーティリティ」を選択し、「続ける」をクリックします。
ステップ3:ディスクユーティリティで起動ディスクを選択する
メニューバーの「表示」から「すべてのデバイスを表示」をクリックすると、左側のサイドバーにマウント済みのすべてのドライブが一覧表示されます。
起動ドライブは通常「Macintosh HD」または「Home HD」、あるいは独自に設定した名前で表示されます。macOS Catalina以降では、MacのハードドライブはAPFSコンテナ内に2つのボリュームを持つ構成になっています。ひとつはOSが格納された起動ディスク「Macintosh HD」、もうひとつはユーザーデータが保存される「Macintosh HD - Data」です。
この場合、まずボリューム削除ボタン(-)をクリックして「Macintosh HD - Data」を削除します。他の内部ボリュームがある場合も同様に削除してください。「Macintosh HD - Data」を削除せずに再インストールを行うと、「Macintosh HD - Data - Data」という名前の別ボリュームが作成され、さまざまなエラーが発生する原因となります。
その後、起動ドライブ「Macintosh HD」を選択し、右上のメニューバーにある「消去」をクリックします。
注意:Macの正常な動作に必要な情報が含まれている「macOS Base System」というディスクイメージは、削除・消去しないでください。
ステップ4:名前とフォーマット形式を設定する
ダイアログボックスが表示されたら、起動ドライブの名前を入力するか、デフォルトの「Macintosh HD」のままにします。次に「フォーマット」の横にあるポップアップメニューをクリックし、ファイルシステムを選択します。
ファイルシステムの選択肢はOSのバージョンによって異なります。以下の一覧を参考にしてください。
macOS 10.13(High Sierra)以降を使用している場合:
- APFS:デフォルトのファイルシステムです。暗号化や大文字小文字の区別が必要ない場合は、このまま選択しておきましょう。
- APFS(暗号化):より高いセキュリティが必要な場合はこちらを選びます。
- APFS(大文字/小文字を区別):大文字と小文字を区別するファイルシステムに慣れている場合はこちらを選択します。この設定では「VIDEO」と「video」は別々のフォルダとして扱われます。
- APFS(大文字/小文字を区別、暗号化):高いセキュリティと大文字小文字の区別を両立させたい場合に選びます。
macOS 10.12(Sierra)以前を使用している場合:
- Mac OS拡張(ジャーナリング):暗号化や大文字小文字の区別が必要ない場合はこちらを選択します。
- Mac OS拡張(ジャーナリング、暗号化):セキュリティを強化したい場合はこちらを選びます。
- Mac OS拡張(大文字/小文字を区別、ジャーナリング):大文字と小文字を区別するファイルやフォルダを扱いたい場合に選択します。
- Mac OS拡張(大文字/小文字を区別、ジャーナリング、暗号化):大文字小文字の区別と高いセキュリティを求める場合に選びます。
用途に応じてファイルシステムを選択するか、デフォルトのまま変更しないことも可能です。詳細については「APFSとMac OS拡張の違い」を参照してください。
名前とフォーマット形式の設定が完了したら、「消去」をクリックして起動ディスクを消去します。求められた場合はApple IDを入力してください。
ステップ5:ディスクユーティリティを終了する
画面左上のメニューバーから「ディスクユーティリティ」をクリックし、「ディスクユーティリティを終了」を選択してユーティリティ画面に戻ります。ウィンドウ左上の赤い×ボタンで閉じることもできます。その後、Command + Qキーを押して復元モードを終了するか、「macOSを再インストール」を選択して「続ける」をクリックすれば、フォーマット済みの起動ディスクでMacを再度起動できます。
Macでハードドライブを消去できないときの対処法
起動ドライブはmacOS復元モードでのみフォーマット可能です。通常どおり起動した状態では、ディスクユーティリティ上でグレーアウト(選択不可)になっています。
復元モードで起動しても起動ディスクが表示されない場合は、Appleメニューから「システム終了」を選択し、Macに接続しているすべての機器を取り外してから、再度起動してみてください。
それでも解決しない場合は、Appleサポートへの問い合わせをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
Q1. Macのデータを完全に消去して再インストールするには?
A. Macのすべてのデータを消去してmacOSを再インストールするには、まずMacを復元モードで起動し、Macのハードディスクを消去します。その後「macOSを再インストール」を選択し、画面の指示に従って操作を進めてください。
Q2. 「Macintosh HD - Data」を消去する必要はありますか?
A. 単にmacOSを再インストールしたいだけであれば、「Macintosh HD」や「Macintosh HD - Data」を消去する必要はありません。
ただし、macOSの再インストールに失敗した場合や、Macを売却・譲渡する予定がある場合は、「Macintosh HD - Data」やその他の内部ボリュームを削除してから「Macintosh HD」をフォーマットしてください。
なお、「Macintosh HD - Data」を削除せずにmacOSの再インストールやダウングレードを行うと、「Macintosh HD - Data - Data」という名前のボリュームが新たに作成される可能性がある点にご注意ください。
Q3. Macの起動ドライブに適したフォーマット形式は?
A. macOS High Sierra以降なら「APFS」、macOS Sierra以前なら「Mac OS拡張(ジャーナリング)」が適しています。
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