MacにLinuxを簡単にインストールする方法|初心者向け完全ガイド
Linuxは自由に利用できるオープンソースのOSで、お使いのコンピューターにインストールできます。WindowsやmacOSと比べて、自由度の高さ、セキュリティの強さ、プライバシー保護、そして優れたカスタマイズ性といった多くのメリットがあります。Macをお持ちで、新しいオープンソースOSを試してみたい方は、この記事の手順に従ってMacにLinuxをインストールしてみましょう。
LinuxとmacOSをデュアルブートで併用したい場合は、Linux用のパーティションを作成する必要があります。そのためには、内蔵ハードディスクを分割しなければなりません。以下にその方法を紹介します。
Part 1. Linuxディストリビューションの選び方
MacにLinuxをインストールする前に、まずどのディストリビューション(種類)を選ぶかを決めましょう。選択によって、デスクトップ環境や使用感が大きく変わります。代表的なディストリビューションは以下の通りです。
- Ubuntu:最も広く使われているディストリビューションのひとつ。初心者に最適で、macOSに近い操作感を提供します。
- Linux Mint:2006年頃に登場したディストリビューション。Windowsライクな操作性が特徴で、CinnamonやMateなど複数のデスクトップ環境から選べます。
- Debian:サーバー用途に適したディストリビューション。UbuntuやMintよりセットアップが難しい反面、高い安定性と豊富な機能を備えています。
- Fedora:DNF、RPM、GNOMEなど先進的な技術を採用したディストリビューション。デスクトップ環境がやや複雑なため、初心者にはおすすめできません。
後々のトラブルを避けるためにも、インストール予定のシステムについて事前に理解を深めておきましょう。特別な理由がなければ、ユーザー数が多く、困ったときにコミュニティから助けを得やすいUbuntuから始めるのがおすすめです。
Part 2. MacにLinuxをインストールする手順
MacにLinuxをインストールするには、あらかじめ8GB以上の容量があるUSBメモリを用意してください。なお、この方法では現在のmacOS環境が消去され、復元できる可能性はほぼありません。また、macOSとLinuxのデュアルブート構成は正常に動作しないため、注意が必要です。以下の手順に従って進めてください。

- UbuntuなどインストールしたいLinuxディストリビューションのISOファイルをダウンロードします。ファイルは「ダウンロード」フォルダに保存されます。
- 次に、LinuxのインストーラーをUSBメモリへ書き込むためのツールEtcherをダウンロードしてインストールします。
- Etcherを起動し、設定画面を開きます。「Unsafe Mode」にチェックを入れ、「Yes」を選んで続行します。
- イメージを選択する項目をクリックし、手順1でダウンロードした.isoファイルを指定します。
- USBメモリをMacに接続します。
- 「Select Drive」の下にある「Change」をクリックし、USBメモリと同じ容量のドライブを選びます。
- 「Flash」ボタンを押して書き込みを開始します。
- 書き込みが完了したら、Macの電源を切り、USBメモリを取り外します。
- USBメモリを再びMac(またはLinuxをインストールしたい別のPC)に接続します。
- 電源を入れると同時にOption(⌥)キーを押し続けます。
- 起動画面で「EFI Boot」を選択します。
- Ubuntuのインストールメニューが表示されます。「Try Ubuntu/Install Ubuntu」の選択肢が現れた時点で、キーボードの「e」キーを押します。
- 起動オプションの編集画面が開くので、「linux」で始まる行にある「quiet splash」の直前に「nomodeset」という文字列を追加します。
- F10キーを押して変更を保存します。
- Ubuntuがトライアルモードで起動します。
- 「Install Ubuntu」ボタンをクリックします。
- 言語を選択して続行します。
- 「サードパーティ製ソフトウェアをインストールする」にチェックを入れて続行します。
/dev/sdbに関する警告が表示されたら「Yes」を選択します。- 「ディスクを削除してUbuntuをインストール」を選択し、続行ボタンを押します。
- インストール先として内蔵ハードディスクを指定し、「Install Now」をクリックします。
- 地域(タイムゾーン)を選択して続行します。
- キーボードレイアウト(入力方式)を選択して続行します。
- 使用するユーザー名とパスワードを入力します。
- 「Continue」を押すと、Linuxディストリビューションのインストールが始まります。
- インストールが完了すると、Macの再起動を求められます。
- 再起動後、設定したユーザー名とパスワードでログインすれば、Ubuntuを使い始められます。

注意:手順20以降ではディスク全体をUbuntuに割り当てるため、macOSは完全に削除されます。macOS環境を残しておきたい場合は、2つのパーティションを作成してください。たとえば、macOS用に小さめの8GB程度の領域を、Linux用により大きな1000GB程度の領域を確保します。
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