Microsoft Edgeのツールバーに「ホーム」ボタンを追加・削除する方法【ステップバイステップガイド】
ブラウザーの「ホーム」ボタンは、Microsoft Edgeのツールバー上に表示されるアイコンで、クリックひとつであらかじめ設定したホームページへ素早く戻ることができます。使い方によっては、このボタンを追加したい場合もあれば、逆に非表示にしたい場合もあるでしょう。既定ではホームボタンは無効になっています。本記事では、ブラウザーの設定から有効化・無効化する基本的な方法に加え、レジストリエディターやローカルグループポリシーエディターを使って設定を強制適用する方法まで、詳しく解説します。
Microsoft Edgeでホームボタンを追加・削除する3つの方法
Microsoft Edgeの設定画面から行う方法は、パソコン上のすべてのユーザーが利用できる標準的な手段です。一方、グループポリシーエディターやレジストリエディターを使う方法では、選択した設定がブラウザーに強制適用されるため、ユーザーがブラウザーの設定から自由に変更できなくなります。共有PCや組織での端末管理に特に役立つ方法です。
1. ブラウザーの設定からホームボタンを構成する
最も簡単で一般的なのが、Edgeに組み込まれた設定を利用する方法です。「外観」セクションにある「ホームボタンを表示する」というオプションのオン・オフで、ホームボタンの表示を切り替えられます。また、ボタンをクリックしたときの動作も選択可能で、「新しいタブページ」を開くか、特定のWebサイトへ移動するかを指定できます。
- デスクトップのショートカットをダブルクリックするか、Windows検索からMicrosoft Edgeを起動します。
- 右上隅の「設定など(Alt+F)」ボタンをクリックし、メニューから「設定」を選択します。
- 左側のペインから「外観」を選びます。「ホームボタンを表示する」のトグルスイッチを切り替えると、ツールバーの表示が即座に更新されます。
- ホームボタンを追加した場合は、その動作を設定できます。「新しいタブページ」を選べば新規タブが開き、「URLを入力する」を選べば任意の特定サイトへ移動します。
2. レジストリエディターでホームボタンを構成する
Windowsレジストリは、Windows本体やインストール済みアプリの設定情報を保存するデータベースであり、Microsoft Edgeへの変更もここに記録されます。この方法はグループポリシーエディターの代替手段として使えます。すでにグループポリシーで設定済みの場合は、レジストリにも自動的に反映されるため、新たな操作は不要です。直接レジストリを編集する際は、存在しないキーや値を自分で作成してください。作業前のバックアップ取得を強くおすすめします。
- Windows + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「regedit」と入力してEnterキーを押し、レジストリエディターを起動します。UAC(ユーザーアカウント制御)の確認画面が表示されたら「はい」をクリックします。
- 念のためレジストリのバックアップを作成する場合は、「ファイル」メニューから「エクスポート」を選択し、任意の名前と保存先を指定して「保存」をクリックします。
- レジストリエディターで以下のパスへ移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge
- 「Edge」キーが存在しない場合は、「Microsoft」キーを右クリックし、「新規 > キー」を選んで「Edge」という名前で作成します。
- 「Edge」キーを選択した状態で右側ペインを右クリックし、「新規 > DWORD(32ビット)値」を作成します。名前は「ShowHomeButton」にします。
- 「ShowHomeButton」をダブルクリックし、表示されたウィンドウで値のデータを設定します。「0」でホームボタンを削除、「1」でツールバーに追加されます。
- 変更がすぐに反映されない場合は、パソコンを再起動してください。
- 設定を元に戻したいときは、レジストリエディターで作成した値を削除するだけでOKです。
3. ローカルグループポリシーエディターでホームボタンを構成する
ローカルグループポリシーエディターには、さまざまな設定項目が用意されており、該当するポリシーを開いて調整するだけで設定できます。ただし、最新版のMicrosoft Edge(Chromium版)のポリシー設定は、システムに既定で含まれていない場合があるため、事前に最新のポリシーテンプレートファイルをダウンロードしておく必要があります。
- ブラウザーでMicrosoftの公式サイトにアクセスし、使用中のMicrosoft Edgeのバージョンを選択して「POLICY FILES を取得」ボタンをクリックします。
- zipファイルのダウンロードが完了したら、WinRARなどのツールで展開します。
- 展開したフォルダー内の「MicrosoftEdgePolicyTemplates\windows\admx」を開き、「msedge.admx」と言語に対応した「msedge.adml」ファイルを「C:\Windows\PolicyDefinitions」にコピーします。
注意: ADML言語ファイルは、言語コード(例:「en-US」「ja-JP」)が付いたサブフォルダー内に格納されています。そこから同じ場所へコピーしてください。
- Windows + Rキーを押し、「gpedit.msc」と入力してEnterキーを押すと、ローカルグループポリシーエディターが開きます。
- グループポリシーエディターで以下の場所へ移動します。
コンピューターの構成\管理用テンプレート\Microsoft Edge\スタートアップ、ホームページ、および新しいタブ ページ
- 「ツールバーに [ホーム] ボタンを表示する」をダブルクリックして設定画面を開きます。ホームボタンを追加する場合は「有効」を、削除する場合は「無効」を選択します。
- 最後に「適用」または「OK」をクリックして変更を保存します。
- 既定の状態に戻したいときは、手順6で「未構成」に変更すれば、いつでも元に戻せます。
著者について

Kevin Arrows(ケビン・アローズ)
ケビン・アローズは、10年以上の業界経験を持つテクノロジースペシャリストです。Microsoft認定テクノロジースペシャリスト(MCTS)の資格を保有し、常に最新の技術トレンドを追いかけることに情熱を注いでいます。ソフトウェア開発、サイバーセキュリティ、クラウドコンピューティングなど、幅広い技術分野に関する記事を数多く執筆しており、その専門性と知識の深さは業界内でも高く評価されています。特に、複雑な技術的概念をわかりやすく簡潔に説明する能力には定評があります。
-
Windows・AndroidでChromeのタブ自動再読み込みを停止する5つの解決策
WindowsやAndroidでChromeを使っていると、「タブを切り替えた瞬間にページが勝手に再読み込みされる」「ChromeやPCを再起動すると、開いていたタブがすべてリロードされてしまう」といった経験はないでしょうか。本記事では、Chromeが既存のタブを自動的に再読み込みしないようにするための、簡単で効果的な解決策をわかりやすく解説します。 なぜChromeはタブを自動再読み込みするのか? この現象の主な原因は、Chromeの「タブ破棄(Automatic Tab Discarding)」という省メモリ機能です。Chromeはメモリ使用量が上限に近づくと、バックグラウンドで開いて
-
【要注意】「重大なChromeアップデート」詐欺の仕組みと完全駆除ガイド
マルウェア制作者の悪知恵は尽きることがありません。Google Chromeのアップデートを装った詐欺は以前から存在していましたが、近年ではさらに進化した新たな手口——いわゆる「重大なChromeアップデート詐欺(Critical Chrome Update Scam)」が横行しています。そもそも、標準設定のChromeがユーザーの閲覧を中断してアップデートを促すことはありません。そのため、Google Chromeでの閲覧中にこの種のメッセージが突然表示された場合は、PUP(潜在望ましくないプログラム)やブラウザハイジャッカーに感染している可能性が極めて高いと判断できます。なお、このマルウェ