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Raspberry PiをRaspbian Busterにアップグレードする方法【手順を解説】

Raspberry PiをRaspbian Busterにアップグレードする方法【手順を解説】

Raspberry Pi 4Bは2019年6月末に発売され、それと同時にRaspberry Pi公式OSであるRaspbianの新バージョンもリリースされました。その直後、RaspbianのベースとなっているDebianも最新版「Debian 10 Buster」を公開しています。

Debianのフレームワークがすでに整備されているおかげで、Raspberry PiのOSアップグレードは非常に簡単です。さらに、既存のRaspbian環境を新しいRaspberry Pi 4で使いたい場合でも、Busterにアップグレードすればそのまま移行できます。

1. まずはRaspberry Piを最新状態に更新する

アップグレード作業の前に、現在のRaspbianが完全に最新の状態になっていることを確認しましょう。アップグレード時のバージョン間の差が小さいほど、トラブルのリスクは低くなります。大きくバージョンを飛ばして更新すると、解決が難しい競合が発生し、システムが恒久的に壊れてしまう可能性もあります。Raspbianは、完全に更新されたStretchからBusterへスムーズに移行できるよう設計されているため、まず最新状態にしておくのが最善のルートです。

まずRaspberry Piにアクセスします。モニターが接続されているなら、ターミナルを開くだけでOKです。ヘッドレス環境(モニターなし)で運用している場合は、SSHで接続する必要があります。Windows 10ユーザーは標準搭載のOpenSSH機能を利用でき、MacやLinuxユーザーはターミナルからSSHコマンドを使えます。

ssh pi@raspberrypi

接続したら、現状のままパッケージの更新とアップグレードを実行します。

sudo apt update && sudo apt upgrade

処理時間はPiの状態によって異なります。パッケージのインストールを確認し、完了まで待ちましょう。完了後は、一度再起動して再接続することで、システムが最新のカーネルで動作していることを確認できます。

sudo reboot

2. ソースファイルを編集する

Piが再起動してオンラインに戻り、再接続できたら、アップグレードの準備に取りかかりましょう。RaspbianはDebianと同様に、「/etc/apt/sources.list」という設定ファイルでソフトウェアリポジトリを管理しています。このファイルには、どのバージョンのOSからパッケージを取得するかも記述されています。つまり、このファイルの「Stretch」を「Buster」に書き換えれば、Raspbian自身をアップグレードできるようになります。

Pi標準のNanoテキストエディタでソース設定ファイルを開きます。

sudo nano /etc/apt/sources.list

ファイルは下の画像のような内容になっているはずです。

Raspberry PiをRaspbian Busterにアップグレードする方法【手順を解説】

ファイル内のすべての「Stretch」という記述を「Buster」に変更します。編集後は下の画像のようになります。

Raspberry PiをRaspbian Busterにアップグレードする方法【手順を解説】

編集が終わったら、ファイルを保存してエディタを終了してください。

3. ディストリビューションアップデートを実行する

ファイルの準備ができたら、Raspberry Pi上でディストリビューションアップデートを実行し、必要なパッケージをすべてダウンロードして、正式に新バージョンBusterへ切り替えます。Piのターミナルで以下のコマンドを実行して、プロセスを開始しましょう。

sudo apt update && sudo apt dist-upgrade

リポジトリの更新と必要パッケージの確認が終わると、パッケージマネージャーが「新しいパッケージをインストールして新リリースへアップグレードするかどうか」を尋ねてきます。確認してアップグレードを開始してください。

この作業には時間がかかります。特に古いモデルのPiやWi-Fi接続環境では顕著です。焦らず、すべての処理が完了するまで待ちましょう。完了すればシステムが通知してくれます。

4. 再起動して動作を確認する

Raspbian Busterを使い始める前に、もう一度Piを再起動する必要があります。

sudo reboot

Piがオンラインに戻ったら、再度アクセスします。以下のコマンドを実行すれば、Busterが正しく動作しているかを確認できます。

cat /etc/*-release
Raspberry PiをRaspbian Busterにアップグレードする方法【手順を解説】

表示結果が画像のようになっていれば、あなたのRaspberry PiはBusterで稼働しており、すべて完全に最新の状態です。これでmicroSDカードをRaspberry Pi 4に差し替えてそのまま使うことも、今のPiで最新ソフトウェアのまま使い続けることも可能です。

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