KubuntuのKonsoleでターミナルを透明な壁紙のように設定する方法
Linuxで日々ターミナルを活用している方なら、デスクトップの壁紙のように常に表示されるターミナルがあったら便利だと感じたことはないでしょうか。Linuxのターミナルには豊富なカスタマイズオプションが用意されています。この記事では、Kubuntuに標準搭載されているKonsoleを使って、ターミナルを透過した壁紙のように設定する方法を詳しく解説します。
Konsoleの配置位置を固定する
まず、Konsoleが画面上のランダムな位置に表示されないようにしましょう。起動するたびに同じ位置・同じサイズで表示されるのが理想です。幸い、KDEにはアプリケーションごとのウィンドウ設定機能が備わっているので、これを活用します。
Konsoleのタイトルバーを右クリックし、「その他のアクション → 特殊なウィンドウ設定…」を選択します。
「位置」と「サイズ」を有効にして「記憶する」に設定します。さらに、「垂直方向に最大化」も有効にし、「初期適用 → はい」に変更しましょう。設定を有効化して「OK」でダイアログを閉じます。
次のステップに進む前に、Konsoleウィンドウを毎回表示させたい場所へ移動しておいてください。次のステップではウィンドウの装飾(タイトルバー)を削除するため、その後に位置を調整するのは難しくなります。
Konsole本体を設定する
Konsoleのメインメニューから「設定 → Konsole を設定…」を開きます。
まず「デフォルトでメニューバーを表示する」を無効にします。すぐにメニューが隠れるわけではありませんが、非表示状態を記憶するようになります。
続いて「ウィンドウのタイトルバーとフレームを削除する」を有効にします。
ここまでの調整で、目的の形にかなり近づきました。お好みの位置とサイズで浮遊するコンソールウィンドウが手に入っているはずです。残る問題は2つ。邪魔なメニューバーと、透過されていない点です。
1つ目の問題は「デフォルトでメニューバーを表示する」を無効にすることで半分解決済みです。ここで一度、これまでの設定が正しく機能しているか確認しましょう。Ctrl + Shift + Mを押してメニューバーを非表示にします。その後、Konsoleを閉じて再起動してください。同じ画面位置・同じサイズで、メニューバーのない「純粋な」コンソールウィンドウがデスクトップに浮かんでいれば成功です。いよいよ最終ステップ、透過設定に移ります。
プロファイルを編集して透過させる
Konsole内で右クリックし、ポップアップメニューから「現在のプロファイルを編集…」を選択します。
「外観」グループの「色とフォント」タブに移動し、テーマ一覧から好みのものを選びます。その後、ウィンドウ右側の「編集」ボタンをクリックしてください。
「背景の透過率」の値を上げていきます。あまり上げすぎると文字が読みにくくなるので、適度な値にとどめておくことをおすすめします。
環境によって挙動は異なるかもしれませんが、「背景をぼかす」オプションは筆者の環境ではうまく機能しませんでした。むしろ透過が無効になり、ウィンドウが不透明になってしまいました。もし透過がうまくいかない場合は、このオプションが無効になっているか確認してください。
まだウィンドウを閉じないでください!もう1つ調整すべき項目があります。外観に関連していますが、使いやすさにも影響するため独立したタブに用意されているものです。それがスクロール設定です。
「スクロール」のオプション群に移動し、「スクロールバーの位置」を「非表示」に設定します。この設定を変更しないと、スクロールバーがデスクトップ上に常に表示されたままになってしまいます。「非表示」にすれば、必要なときだけ表示されるようになります。
仕上げの調整
理論上は、これで目標達成です。壁紙が透けて見える透明なターミナルが、他のウィンドウの背後に配置できました。ただし、クリックしたときに他のウィンドウより前面に出る挙動が気に入らない場合は、Konsoleを常にすべてのウィンドウの背面に置き、まるで壁紙に固定されているような状態にすることもできます。
そのためには、再びKDEの「特殊なウィンドウ設定」を開きます。今度は「配置とアクセス」タブに移動し、「下層に保持」を有効にして「強制 → はい」に変更します。
次に、ログイン時にKonsoleを自動起動する方法です。単純に自動起動リストに追加するだけでは不十分です。Plasmaのエフェクトが適用される前に起動してしまうため、透過が失われてしまうからです。幸い、回避策があります。
お好みのテキストエディタを開き、任意の場所に新しいスクリプトを作成しましょう。筆者はホームフォルダに「Scripts」ディレクトリを作って管理しています。スクリプト名は「delayed_konsole.sh」などが分かりやすいでしょう。中身は以下の通りです:
#!/bin/bash
{
sleep 10
konsole &
}
保存してエディタを終了します。次に、KDEのメニューで「autostart」と入力し、「自動起動(自動的に開始されるアプリケーション)」を選択します。
表示されたウィンドウで「スクリプトを追加」をクリックし、作成したスクリプトを選択します。
以上で完了です。デスクトップからログアウトし、再ログインしてみてください。計画どおりにいけば、少し遅延した後に透明なKonsoleウィンドウが現れるはずです。もし透過されずに既に表示されている場合は、スクリプト内の遅延時間(sleepの秒数)を増やしてください。
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