対応デバイスにAndroid 12パブリックベータをインストールする完全ガイド
Android 12(開発コード名「Snow Cone」)は、Android OSファミリーの次期メジャーリリースです。GoogleはI/O 2021の基調講演でこのOSを発表し、数か月にわたる開発者向けビルドの提供を経て、ついに日常使用に耐えうる完成度に達しました。Beta 4の時点でプラットフォームの安定性が十分に確保されたため、Googleは一般ユーザーにも門戸を開き、パブリックベータとして公開しています。ただし、すべてのスマートフォンが対応しているわけではなく、ベータ版は一部のデバイスのみに提供されています。

メジャーアップデートだけに、Android 12に搭載された新機能を早く試したいという声は多く、その期待にも十分な理由があります。現時点ではまだベータ版のため、所々でバグに遭遇する可能性がありますが、正式版のリリースを待ちきれず今すぐ体験したい方にとっては絶好の機会です。本記事では、Android 12パブリックベータのインストール方法を詳しくご紹介します。
Android 12の対応デバイス
作業を始める前に、まずお使いのデバイスがAndroid 12ベータプログラムに対応しているかを確認しましょう。対象はGoogle製のPixelシリーズだけでなく、AsusやOppoなど他社製のデバイスも含まれています。以下がAndroid 12ベータに対応しているスマートフォンのリストです。
- Pixel 3 XL / 3 / 3A / 3A XL
- Pixel 4 / 4 XL / 4A / 4A 5G
- Pixel 5
- OnePlus 9 / OnePlus 9 Pro
- Oppo Find X3 Pro(モデル番号:CPH2173)
- Vivo iQOO 7
- Xiaomi Mi 11 / Mi 11 Ultra / Mi 11i / Mi 11X Pro
- ZTE Axon 30 Ultra 5G
- その他、Realme・Sharp・Tecnoの一部モデル
Android 12パブリックベータのインストール方法
Android 12パブリックベータをスマートフォンにインストールする方法はいくつかあります。最も簡単なのは「Android Beta Program」を利用する方法です。なお、本記事で紹介する手順は主にPixelスマートフォン向けのものですが、その他の対応デバイスにインストールしたい場合は、公式ページからお使いのブランドを選択すれば、それぞれのインストール手順が案内されます。
それでは、PixelデバイスにAndroid 12ベータをインストールするための、以下の2つの方法を順番に見ていきましょう。
方法1:Android Beta Programからインストール
- Android Beta Program経由でAndroid 12ベータを入手するには、まずAndroid Betaポータルにアクセスします。

- ベータポータルで、スマートフォンに紐づいているGoogleアカウントにサインインします。

- デバイス一覧から対象のデバイスを選択し、Opt-inボタンをタップします。
- その後、画面の指示に従うだけで、Android 12ベータのOTA(無線経由)ダウンロードが自動的に開始されます。
方法2:Android Flash Toolからインストール
Android Beta Programに加えて、「Android Flash Tool」を使ってAndroid 12ベータをインストールすることもできます。これはADB開発者ツールのWeb版のようなもので、動作にはPCが必要になります。作業を始める前に、開発者向けオプションから「USBデバッグ」と「OEMロック解除」を有効にしておく必要があります。手順は以下の通りです。
事前準備:USBデバッグとOEMロック解除を有効にする
- まず、スマートフォンで設定アプリを開きます。
- 画面を一番下までスクロールし、端末情報をタップします。

- さらに一番下までスクロールし、ビルド番号を素早く7回連続でタップします。

- 成功すると「これでデベロッパーになりました!」というメッセージが表示されます。

- 設定に戻り、システムを開きます。
- 開発者向けオプションをタップします。

- 開発者向けオプション内で、USBデバッグとOEMロック解除を有効にします。

「USBデバッグ」と「OEMロック解除」を有効にしたら、以下の手順に従ってAndroid Flash ToolでAndroid 12ベータをインストールします。なお、フラッシュ作業では端末内のデータが消去される場合があるため、事前に重要なデータのバックアップを取っておくことを強くおすすめします。
Android Flash Toolでのインストール手順
- まず、PixelスマートフォンをノートパソコンまたはPCに接続します。こちらのリンクからGoogle USBドライバーをダウンロードしてください。サイトにはドライバーのダウンロードとインストール方法が詳しく記載されているので、それに沿って進めれば問題ありません。
- Google USBドライバーのインストールが完了したら、こちらからAndroid Flash Toolのサイトを開きます。Google Chromeブラウザでのアクセスが必要なので、必ずChromeを使用してください。
- サイト上でGet Startedボタンをクリックします。

- ポップアップウィンドウが表示されるので、ADBキーへのアクセスを許可します。Allow ADB accessボタンをクリックしてください。

- アクセスを許可したら、Add new deviceボタンをクリックします。
- アドレスバーの下にプロンプトが表示され、接続中のデバイスが表示されます。自分のデバイスを選択してConnectボタンをクリックします。
- その後、Select a device to flashメニューでFlash Buildボタンをクリックします。

- 最後に、ドロップダウンメニューから利用可能な最新のベータバージョンを選択し、Installボタンをクリックします。

- すると、Android Flash Toolが選択したベータビルドのダウンロードを開始し、スマートフォンへのインストールを実行します。
- 処理が完了するまで待ちましょう。完了すれば、Android 12ベータのインストールは成功です。
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